アメリカンソフトクッキー

寒さがあしをくすぐって 目覚めてしまった
アメリカンソフトクッキー が食べたい
デジタルカメラで映しても 現像されない毎日で

どこかで生きてるものが 生きているおと
まるでネモフィラとジョンレノンくらい関係ない
ベールがかった窓からきりとる空だけが
誰かのカメラと繋がってる

爪を秋色に染めた 何かをなくしてしまう匂い
アメリカンソフトクッキー それさえあればいい
いつもすぐに答えなれない 後悔するよりいいでしょう

どこかで死んでいるものが 死んでいるおと
まるでボイラー室のように耳障り
屑はごみ箱に届かない  屑は屑として生きていく

こんなこと言ってるけど 誰がわかってくれるのだろうか
誰が認めてくれるだろうか 誰が溶解していくだろうか
『誰にも分からなくていい 』ヨルシカが言っていた

どこかで愛し合うものが 愛し合うおと
それは別にいやらしいものではない
目に見えないし聞こえない

もしくはアメリカンソフトクッキーなのかもしれない