異世界感がすごい。「京都の不思議な小道」に行ってきた
京都へ来てから月に一度、リモートワークでなまりきった体を動かすために「伏見稲荷大社」へ行っている。
光の速さで人混みを避けながら鳥居をくぐり抜け、黙々と石段を駆け上がる。今回で5〜6回目だけど、何度行ってもしんどい。「行く」より「登る」とか「修行」の方がしっくりくる。
そんな伏見稲荷大社だが、道中に普通に歩くと通り過ぎそうになる、とある不思議なスポットが存在する。
それは、薬力社の近くにある「薬力の滝行場」だ。
山頂から時計回りに下っていくと、途中で正面に細めの鳥居が見える。
一見、特に何もなさそうだが、そのまま鳥居をくぐると人ひとり分ぐらいの小道が続いている。
両脇には小さなお稲荷さんやお塚がズラッと並んでいて、なんとなくイメージする伏見稲荷大社の異世界感がギュッと詰まっている場所だ。
すぐ側にある休憩処の「薬力亭」によると、ここは稲荷山の最奥部に位置する源流の滝が流れている場所だそう。
このお水で薬を飲むと、薬効が増すと信仰されている。3月に行った時は、お坊さんと思しき方が滝に打たれていた。
伏見稲荷大社は基本的に混んでいるのだけど、ここはあんまり人がいない。森林浴が気持ちよくて、不思議なところに来たような感覚を味わえる。
TikTokでも人気で、18万ほど再生されている。
今回行った時はカエルが鳴きまくってて、異様な雰囲気がいつにも増してすごかった。「何事!?」ってくらい鳴いてたけど、一匹も見つけられなかった。
場所は分かりやすいけど、気づかずに通り過ぎてしまうかもしれない。滝の水で茹でられた「ゆでたまご」を売っている休憩処が、分かりやすい目印になると思う。
ちなみに、薬力社から少し下った先にある「御膳谷奉拝所」の周辺もなかなかの迫力だ。
開けた空間に、すごい数のお塚やお稲荷さんが並んでいて圧巻。
ちょっと迷路っぽくなっていて、別の時代に迷い込んだような気持ちになる。このまま進むと異世界へたどり着くかもしれない(?)ここもいつも人が少なくてお気に入り。癒やされる。
伏見稲荷大社へ行くときは、修行のつもりで高速で頂上まで登り切って、空いてる下りでゆっくり堪能するのがルーティンになってきた。しんどいけど、下った後はすごく気持ちがいい。
今回行ったのは4月最終日の16時頃。登りは混んでたけど、下りの17時〜18時は意外と過ごしやすかった。
この時期なら18時前でも明るいし、休日やGWに行くなら夕方が狙い目かもしれない。
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