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生き急いで、得るのは空虚か。

社会人になってから、特に思いが強くなっていることがある。

「親孝行」「思い出」「自分の将来」

色々ときっかけはある。

最初は大学卒業時期、父親と二人きりで行った、アメリカ・オーランド「Walt Disney World」の旅だ。
父が還暦祝いの長期休暇と旅行券を消化しておらず、せっかくだから海外に行こうとなり、自分も卒業時期だったのでずっと行きたかったディズニーワールドへ連れていってくれることとなった。
(母親は今回は仕事や家の事で日本にお留守番となった)

自分にとって初めての海外旅行。不慣れな英語や手続きは父が担当してくれていて、海外ディズニーのプランなどは自分が担当した。

平日は疲れ切っているし、休日も昼寝したりとぐーたらな父親だったけれど、滞在中は少々のわがままにも付き合ってくれるし、自分以上にテンションが上がっている姿を見て来て良かったなと思った。
ケネディ宇宙センターに行った時は、自分の会社が関わった製品が使われている部分もあったようで、誇らしげな父を見て、嬉しくもなった。

7泊8日の滞在。帰り際に、「〇〇(自分)が行きたいと思っていなかったら、一生行かなかった場所だったろうな~。貴重な体験だった」と。

その言葉を聞いて、自分同様満足してくれたんだという思いと同時に、この素敵な場所にまた再び訪れることは出来るんだろうか、まだ最高の景色を見てない母親も来てくれるんだろうか、と何だか切ない気持ちにもなった。

帰国後、父は録画したビデオをしつこいくらいに観たがった。
母に「これが凄かったんだよー」とプレゼンのように話していた笑
次に長いお休みが取れるのは恐らく定年後だろう。
その時は是非とも母も一緒に行ってほしい、行きたいと思う。

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自分が社会人となり、また環境は変わった。

三か月間、初めての一人暮らしはいきなり西日本の遠方だった。
今は千葉県で会社寮生活。住環境悪いので毎週末帰ってはいるが。

一昨年の年末、父方の祖母が亡くなった。
祖父は365日毎日、老人ホームや病院に行って世話をしていた。
最後の病院では、素直じゃなかった祖母が、「ありがとう」と言っていた。
最期は太陽が昇る前に、一人でひっそりと旅立った。

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今現在、自分は親不孝だなと思っている。

一応世間的には知られた会社には就職したものの、そこまで楽しくやりがいもって働いているかと問われるとそうではない。
週末帰っては、仕事の愚痴っぽいのがぽろりと出てしまう。

恋人もいない。恐らく親というのは孫の顔が見たいと思うのだろう。
決してしつこく迫っては来ないのだけれど。

ただ父も白髪が増えたし、母も体力の事をよく言う。


そして自分自身は、最近やけに生き急いでいるなと感じることが増えた。

とある休日、買い物に行こうかと話になった時に、「じゃあイクスピアリ(舞浜・ディズニーリゾート内にある商業施設)に行こう」と何となく提案し、そのまま3人で、久々にディズニーランドに夕方近くから入った。

年間パスポートを持つ自分は、パークの景色は見慣れているつもりでも、恐らく中学~高校振りくらいの家族とのディズニーに、パレードもアトラクションもレストランも、何だかいつもより温かく、童心に帰ったような気分でそこにいた。

帰り際、ゲートから出る寸前、ふと思い立った。

「せっかく来たんだから写真を一枚撮ろう」

わざわざ場所をちょっと戻って、35周年のモニュメントの前で3人でキャストさんに撮ってもらった。
それはディズニーの写真立てに入れて、実家の自分の本棚に飾ってある。

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一分一秒を大切に生きようとは思っている。
でもそれを実行できているかと言われれば、決してそうではない。

2019年はもっと元気に活発になろうと思っている。
今はちょっと疲れているけれど、楽しみなことも沢山ある。

自分が初めて行ったライブはドリカム。姉もいて4人で横浜アリーナに観に行った。その思い出をまた作りたくて、今年に入って自分名義でファンクラブに入った。4年に1度のワンダーランドの年だから。

先日嵐が2020年末で活動休止を発表した。まさかの発表だった。
自分は2008年の作品から、嵐のライブ作品だけは欠かさず買っていた。あれほど凄いエンターテインメントのライブを知らない。
母も一緒に観ていた、「一度は行ってみたいな」と。
だから昨年ファンクラブに入って、ツアーも申し込んだ。でも一回目は外れた。追加公演は同行者も会員でないといけないらしい。実はこっそり母親名義のアカウントを作った。当たって良いサプライズになるといいなぁ。

そしてなにより、もっと平日も生き生きと仕事しているんだと伝えたい。
誇れるような仕事だと自分で思える努力をして、成果を上げて、好きになりたい。惚れなくてもいいけれど、日々の業務に愛情を注いでいたい。

美しい想い出は残る。でもそれだけでは自分自身を形成してくれない。


2019年は、自分にとって何かを始める年、変わる年にしたいと思う。

このnoteも、後日書きたいと思っているコミュニティも、何かしらのヒントになればいいな。

まずは目の前の仕事をきっちりとやろう。
大切な親と、大好きな音楽とディズニーを心にとめて。

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