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自慢の肖像画いずれは処分される運命

肖像画と、美少女… (07年8月1日)知人に描いていただいた肖像画を14年間、ピアノの上に立てかけている。油絵で12万円のところを10万円にしてもらった。「お金はいつでもいい」と言ったが即、送金した。

その人は3カ月後、病気で亡くなった。奥様の手紙によると私の肖像画が最後の作品だった。いろんな角度から何枚も撮った写真を見ながら、仕事後に1カ月以上かけて描いた。

購入した絵は肖像画以外に3点ある。いずれも美少女を描いたものでモデルなし。「2人」の美少女は退職した上司にそれぞれ贈って手元を離れた。

自慢の肖像画だがトロフィーなどと一緒で狭苦しそう。「遺影の代わりになるね」と独り言ちた。46歳のままで若々しい(?)が、美少女には勝てない。ピアノの前にたたずむ美少女の絵は、生き生きとしている。

私の方が早く逝った場合、肖像画の行方が気になるが…。欲しいという者がいないので多分、処分される運命だと思う。哀れ。

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