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私は帰ります

 ハルシオンは半分0.125mgが定着、サイレースは相変わらず2mgだけど睡眠は良質です。鬱はなだらかに上昇躁転スイッチのon offではなく、自然な感じなので、今回は楽です。いつもこうだと良いのだけれど。

 断酒の話に戻しましょう。様々な断酒へのアプローチ、継続方法があるから、九牛の一毛を見つけ出すようなもので、骨の折れる作業です。

 残念ながら私たちの社会はアルコールにどっぷり漬かり、アルコール込みで回っていて、簡単には抜け出すことは不可能。すでに血祭が常態化しているタバコのようにはいかないでしょう。

 喫煙者は今や3割を下回るマイノリティー。健康志向もあるけど、何といっても増税よる価格の上昇がタバコ離れを加速させました。

セブンスターの価格グラフ(excelで自家製)

 セブンスター(今はメビウス?)の価格は、今や600円。私がスモーカーだった頃は220円から280円くらいで300円を超えることはなかった。

 中身は同じなのに増税によりこれほどまで高級な嗜好品になったにも関わらず、ニコチン依存者は吸い続ける。偏見かもしれないけど、低所得者、単純労働者の方が、喫煙率は高いように思える。

 単純作業や肉体労働からの開放感を求め、脳がニコチンを要求するのだろうか。私も末期は1日50本のヘビー&チェーンスモーカーであったけど、なんとか煙のトンネルから脱出できて、今や立派な嫌煙者であるから、人間なんて軽佻な生き物であります。

 さらに『嫌煙権』など存在していなかった価値観まで作り出してしまうのだから、恐れ入る。

 そして次にやってくるのは、当然『嫌酒権』。ソバキュリアスはニュアンスが違うけど、確実に酒離れは進行している。それゆえの「サケビバ!」なる阿呆なキャンペーンで恥をさらした国税策については以前に打っている。

 しかし、少数のニコチン依存者から荷税を絞り取る様に、酒税を上げていくのは簡単ではない。その要素の一つには、酒飲みを甘やかす文化がこの国では確立しているから。

 酒税に関しては、巧妙な増税を策略している。タイトル画像にあるように、2026年にはビールは減税、発砲酒や第三のビールは増税、これは姑息な目暗ませ作戦

 大酒飲みはコスパの良い安い酒を飲まざるを得ないから、実質増税。高級なビールを飲める富裕層には減税となる。控えめに上品に考えても、腹が立つ。

 酒税以外にも、偏見かもしれないけど、団塊の世代にはまだまだ『コミュニケーション番長』みたいな御仁が必ず存在していて、そのためのツールとしてアルコールは欠かせない液体だと信じて止まない。

 体質的に飲めない下戸にまでは強要しないけど、飲める人に対しては、潤滑油のように必要不可欠なものだと決めつける、いわゆる「アルハラ」

 そういう人々は、十二分にアルコールに嗜癖しているにも関わらず、アルコールホリックだと思ってないから、厄介です。付き合いを避けることが出来れば問題ないけど、実社会では難しいのが現実。

 ならば、酔っ払いの戯言に付き合い、彼ら彼女らを傍観し、適度なタイミングで『わかりました、好きなだけ飲んで下さい、私は帰ります』、と言おうではありませんか。

 シラフなら、きっと言えますよ。何故なら、酔っ払いは、そんなことを覚えちゃいませんから。

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