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#アニメ感想

『天気の子』(アニメ映画 感想2回目)

視聴環境:Amazon prime video ※ネタバレします。 【内容】 雨降りを晴れにする力を身につけた少女の陽菜と、家出少年の帆高が、天気を晴れさせることを商売するようになり世界を救う… 【感想】 『天気の子』、観直していました。(ここでの感想は、2回目になります。) もう何度か観ていますが、今回はなんとなく感じていた映画の狙いが、自分なりにより具体的に理解出来た気がしました。 映画冒頭から、やりたいことを宣言するような映像になっているなあと… 様々な雨水の表

アニメによって、東京の求心力は落ちてしまった

「ゆるキャン△」って、3期から制作会社が替わったんだね。 1期・2期・劇場版までがC-Stationで、3期からエイトビット。 会社の格としてはエイトビットの方が上だと思うので、「ゆるキャン△」的には出世ということになるの? というか、このシリーズは劇場版がなでしこらが社会人になった姿を描いて実質最終回みたいな感じだったことを思えば、C-Station的にはあれでケリをつけた感じだったんだろう。 だけど商業的には「まだまだいける!」と考えるオトナたちもいるわけで、そこにうまい

日本のアニメはまだまだガラパゴスであってほしい

今期も楽しませてもらった!個人的にはフリーレンより薬屋のほうが面白かったし、出来のいいアニメだなと思ってます。 どちらも素晴らしいアニメなんですけどね、祭事に参加していた任氏を救った猫猫の推理が素晴らしくて、ちょっと鳥肌立ったんですよね。 作画にしても、最終話の猫猫の舞の素晴らしさは、小一時間くらい観ていたくなるくらい良くて、ウットリしてしまった。 人生哲学を学ぶためではなくて、エンタメとしてアニメを楽しみにしてる僕としては、フリーレンの話の中から学ぶ人生観よりも、薬屋

2024年冬アニメ5選を振り返る

こんにちは。こんばんは。蕩です。 無事に大学院を退院することができました。 正確には「修了」となるわけですが、やはり大学院は良くも悪くも「退院」と呼んで差し支えない期間だったと感じています。 さてさて、今回もまたアニメ記事です。 ですが、毎クールの中でアニメを振り返る記事を書いたことはなかったようなので、自分の中でも驚いている事に初めての内容となっています。 とは言いつつも、普段と変わらずに自分らしく作品について語っていこうと思っているので、最後まで気軽に読んでいただけ

世界のタブーを解放している日本のア二メ。

なぜ日本のアニメはこんなに生まれたの❓  こんにちわ。Saraです。  日本のアニメや漫画・ゲームの進化というのは本当に凄まじく、誰もが虜になって耽溺した日々があるのではないだろうか? 私も生まれたときからヒーロー&変身アニメに心奪われ、学生時代は特にその世界観の住人と化していた(笑)(=゚ω゚)ノ  やがて大人になり、社会人となり、私なりに社会や世界情勢を知っていくと、日本のアニメは、世界にはない唯我独尊的な存在であることに気づいていった。  その理由の一つは、海外

殴り合いじゃぁぁぁ:仕事と人生での根性の使いどころ~葬送のフリーレン

公務員クエスト失敗おじさんの「ありのこ」です。 2023年に潰瘍性大腸炎という病気(=難病)のため国家公務員を当てもなく退職。 〇〇省勤務ではなく出先機関に20年以上勤務していた事務系公務員でした。 今回はアニメ「葬送のフリーレン」から話をスタートして仕事の話につなげたいと思います。 殴り合いじゃぁぁぁ(byデンケン)アニメ「葬送のフリーレン」第21話 サブタイトルは「魔法の世界」 お話は一級魔法使い試験の第一次試験。 デンケンというおじいちゃん魔法使いが登場しま

魔族とは、一体何なのか?

多分、日本ほど異世界ファンタジーが氾濫してる国はないだろう。 エンタメ大国・アメリカのハリウッドや3大ネットワークにせよ、そこでの異世界ファンタジーのシェアなんて、たかが知れてるもんな。 ある意味、日本人ほど異世界に精通した民族もいないってことだ。 かくいう私も異世界物を少なく見積もっても100以上は視聴してきてると思うが、ある程度見てくると、大体のパターンみたいなものが掴めてくる。 まず、人間とは別種で魔族なるものが存在することだ。 今回は、この魔族について考えていきたいと

萌えの原点・高橋留美子の世界

今回は、高橋留美子先生について書いてみたい。 というのも、この令和になって「うる星やつら」のリメイク版が放送されていたのを見たからさ。 見た感想としては、正直面白くなかった。 アニメの出来が悪かったわけでもないと思う。 割と作画は良かったし、ちゃんと声優も一流どころを揃えてた。 なのに全然面白く感じなかったのは、これはもう時代のせいとしか言いようがない。 80年代漫才ブームの頃のツービートの漫才を今ビデオで見て、全く笑えないのと同じことである。 やはり笑いは生鮮食品みたいなも

富野由悠季、宮崎駿へのあくなき挑戦

私は子供の頃からガンプラなど触ったこともなく、正直いうとロボットなどカッコイイと思ったことは一度もない。 そんな私ですら、アニメを見る際には「ガンダム」の道を避けることはできなかった。 まあ、名作だよね。 だけど、もしまだ「ガンダム」を見たことない人にお薦めは?と聞かれれば、私なら基本線になる「宇宙世紀」シリーズを全部すっ飛ばす形でお勧めすると思う。 <ガンダムシリーズ> 【宇宙世紀シリーズ】 機動戦士ガンダム、Zガンダム、ガンダムZZ、逆襲のシャア、Vガンダム、 ガンダム

「葬送のフリーレン」から学ぶ日本文化史

最近、「葬送のフリーレン」の話題をよく耳にする。 驚いたのは、このアニメが序盤の4話分を「金曜ロードショー」の枠で放送しちゃったことだよ。 新作アニメとしては異例の扱いであり、いかにこの作品が別格かということだ。 作品の内容は、エルフを主人公にした異世界ファンタジーである。 もはや食傷気味ともいえる異世界物だが、この作品が他と一線を画すのは、原作が少年サンデーというメジャー誌の連載漫画ということだ。 異世界物といえば「なろう系」の専売領域かと思いきや、いまやメジャー誌がこのジ