マガジンのカバー画像

すずめの戸締まり

255
『すずめの戸締まり』は今まで観た映画の中で、トップクラスに良かったです。多くの人が感想や考察を書いていますが、私が読んだ中で共感できるものやハッとさせられたものを集めてみました。…
運営しているクリエイター

2023年9月の記事一覧

扉の向こう

やっとやっとすずめの戸締まりをアマゾンプライムでレンタル。 ここまで本題に直球だと感想とか分析とか書くことは全くない。 新海誠はどの作品でも変わらずこちら側と向う側、この世とあの世を描いている。 でもこちら側のこの世が既にあの世みたいな景色で。 僕は新海誠の作品はストーリー、筋書きより絵に、景色に全てが現れていて、新海誠作品のあの世の様な景色が懐かしく、好きだ。 すずめの戸締まりは更に割り切って、更に突き進んだ感がある。それによって失ったものも多いが、シンプルに踏み込んだ

映画「すずめの戸締まり」を観て

9月24日、「すずめの戸締まり」という映画を観た。2022年の日本のアニメーション映画で、新海 誠 監督の作品だ。 登場キャラクターは、岩戸 鈴芽(いわと すずめ)、宗像 草太(むなかた そうた)、ダイジン、岩戸 環(いわと たまき)、岡部 稔(おかべ みのる)などである。 ***************************** あらすじは、 九州の静かな町で暮らす17歳の少女・鈴芽(すずめ)は、「扉を探してるんだ」という旅の青年・草太に出会う。彼の後を追って迷い込

すずめの戸締まり舞台挨拶@兵庫

すずめの戸締まりの物語と同じ時間軸での舞台挨拶に行ってきました! 愛媛に行こう! 午後から有休とって、愛媛の舞台挨拶に行こうとしたら、午後から会議がはいりました が、諦めが悪いので、2連休いただいて、兵庫の舞台挨拶に行ってきました 兵庫には鈴芽と同い年の高校2年生の時に出会った親友が住んでいるので、新海誠監督ファンの親友を誘って、舞台挨拶に行ってきました 宮崎→愛媛→兵庫→東京→岩手 を移動しながら舞台挨拶とのことで 宮崎→香川 をすずめルートと同じ道のりで帰省していたの

初めて映画のおかわりをすべく映画館に足を運んだ

こんにちは︎☺︎ 今日から秋学期がスタートしたおもちです☁️💛 最近noteの下書きは沢山あるのに、結局全部消していたんです🫥🌀 誰かに「伝えたい」とか「共有したい」という強い感情を失っていた2週間でした𓂃 𓈒𓏸 ...でも今日は違うっ❗️ 『すずめの戸締まり』をまた観てきた🎞‪︎❤︎‪︎🚪🗝 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 人生で初めて、同じ映画を見るべく映画館に行きました🚶🏻 『すずめの戸締まり』は、これまで何度か"おかえり"上映があったのですが 「1回観

【映画『すずめの戸締まり』感想】後半からの盛り上がりが半端ない、笑いあり涙ありの作品

この映画はこんな人にオススメです・日本のアニメや新海誠作品が好きな人 ・勇気を与えてくれる作品が観たい人 ・ノスタルジックな作品が好きな人 ・生きる活力を与えてくれる作品を観たい人 ・心の傷を癒したい人 ネタバレなしの感想UNEXTで『すずめの戸締まり』の配信が始まったので、さっそく観ちゃいました。 いや〜、最高に面白かったです! ちなみに、UNEXTは初回30日間は無料キャンペーンをやっていて、私はドラマ『VIVANT』目当てで加入したのですが、さらに『すずめの戸締

俺たちの新海誠

深海誠と言えば映画監督である。これは日本の常識になったと言っても過言ではない。 けれど、新海誠という映画監督が広く浸透したのは間違いなく「君の名は。」だと思う。言わずと知れたメガヒット作品だ。 過去の記事でも少し書いたけれど、アーカイブ主流の現代において、古参という言葉にそこまで意味はないと思っている。 けれど、少なくとも深海誠と自分の付き合いは長い方だと言えるだろう。 ついこの前まで、新海誠は俺たちの新海誠だったのだ。 この記事はすずめの戸締まりを見た感想を書こう

新海誠監督作「すずめの戸締まり」超分析!被災地と「生」の美しさの拡張と肯定。

こんにちは!今回は、新海誠監督作品「すずめの戸締まり」 について考えていきたいと思う。「君の名は」「天気の子」そして「すずめの戸締まり」で新海さんは、何を描きたかったのか?311(東日本大震災)とどう向き合ったのか? それでは初めていこう。 ○311を直接的な表現で描く意味と 新海誠の表現の課題! まず、この「すずめの戸締まり」であるが、「君の名は」「天気の子」に連なる災害三部作の完結編にあたる。 これらの3作品は、全て災害を扱っているが、前2作と「すずめの戸締まり

鈴芽と千果

すずめの戸締まり は私にとって、多分、一生忘れられない作品になると思う 舞台の始まる宮崎で 東日本大震災 を経験して、同じ日本でも1ミリも揺れなくて TVの向こうの映画みたいな、非日常にただただ呆然とした 東日本に知り合いがいなかったから 親戚や友人に連絡がとれない 交通が麻痺してる 何処か外国の、異世界の、お話のようにぼんやりと感じたことを覚えている TVはACジャパンのCMと津波の映像の繰り返し きっと宮崎にいた環さんは椿芽さんと鈴芽ちゃんのことが心配で、生き

すずめと青サギで見つめ直す今の自分と両者の比較について。

中3で「君の名は。」高3で「天気の子」大3で「すずめの戸締まり」と、僕の若き日々の記憶は、常に新海誠作品が隣り合わせにあった。 また同じように、子どもの頃の記憶には、何度も見たトトロやポニョ、千と千尋、平成たぬき合戦ぽんぽこ、耳をすませばなどなど、ジブリ作品の記憶が編み込まれている。 ライフステージの成長と共に、このような作品に囲まれて育った今の自分に、このところ連続して公開された新海誠作品「すずめの戸締まり」と宮﨑駿作品「君たちはどう生きるか」の2作品は極めてクリティカ