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マスタリングTCP/IP 入門編の読了 (2020-08-06)

結構前から少しずつ読んでいたマスタリングTCP/IPをついに読了した.

読んだ感想としては,ネットワークの基本的な部分を広く拾うことができてとても良かった.特に,第6章の「TCPとUDP」と,第7章の「ルーティングプロトコル」については知識があやふやな部分が多くあったので,とても勉強になった.
ルーティングをする際の RIP や OSPF といったプロトコルについての知識が全くない状態であったが,どのようにルーティングテーブルを作っていくのかがイメージできた.

また,第9章の「セキュリティ」に登場する,IEEE802.1X という公衆無線LANなどで用いられる技術が興味深かった.普段カフェとかで作業する際にWi-Fiに接続しようとすることがあると思う.その際,インターネットにつなぐ前にそのカフェ独自の登録画面に飛ばされて,そこでメールアドレスなどの認証を行った後に,インターネットに接続できるようになるといった仕組みがあるかと思う.

これを実現するための仕組みが,IEEE802.1X で,接続確認用の認証サーバーがある VLAN へと自動的にとばされて,そこで認証処理を行った後にインターネットにつなげるようにするといった仕組みが記述されていて興味深かった.

普段日常で目にするネットワークの挙動の仕組みがわかるというのはすごく面白くわくわくした.
普段,何不自由なくインターネットを使っているが,中を除くと様々なプロトコルがいろいろな機器同士の間でやりとりされていることがわかった.
これは純粋にわくわくすることだし,日々の生活の解像度が上がる感じがして良かった.マスタリングTCP/IP はほかもシリーズがあると思うので時間があったらぜひ読んでいきたい.

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