好きな小説の一節。

主要な銀河文明の歴史には例外なく、それぞれ明確に異なる三つの段階が認められるようである。すなわち、生存、疑問、洗練の三段階であるが、これはまた、いかに、なぜ、どこの段階とも呼ばれている。
たとえば、第一段階に特徴的な問いは「いかにして食うか」であり、第二段階の問いは「なぜ食うのか」であり、第三段階の問いは「どこでランチをとろうか」である。

(安原和見訳『ヒッチハイク・ガイド』p.288)

ある意味、本質だし、プロダクトつくるうえで最初に考えつねにアップデートすべくことといつもおもいつつ。

小説のなかでは、この引用は『銀河ヒッチ・ハイクガイド』と呼ばれる宇宙旅行者のためのガイドブックのとある項目を、宇宙船に拾われた主人公(地球人)が斜め読みしている最中に、宇宙大統領から「よう地球人、腹減ってないか」と尋ねられる他愛もないひとコマなのだが。

そのタイミングでそれ聴かれるの?というメタな問いにも読めるのだが。。。
いかに、なぜ、どこ、の順番になぜを感じたりするのだが。。。

さておき、とにかく、ぼくは折に触れて、「いまなにしてんだっけ」というときにこの節を思い出すのです。

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