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男女で違う?退職を伝えたときの反応。と、嬉しかった言葉たち

新卒から10年弱勤めた会社を2月で退職し、
4月に転職を予定しています。
それに向け、お世話になった職場の方々に
退職のご報告をしているこの頃です。

その中であったやりとりから
印象的だったこと、嬉しかったこと、感じたことを
今日は記事にしたいと思います。

自分が今度また何か環境を大きく変える時
環境を変えていく人に言葉をかける時

思い出したいなあ、と思うことです。

男女で違う?「退職します」への反応

前提として、私の勤めている会社は
いわゆる年功序列の、大手企業。
一般的に”安定している”と思われる会社です。

その価値観の中で新卒から育ててくれた会社を2月に退職する予定です。

なので、ここしばらくは、
新卒からそれはそれはお世話になった方々へ少しずつ、退職を伝えてきました。
私の場合、転職より先に移住を決めたので、
通常よりかなり早めの5ヶ月前に会社へ退職を伝えた形です。

応援してる、寂しい、戻ってきていいよ、地方子育ていいね、
などなど色んな種類の優しい言葉をいただいて
心苦しいやら幸せやら、
申し訳ないやら、寂しいやら、
とにかく心が忙しい日々です。
(ここ数ヶ月note更新がするエネルギーがなかったのもこのためで….)
つくづくありがたい話で涙が出そうです。。

さて、そんな中
印象的だったことの一つが、人によるリアクションの違いです。
たまたま、男女で特徴的だったのでそういう見出しにしましたが、
とにかく、大きく2つに分かれました。

私の今回の退職理由は「子育て地方移住」というちょっと思い切ったチャレンジングな理由です。それに対する反応は・・・

心配「本当に会社に残れないの?ちゃんと検討した?大丈夫?」(男性)
承認「そういうライフプランを選んだんですね」(女性)

という感じでした。
男女とも、独身者、既婚者、子どものいる方、子どもの年齢もさまざまでしたが、上記の傾向があったのがとても印象的でした。
どちらも、優しさの表現の違いで。

まず、心配してくれる人(男性)は、
自分の評価軸を持ち、それに沿って助言しよう、という意識が強いんだなあ、と思いました。

親のように「いきなり環境を変えて地方へ行って本当に大丈夫か」と、私の人生にとって何が最適かという自身の意見をもとに色々な提案をしてくれるのが男性でした。
これって、言う方も言われる方もエネルギーを使うことです。
だけど、それだけの時間やエネルギーを相手のために使えるっていうのは、
力強い優しさですよね。

一方、承認からスタートの方(女性)は、立場や家庭環境を問わず
人生の価値観は人それぞれ、そして
人生全体のバランスの中で
仕事をどのようにポジショニングするかその人次第だよね
という考えが前提にある反応でした。
私の行動に関しては、「あなたの人生だから」と。
この全面肯定と、相手の人生を尊重する姿勢、これもまた深い優しさです。

誰かが挑戦しようとしたとき、
自分ならどちらのスタンスで言葉をかけるか?
優しさや思いやりをどのような形で表現するか?

多分これは相手や状況によって受け止め方も変わるので、
正解はないというか、難しいのですが、
この体験はよく覚えておこうと思いました。

嬉しかった言葉たち

それぞれに頂いて嬉しかった言葉を記録しておきます。

心配からの「いつでも戻ってこいよ」
承認の「地方での子育て、素敵ですね」

これらは特に嬉しかったです。

「いつでも戻ってこいよ」
色々アドバイスや助言をくれつつも、私が退職の決断を変えないということなら「応援する」「戻ってこいよ」という言葉をいただきました。
心配からの言葉を下さる方は、最初はある意味”退職に反対”ということです。
でもその分、理解頂けた後の最終的な応援の言葉は
とてもとても力強く、心強いものでした。

いつか思い切って旅立つ人を見送る立場になる時がきたらこのような言葉をかけれたらいいなあ、と思います。

そして「素敵ですね」
新たなチャレンジをして人生を展開させようとしていることに対して、
これ以上寄り添ってくれる言葉はないなと思いました。
「田舎の子育て、素敵ですね。」
と、自分のライフプランを肯定してもらえる。
幸せな活力が湧いて背中を押されました。

これぞ、承認の力・・・!と改めて感じました。

私が気をつけたこと

このような嬉しい言葉を頂けて
全くもって恵まれた環境にいるわけですが、
私の方で気をつけたことも一応メモしておきます。

最も気をつけたのはこの3点です。

今までの感謝と恩を忘れないことを心から伝える
相手の価値観を絶対に否定しない
退職までは業務を全力で頑張る意思を伝える

当たり前のことかもしれませんが…。

この先の人生でも恩を忘れないこと
感謝の気持ちを伝え、育っててもらったことが無駄になるわけではない、
これまでの会社生活がいかに私の人生の糧になっているかを伝えました。

そして、頂いた助言は全面肯定で受け止めました。
「本当にその通りですよね。ありがとうございます。」
その上で、自分の考えを伝える。
というのを繰り返して、応援してもらえるようになりました。

退職時は今の環境への不満や物足りなさなど、
現状に思うところがあるケースがほとんどだと思います。
だとしても、そこにいる人の価値観、大事にしてきたこと、今の生活を決して傷つけない配慮は大事かなと思いました。

そして、業務について少しでも不安を和らげてもらえるよう、責任を持って仕事します、ということは当然なんですけど、あえて言葉にしてしっかり伝えました。
(自分へのプレッシャーにもなるわけですが・・・・そこは自分で作り出したプレッシャーなので受け止めるしかないかなと。。。)

まとめ

ここまで読んでくださって
恵まれた職場だなあ、と思われたことと思います。
その通りです。
でもそのような方々からの言葉だからこそ、本当に学ぶことが多く
記録しておこうと思いました。

ここ数ヶ月は、そんな素敵な方々へ別れを告げる痛みと
仕事をきちんと終わらせなくてはという
勝手なプレッシャーに
心の余裕なく過ごしてきましたが、
なんとか少しずつ自分の中で折り合いをつけ、
こうして記事の更新も復活させることができてきました!

挑戦や変化には痛みが伴うというのは、こういうことなのでしょうか・・・

別れとはいうものの、これまで会社でお世話になった方々との繋がりは、自分の人生の中でこれからも大事に繋げていきたいと思っています。
「恩返しのチャンスを探り続けます!」と宣言もしましたし
別れという別れではないんですが・・・。
とはいえ、どうしても寂しさはありますよね。

思ったより長々と書いてしまいましたが、
そんな感じで心に一区切りをつけ、
地方移住と新生活に向け、引き続き準備進めていきます!


今後ともよろしくお願いいたします。

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