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複数のコミュニティに所属すべき理由

これからの時代、より自分らしく充実した人生を歩むために、ますます複数のコミュニティに所属する重要性が増してくると思う。技術革新により社会の生産性が上がり、人間が自由に使える時間は増えていく。自由に使える時間が増えることは、一見とても良いことに見えて、一方で、不自由さももたらす。自分で時間の使い方を決めないといけなくなるし、自分で働きかけないと孤独の時間が増えていくからだ。

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今朝、【人生を幸せにするのは何?最も長期に渡る幸福の研究から (ロバート・ウォールディンガー | TEDxBeaconStreet)】をみた。

このスピーチで語られていることで印象に残ったことは「孤独は害で寿命を縮める。50歳でもっとも人間関係に満足している人が80歳でもっとも健康」「その人間関係は質が重要」「退職後1番幸せな人は、仕事仲間に代わる人間関係を進んで築いた人」「人間関係が重要だとみんなわかっているけど、複雑で大変だから放っておいてしまう」このような内容だった。コミュニティに所属して居場所を作ることや良好な人間関係を築くことが幸福や健康に大きく影響するということだ。

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働き方改革も進み、自分の時間が増えていくこれからの時代、家族・仕事だけに依存せず、友人、その他と、複数のコミュニティに属することで、自分自身の安心安全が保たれ、自分らしく生きられるのではないかと思っている。

人は、4つか5つ自分の所属するコミュニティがあると、足場が安定し、自分の能力を発揮して挑戦できると言われています。

コルクラボHP  https://lab.corkagency.com/about より

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なぜ、複数のコミュニティに所属することが良いと考えるのかというと、自分の安心安全のコミュニティポートフォリオを築くことで、精神的に苦しくなるリスクを抑えることができ、より自分らしくいられる時間を増やせると思うからだ。

仕事や職場の人間関係がうまくいかないときに、家族や友人に支えられることがある。一つのコミュニティでうまくいかないときに、別のコミュニティで回復するということはすごく大事だと思う。だから、自分らしくいられるコミュニティを複数持つことで、良い意味で逃げ場を用意しておくのだ。

また、自分の力を発揮できるコミュニティも持っておくべきだと思っている。仕事でうまくいかないときに、別のコミュニティで力を発揮できれば、自信を回復させることができ、仕事にもポジティブな影響を与えることができると思う。だから、コミュニティに所属するときは、そのコミュニティに自分が貢献できることを考えて、行動してみることも大切だ。それは家族や友人との関係でも同じ。

一方で、単一のコミュニティに依存した状態になると、人間関係も自分を肯定できる材料もそこにしかないので、そのコミュニティで自分を保ち続けなければいけなくなる。例えば、仕事に依存している状態だと、仕事自体がうまくいくときうまくいかないときも必ずあるし、人間関係も同じ。ときにそれらは乱高下するように、自分を乱してくることもある。そこにしかコミュニティがない場合、自己肯定感を保つために、無理やり自信を持とうとしてプライドを全面に出してしまったり、相手に依存してしまったりして、悪循環が生まれる。

あるグループだけに所属している子どもが周りの顔色ばかり伺ってしまうことがある。それは他に居場所がないと思ってしまっているからなのだけど、それと同じだ。

例えば、株式投資に置き換えるとわかりやすくて、一つの株に全額投資したら、その株価の乱高下に自分の生活すべてが支配されてしまう。だから、普通、全体としての乱高下を抑え、安定的で着実な成長を見込むために、様々な株式や国債に分散投資したポートフォリオを組む。

自分のパフォーマンスや心の状態を安定させるためにも複数のコミュニティに所属することは大事なことだと思う。

P.S 続編として書いてみました!


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