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写真撮影における具体的な表現の強み、その手段

こんばんは。和穂です。
今年の七夕は珍しく晴れましたね。確か5年ぶりとか?
皆さんはどんなお願い事をしましたか?

さて今日は、
写真における、具体的な表現の強み」 について書きます。
写真の表現については様々で、無数にあります。
その中でも比較的簡単で分かりやすい、
具体的な表現についてのメリット、
その為の手法を一つ、お伝えできれば幸いです。


1.昨今での傾向

写真表現のアプローチとして、大きく2つに分けられます。「抽象的」「具体的」です。

前者は敢えて曖昧で、ぼかしたような伝え方。
後者はより明確で、分かりやすくするような伝え方。

SNSをはじめ色々な場所で、
たくさんの写真に溢れています。
僕は主に風景写真を撮るもので、活動場所はSNSです。
その為、見る写真も風景写真が多いです。
その中で見かける写真は、
「具体的」な写真が多いと感じています。

では何故風景写真において、
「抽象的」な写真は少ないのか?


2.抽象的な表現で伝える事の魅力と難しさ


「抽象的」な写真。
無秩序な、ブレているような、不明確な。
一見それが何を伝えたいかは分かりにくくても、
写真のタイトルやキャプション、
その他のヒントで意図が分かるような事が多いです。

一目では分からずとも、
ふと気付いた時、或いはヒントがあって気付いた時。
その時の感動は大きいものがあると感じます。

では敢えて曖昧な表現をすれば良いのか?
そう簡単にはいきません。
闇雲に曖昧にしてしまうだけだと、
単に分かりづらい写真になってしまうからです。

それだけでは何を伝えられないままで終わってしまう。

分かりづらい中にも、一貫性のあるメッセージ。
それを写真にするとなると、
とても一筋縄ではいかないものです。
とはいえ、この表現も出来るようになれば、
大きな武器になる事は間違いないでしょう。


3.具体的な写真を撮るという事、その為には?

となるともう一つのアプローチ…「具体的」

それが何の季節か、何処なのか、何の被写体なのか。
一目で見て、何を伝えたいかが分かりやすい写真。
SNSを中心にたくさんの写真を観ていますが、
その多くは「具体的」な写真が多いと感じています。

特に僕のようなSNSを活動の場とするならば、
「一目で伝わる」が大事です。

何故なら一瞬で写真はタイムラインから流れてしまうから。

もちろん抽象的な表現でも、
誰かに伝わりやすい写真はあると思いますし、
ファン、知名度がある程度増えれば人気にもなると思います。
ですが、どちらの場合も最初の内は難しい事です。

では、どのようにして「具体的」な写真を撮るのか?
僕が意識している事を一つ提案したいと思います。


4.「構図」で写真を分かりやすくする

「具体的」な写真をする為の方法は様々あると思います。
その中の一つ「構図」を用いる方法を提案したいと思います。

2023.11 岡山県で撮影
日の丸構図
2023.10月 花の駅せら 
3分割・人と風景の対比構図
2023.2月 水島コンビナート
カーブ構図
2023.11月 倉敷美観地区
額縁構図

このように僕の写真は、構図を意識した写真が多いです。
もっと複雑かつ、構図を整理した写真もありますが、
それはまたの機会に。

構図を用いて写真を撮る事で、
何も意識せず撮影した時よりも、
相手に分かりやすく伝えられます。
分かりやすい写真は単純に目に留まりやすい。

個人的に構図を意識するか否かで、
雲泥的な差が出ていると感じています。
SNSでバズる人、フォトコンで賞を撮る人も、
その多くが「構図」を意識した撮影をされています。

とはいえ、構図と言えど…
種類も多く、何を使えば良いのか分からない方も
きっと多く居られるかと思います。
そこで僕がよく多用する、
かつ簡単な構図を以下に紹介します。

  • 日の丸構図(例:写真の中央に被写体を置く)

  • 額縁構図(例:被写体を桜、紅葉等で囲う)

  • 2分割構図(例:空と地上)

この3つは簡単でかつ、使いやすい構図だと感じています。

この3つ以外でも良いのですが、
まずは構図を探す習慣をつけてみましょう。
何となくでも良いです。
これ〇〇構図かな?とかで十分です。
近くの街や田舎の風景を見ては構図を探す。
特別な事はしなくて大丈夫です。

今でこそ僕は大抵すぐに構図を見つけられますが、
それまでは上記のような事をとにかく意識していました。
たったそれだけで本当に変わります。


5.最後に、明日から出来る事 


写真を良くする為の方法は無数にあります。
撮影の設定やタイミング、レタッチ等…。
その中でまずは、
「具体的」な写真を撮る事を意識してみましょう。
その為に「構図」を探す習慣を身に着けてみましょう。

長文にお付き合い下さり、有難うございました。

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