わたしの好きなこと②料理

料理が好きだ。
食材を買って手順を考え黙々とつくる時間、
我を忘れて料理にだけ集中して無心になることができる。

わたしは雑念が多い。
頭の中もおしゃべりなのか本当にいろんなことをとりとめもなく考えていて、無の時間があまりない。
それが考えすぎにつながり、頭がオーバーヒートして疲れる事につながっていると思う。

料理をするという行為は、目の前の食材にだけ集中し、効率よく何品かを作り上げていく。
ほぼ心は無に近い。

わたしの今の家はIHコンロが1つ。
オーブンレンジと組み合わせて順番を考えないと手持ち無沙汰になってしまう。
作りたいものをいくつか挙げ、それをどのような順番で作るといいかを考え、実践する。
そしてふっと我に帰ると料理が出来上がっている…という感じである。

美味しいと感じるものができた時、
どうでもよかったはずの自分のためだけに美味しいものを作ることができる、ということにとてつもなくホッとする。

うつ病で何度も何度も消えて無くなりたいと思っていた自分、今でもいても居なくてもいい存在だと思ってしまってるけど、それでもわたしは自分のために美味しい料理が作れる。それだけでも自信というか、まだ生きていられるという安心?に繋がっている。

こちらはモヤモヤした時にえいやっと食材を買い込んで片っ端から食べたいものを作った時の夕飯。流石にお腹いっぱいになったけど、自分の意思で選んだ好きな食器と食べたいもの目の前にして達成感はとてつもなく大きなものだった。

料理番組を見るのも好き。手際の良さが勉強になるし、誰も傷つかない。淡々とした作業。最後に美味しいと破顔する出演者。お腹が空いて生きる欲が湧いてくる。

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