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葬送のフリーレン

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『葬送のフリーレン』は、現在(いま)とても熱いマンガの一つだと思ってます。表面的には淡々と進んでいる雰囲気の時が多いですが、魂が熱く、奥が深い。原作マンガ、アニメいずれかを問わず…
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2024年4月の記事一覧

知らなくていい物語

昨年アニメ化もされ大ヒットした漫画「葬送のフリーレン」のノベライズ「小説 葬送のフリーレン~前奏~」が4月17日に発売された。 これは魔王を打ち倒した勇者パーティーで魔法使いをしていたエルフ・フリーレンが紆余曲折を経て「人の心を知る旅」に出る前の物語(所謂前日譚)5編を小説にしたもので、フリーレンの他に彼女の弟子で不器用だが優しい魔法使い・フェルン、フリーレンの旅の仲間で臆病な戦士・シュタルク、フリーレン達が旅の途中で出会う幼馴染の魔法使いコンビ・ラヴィーネとカンネ、そして魔

『葬送のフリーレン』13巻が切なすぎないかい?

『葬送のフリーレン』12巻の破壊力にやられ、ほぼ毎晩のように12巻を読み続けている人間がいる。それは誰か。私だ。 何度読んでも素晴らしすぎる。楽しい旅のはずなのに、切なさと郷愁を感じてしまう。 そして先日、13巻が発売されてしまった。12 巻により情緒が乱れまくった人間は、続巻を読んだときどうなってしまうのか。 前回の感想は極力ネタバレなしで書いたので、今回はストーリーに触れながら感想を綴っていこうと思う。 13巻をまだ読んでない人――いないとは思うがもし仮に万が一い

知りたいと思う気持ちに正直になったら勇者様に恋をしたお話❤️‍🩹

こんばんは🌝 今日もおやすみで 鼻水・喉痛い・頭痛で絶不調すぎて 春の訪れを感じています (不調で感じる春の訪れちょっと嫌。笑) 今日はここ数日である1つの楽曲の感じ方が 180度変わったお話を備忘録のように 書いておきたいなと思って更新してるよ🪐 先日新しく始まった歌番組で YOASOBI が出てて、そこで「勇者」を 初披露してたの🎤 その歌っている時の後ろのスクリーンに 葬送のフリーレンの限定オリジナル映像が流れていたんだけど その特別さを理解できなかったの悔しい

ヨルシカの「晴る」と、アニメ『葬送のフリーレン』に溢れる愛。

こんにちは。桜小路いをりです。 先月の下旬、第一期最終話が放送されたアニメ『葬送のフリーレン』。 Amazonプライムで見返して、その余韻にひたひたに浸り終えたので、今日は第2クールのオープニング主題歌、ヨルシカの「晴る」について綴っていきます。 まだ他の方の考察や解説を読んでいないので、この記事はあくまで、今の私の感想と「晴る」の捉え方として捉えていただければと思います。 「素敵なアニメをありがとうございました……!」という想いも込めて。 ぜひ最後までお付き合いく

葬送のフリーレン 5話~7話メモ書き

漫画版フリーレン読みながら、ストーリーとか演出について思ったこと殴り書きしたやつを載せます。 フリーレン好きなので分析してるだけでも楽しい ほぼ自分用のメモ書きなんで読みたい人だけ… 第五話「人を殺す魔法」フェルンが魔法史を読んでない理由:若さゆえ …というのもあるが、実際には、魔法史を読者に説明するため フェルンに説明するという体で自然とゾルトラーク(魔法史、および人類の特徴である”継承・発展”)の説明をすることができる それプラス、フェルンを読者の視点と重ねることで没入

【葬送のフリーレン】魔法について:結界魔法①

漫画「葬送のフリーレン」では、様々な魔法が登場します。 本記事では、本作品に登場する結界魔法について、関連する記述や描写を用いて考察していきたいと思います。 なお、議論は人類の魔法が中心であるため、女神様の魔法や魔物・魔族の魔法には、当てはまらない箇所もあることをご留意下さい。 対象は単行本全13巻127話までですので、ネタバレを避けたい方は読むのを止めて下さい。 結界魔法についてまず始めに、本記事では結界魔法をカテゴリとして扱います。 もし個別の魔法として表現する

葬送のフリーレン 13巻

おはこん世界の皆さん、まろんです。 待ちに待ったフリーレンの13巻読みましたので備忘録を書いていきます。以下ネタバレしか書かないので読んでない人は回れ右‼️ フィアラトール 勇者一行の戦闘シーンって回想が多くて割とすっ飛ばされがち。でも今回はちゃんと描いてくれた。 アイゼンは魔族の戦士と渡り合ってる、ちゃんと強い。ハイターもグラオザームの強力な精神魔法を跳ね返してる。こういうの見ると、ちゃんと伝説の勇者パーティーの一員なんだなって。 勇者パーティー大好きなんですよね。

葬送のフリーレンについて考える

先日、喫茶店の隣の席で 人語を解する獣 という言葉がX(旧ツイッター)でトレンドになっているという会話を聞いた。 葬送のフリーレンは自分が以前から気になっていた漫画だったので、嬉しく思った。 まだ、完結する前の作品だが、自分がこの作品について考えることを書いておきたい。 結論は、葬送のフリーレンは、他者に対するコミニケーションの仕方:理解と共感/拒絶と殺戮に関する物語であり、それは勇者ヒンメルと魔族という両極端の軸から語られる というものだ。 魔王を倒した勇者ヒンメ

フリーレン第3巻が「神巻」。生きる勇気をもらえる。(哲学 生き方 逆境)

子供の時から、 漫画からは「生きる勇気」をもらってるんですが、 フリーレン第3巻には、私の好きなセリフが3つもあって最高です。 (1)戦士アイゼン  「強い相手に勝つ秘訣を教えてやる。  簡単だ。何度でも立ち上がって技を叩き込め。  戦士ってのは最後まで立っていたやつが勝つんだ。」 最近は、落ち込むことがあると、 この言葉を思い出して、 「何度でも立ち上がる!」と、心を奮い立たせます。 (2)大魔法使い フランメ 「哀れだよな。  人が地位や財産に縛られるように  魔族

葬送のフリーレン展(初日)―あの名言をみたかった

4/25。池袋サンシャインシティで開催中のフリーレン展へ。 (日時指定予約、人数制限あり)かなり並んで待ちました。 観覧者の幅が広いのにびっくり。国籍、年齢、性別問わずファンが多いんだな、という印象です。 平日だからか、子どもはあまり見かけず。20~30代が多かったかな。でもプルカをかぶったイスラム女性や中国人、韓国人などいろいろな方がいらしていました。 私の後ろに並んでいた若い女性二人は韓国人。宮崎駿監督やエヴァンゲリオンの話をしていました(そこだけ単語を聞き取った)。

葬送のフリーレンを全巻読んで考えさせられた話(今年一番推したい漫画)

Kindleのセールだったので、葬送のフリーレンをまるっと全巻買いました。 あまりに面白くて1日で全部読みました。 アニメの方はすでに4周ほど履修させていただいております。 そのうえでの感想を述べていこうかなと思います。 一部ネタバレも含まれるので、ご注意ください。 1.どこで連載しているかまず、葬送のフリーレンは、週刊少年サンデー(小学館)で連載しているらしく、アニメに出会うまで全く知らない作品でした。 何を隠そう私は少年ジャンプ民族なので、ONE PIECE、呪術廻戦

『葬送のフリーレン』は果たして「玄人向け」なのか?【#マンガの話がしたい】

めちゃくちゃ売れているんだから「玄人受け」なんていうことはない、――という結論でもいいのですが、「むずかしい」とか「わからない」というような声が聞こえてきたのも事実ですよね。 で、個人的にも「わかりづらい部分はあるな」と思っているし、今日はもう仕事したくないので勢いにまかせて、そのへんのことを書いておこうかと思います。超いまさらですけども。 わかりやすくないと言われている理由は主に4つだと思うんですよ。順にしゃべってきますね。 ①設定がわかりづらいこれは結構いわれてまし

変わり続けて世界は動いていくんだ。良くも悪くもな。|漫画『葬送のフリーレン』第13巻

これまでの感想はこちら。 ヒンメルとフリーレンは、奇跡のグラオザームの幻影の中にいた。 結婚式で向き合う2人。 僕は何をすればいい? と問うヒンメルに、フリーレンは、強力な精神魔法を扱う何者かとの戦闘中だったんだろう、と言いながらも そして、“ここ”を現実と思っている以上、自分にはどうすることも出来ない、とも言った。 でも。 フリーレンは、ヒンメルの手を取り、彼の腰の当たりに導いた。 ――そこは、剣の柄があるところ。 2人の重なる手は、見えない“それ”を掴んだ。

葬送のフリーレン 描写と音楽面の考察

あくまで個人的な感想であること、ご承知おきください。 専門的な知識はあまりもちあわせておりません。ご理解いただけると幸いです。  今回は、「葬送のフリーレン」においての描写、音楽面の考察をすこしだけお話ししていきたいと思います。映像のスクリーンショットができなかったため、分かりにくくなる点は、ご了承いただけると幸いです。 ※Amazon Prime Videoで作品を見た感想です。ここに書いてある0:12などの数字は、Prime Videoでの該当場面の時間です。 葬送