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L-tra.|障害予防→パフォーマンスアップ情報配信

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スポーツ指導者のためのトレーニングマガジン!野球・サッカー・バスケの現場で活躍するトレーナー(理学療法士・柔道整復師)が、各競技に特化した「怪我予防のためのストレッチやトレーニン…
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2019年8月の記事一覧

キック動作の股関節痛予防とパフォーマンスアップトレーニング!!

夏休みも残りあとわずかとなり、高校サッカー界は冬の全国大会出場を賭け、各地で地区予選が始まりましたね! 特に3年生のみなさんは高校サッカーの集大成となる大会ですから、思いっきり楽しんでもらいたいですね! さて、前回までサッカー選手特有の股関節痛(グローインペイン症候群)に対する股関節痛の予防トレーニングまでお話ししていきました。 (まだ読まれていない方はぜひこちらも読んでください!) 今回は股関節痛のない選手の特徴を抑えつつ、キック動作の股関節痛の予防とパフォーマンスア

オスグッドの予防 -姿勢・フォームの修正 編-

今回はオスグッドの原因となる姿勢・フォームについてお話しさせていただきます!! 成長期になると骨が急激に重く・長くなることで身体がアンバランスとなり、姿勢やフォームが崩れることが多々あります。 また中学生から本格的にスポーツを始める子も少なくないため、怪我の予防に良い姿勢や正しいフォームの獲得はとても重要となります!! 「姿勢・フォームを改善する」というと難しく考えてしまいがちですが、 「固いところを伸ばす」 「動かないところを動かす」 というシンプルな考えで良い

野球肘の「現場対応」

連日、高校野球・甲子園の話題で賑わっており、 昨日でベスト4が決定しました。 毎試合とも魅力的な試合ばかりです。 各チームともそれぞれカラーがありますが、 試合を作れる投手が豊富にいるチームは やはり強い印象がありますね! 今回は、 野球肘の現場対応についてお話したいと思います。 現場対応といっても痛みがあれば、 基本的には「投球を避ける」ことが最善の対応 になります。 ただ、痛みが出てからだけでなく、 「痛みが出る前の対応」 が選手を守る上でとても大切な役割と

肩が外れた!?肩関節脱臼のスポーツ現場での対処とは?

こんにちは! 中国で開催されるバスケットボールのワールドカップが近づいてきましたね。 今回はNBAでドラフト指名された八村塁選手をはじめ、有力な若手の選手も揃っており史上最強のメンバーとも言われています。 予選ラウンドではアメリカ代表とも対戦が控えているので 今から非常に楽しみです! さて今回はスポーツ現場で肩が外れてしまった時の対処方法について解説していきます。 いわゆる「肩が外れた」状態は 肩関節脱臼という怪我のことを指します。 「足首の捻挫は癖になる」

5種類のトレーニングで股関節痛を予防!-ポイントは〇〇をなくす!?-

いよいよヨーロッパサッカーが開幕しましたね! なによりも皆さんの注目はレアル・マドリードの久保健英選手ですよね!? 今シーズンどんなパフォーマンスをしてくれるのか楽しみでしかないですね! レアル・マドリードといえば、監督のジダンも現役時代はスーパースターでしたね。 ただ、ジダン監督も現役時代はグローインペイン症候群による股関節痛に悩まされていたとか。 日本人選手でも中田英寿さんやゴン中山こと中山雅史さん、現役選手でいえば中村俊輔選手や長谷部誠選手もこの痛みに悩まされたそ

オスグッドの予防ー前ももを柔らかくする方法—

前回の話で、オスグッドの原因は大腿四頭筋(前もも)の硬さと不良姿勢であることがわかりました。 今回は、大腿四頭筋の柔軟性を改善するためのポイントをお伝えし、日々のケアや予防トレーニングのメニューとして参考にしていただければと思います。 前回のおさらいです。 大腿四頭筋(前もも)の柔軟性テスト 方法:①お尻が動かないように抑える    ②反対の手で足首を持ち膝を曲げる    ③前面に伸長感が出たら計測    ④踵とお尻の距離を測る 踵とお尻の距離が5cm以

「投球制限」と野球肘

今日、夏の甲子園の話題で盛りあがっていますが、 高校野球で投手の投球数制限の問題も連日議論されています。 大会による一発勝負の試合の中、 勝つために同じ選手が連投し続けることで、 一選手の負担を増やしてしまい、 故障を抱え野球選手としての選手生命に 影響するケースも珍しくありません。 私が医療機関やスポーツ現場で 選手や指導者・保護者の方より受ける質問として、 「どのくらい投げると投げすぎなのか?」 「投げなければ痛みはでないのか?」 とよく問われます。 明確な答え

熱中症は防げる!正しい水分補給できていますか?

はじめまして。 まずはこのNoteをご覧になっていただきありがとうございます! 千葉県松戸市のメディカルフィットネスで柔道整復師・トレーナーとして勤務している 宮田洋佑(ミヤタ ヨウスケ)と申します。 メディカルフィットネス以外では 千葉県内の男子バスケットボール部にもトレーナーとしても帯同をしています。 このnoteでは私が育成年代のバスケットボールにおける 怪我の予防・パフォーマンスアップ・健康管理のために必要な知識を 選手・指導者の方向けに解説していきたいと思い