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もう何からも、解放されたい

 おはようございます。最近の楽しみ散歩も今日は雨風でできなくて残念です。でも雨音も素敵、なんて思うようになりました。大人の階段登ってるな...

 今日は題名の通りもう何にも囚われずに生きたいと思ったのでその気持ちを残しておきます。これは読書感想文でもあります。


 ずっと気になっていた、kemioの「ウチら棺桶まで永遠のランウェイ」を読んだ。買ってからかれこれ4ヶ月以上経っていたけどなかなかタイミングが合わず、やっと読むことができた。正直kemioは存在を知っているくらいで具体的にどんな人なのか、何をやっているのかなんて全くの無知だったけど(あげみざわ作ったって事くらいは知ってた)、読んでなんて素敵な考えを持っている人なんだろうと、何もかもが名言だらけでkemio口調でサラッと読めた。すごく気持ちが楽になった。

 気にしない人、と一括りにされがちだけど、世の中には気にしない人の中にも2パターンいると思っている。元から何も気にならない人、もう一つはとても気にし過ぎるあまり回り回って気にしなくなった人。
 私はとても気にし過ぎる超過敏な性格で、人から言われることにいちいちくよくよしていた。自分の評価基準がかなり他人というところもある。これは一番最悪。気にしない性格ならどんなに幸せだっただろうと思っていた。私が人生で一番辛かったのは(まだ人生なんて20とちょっとしか生きていないけど)気にしない性格の人に言われる遠慮のない言葉だった。元から気にしない人の「気にしすぎだよ〜」に何度苛立ったことか。こんな人の中で生きていくのなら消えたい、と思ったこともあった。頭の中が嫌いな人でいっぱいだった。

 結論、私は気にしすぎだったと思う。それに気付けてからは少しずつ考え方を変えて、色々気になっちゃうけどでも私は傷つく必要はないし、他人に言われることなんて気にしてたらきりないんだから自分のやりたいことをやろうと。すぐには変われないし今でも他人の目を気にしてしまうことはたくさんあるけど、窮屈な思いをしていたあの頃と比べれば大分成長できていると思う。むしろ気になっちゃうってことは気にしない人に比べて色々なことに気づける。たまに鬱になってしまうことはあるし、元から自信がある人が時々羨ましくなっちゃうけど、むしろ今の繊細な私を愛したいな、これは私の長所だと少しずつ思えるようになった。

 読書感想文から脱線している気がするけど、この本は私みたいな全ての繊細なあなたに読んで欲しい。kemioはSNS最先端・楽しそうなギャルっていうイメージだったけど、色々な苦労をして、元は気にしいの自信もなくて、でもその上で今の明るいキャラができたんだなっていうのが伝わってきました。とても考え方が素敵。私も心の中にkemioを飼いたい。時々途方もなく自分の存在を否定したくなったとき、この本を読むと凄く心が軽くなります。下手な自己啓発本よりよっぽどよかった。

 もう、どんな目からも解放されて、自分の生きたいように生きていきたい。噂話とか、悪口とか、この世には蔓延しているけど、そんなの全て私の人生には要らない。

 きにすることに関してばかり書いてたけど、この本はとにかく挑戦する勇気も与えてくれます。私も素敵な人生だった、と思いながら棺桶に入るために日々努力する。



---今日聴いた音楽---

灰色ロジックというバンドがあるのですが、めちゃくちゃ雨の日に聴きたくなる素敵なバンドです。心を優しく包み込んでくれる感じ。睡眠導入剤レベル。

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