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二十四節気の養生法【2024 芒種】

 6/5は芒種で、暦ではこの時期は芒(ススキ)のある穀類の栽培に最も適している時期とされます。5/21に沖縄に梅雨入り宣言が出され、これから前線の北上に伴って北海道を除く全国各地が順次梅雨入りします。
 中国では昔から「春の雨は油と同じくらい貴重」という諺があるそうです。唐の太宗 李世民は漢詩『咏雨』に「和气吹緑野、梅雨洒芳田。新流添旧澗、宿霧足朝烟。雁湿行无次、花沾色更鮮。対此欣登歳、披襟弄五弦。」と詠い、その当時から梅の実が熟すころにシトシトと降り続く長雨を「梅雨」と呼んでたことがわかります。唐の太宗は農業に非常に関心を持っていたことが記録されており、「梅の雨」が農作物の収穫に役立つことを知り、大変喜んでこの詩を詠んだようです。
 別名では「黴雨」とも言い、空気はジメジメと湿気を含み、ムシムシと蒸し暑く、さまざまな食べ物や衣類など身の回りの物にかびが生えやすくなる高温多湿な長雨を、同じ発音から「メイユー」と言います。明代の中医師 李時珍は本草綱目の中で「梅雨或作黴雨,言其沾衣及物,皆生黒黴也。」(梅雨、或は黴雨は衣服やさまざまな物に黒黴を生じさせる。…此れ皆な湿熱の気の鬱し、遏り、燻し、蒸し、醸されて霏雨と為る。人其の気を受くれば則ち病を生じ、物其の気を受くれば則ち黴を生ず)とあります。

 ジメジメとうっとうしい季節ですが、カラダも清潔に保ち、部屋など身近な場所も風通しを良くして新鮮な空気を採り入れ、食べ物も新鮮なものを選んで早めに食べるようにし、出来れば火を通して食べた方が良いですね。
気分も鬱々としがちになりますが、お香やアロマで癒されたり、お気に入りの雨具でワンちゃんと散歩などで気を晴らしましょう。

楽しい気分で過ごそう

今月の癒しの庭園 「上賀茂神社 渉渓園」

 今回は上賀茂神社の「渉渓園」をご案内します。上賀茂神社は、神代の昔に「加茂別雷大神」が本殿の背後の神山(こうやま)にご降臨され667年に造営され、桓武天皇の平安宮遷都以降は、皇城鎮護の神様として崇敬され、また平成6年(1994年)に世界文化遺産に登録されました。
京都市内のかなり北の方に位置しますが、わたしも何度も訪れています。

賀茂別雷神社(上賀茂神社)

 とても古い由緒のある神社で、毎年旧暦4月の酉の日に行われる賀茂祭(葵祭)は今年も5/15に行われ絢爛豪華な王朝絵巻を見ることが出来ます。葵祭のヒロインは「斎王代」と言い京都の名家の令嬢が選ばれ毎年テレビなどで発表されますが、祇園祭のお稚児さん同様にその費用は数千万円かかるそうで資産家のご令嬢でなければ引き受けられませんね。

賀茂祭(葵祭)

 一の鳥居から二の鳥居まで500メートルの馬場があり、葵祭の前儀として5/3に流鏑馬神事が行われます。
少しわかりにくいですが、馬場の横に「斎王桜」、「親王桜」、「御所桜」の大きな枝垂桜がいっぱいの葉をつけています。
桜が咲く頃には見応えのある桜が咲いているでしょうね。

三本の立派な枝垂桜

 二の鳥居をくぐった先に手水舎があり、身を清めてさらに進むときれいな朱色に塗られた大きな楼門があります。

手水舎から見える朱塗りの楼門

 国宝の本殿には御祭神の加茂別雷大神が祀られています。雷のような強い力で厄を祓う厄除けの神様です。

 本殿をお詣りして小さな「片岡橋」を渡ると重要文化財にも指定されている摂社の片山御子神社があります。ここには加茂玉依姫命が祀られており、平安の昔から縁結びや子授け、安産の神様として特に女性から厚い信仰を受けています。
 今、放送中のNHK大河ドラマ「光る君へ」の主人公、紫式部も恋の成就をこの「片岡社」にお祈りし、恋の歌を詠んだ歌が歌碑として境内に飾られています。撮影に入る前に道長とまひろも揃ってお詣りされたそう。

恋の成就を願って💕

詞書
 加茂にまうでて待りけるに
 人のほととぎすなかなんと申けるあけぼの
 片岡のこずえ おかしく見え待りければ

ほととぎす 声まつほどは片岡の
 もりのしずくに たちやぬれまし

詞書(通訳)
 上賀茂の社に参拝したときに きっとほととぎすが鳴くだろうと
 あなたがおっしゃっられた 明け方 片岡社の森の梢が美しく見える

ほととぎすの声を待つ間は、片岡社の森の梢の下で
 朝露のしずくに濡れても、ずっと待っています

「ほととぎす」とは、紫式部が想いを寄せる男性。
~あなたが現れるまで、わたしはいつまでも待っています~
という恋心を読んだ歌と解釈されているそうです。

紫式部の歌が刻まれた歌碑

 歌碑の前の道をすすむと伏見稲荷の千本鳥居のように山上に続く赤い鳥居があります。伏見稲荷ほど多くはありませんが心地よい風に吹かれて登っていくと頂上の木々の間から京都市内が一望できます。

千本鳥居を登ったら樹の間から京都市内が一望

 鳥居を降りてくると御神紋に使われる二葉葵が群生しています。葵とは神と逢うという意味があり、神と人とを結ぶ草として古来大切に守られてきました。社殿や瓦、幕などそこかしこに二葉葵の文様が刻まれています。

かわいい葉の二葉葵

 加茂山口神社前に広がる庭園が「渉渓園」です。上賀茂神社の境内を流れる「ならの小川」から水を分け、くねくねと曲がった川をつくり緩やかに水が流れます。普段はあまり手入れをされず放置されているようです。

なら川の分水が流れる曲水園

 渉渓園の中にしめ縄が飾られた大きな石『願い石(陰陽石)』があります。 池の底から出土した陰陽石で、 石の表面の質感が異なり、陰と陽が融合した石と言われています。
 脇にある立て看板には、『古く龍の住む池があったと言われ、池の底より出土した「陰陽石」は陰と陽が極まり融合した(実った)姿を現しています。両手で同時に手を触れ、そのお力を頂いてから 賀茂山口神社 にお参り下さい。』と書かれています。

願い石(陰陽石)

 渉渓園では、毎年4月第2日曜日には、古代中国から伝わった平安装束に身を包んだ歌人たちが小川のほとりの席に著(つ)き、前年の葵祭の斎王代が歌題を読み上げ、自分の前に盃が流れてくる間に歌人は歌を詠み短冊にしたためるという平安時代の雅な「加茂曲水宴」などの催事が行われます。

春に渉渓園で行われる加茂曲水の宴

 『睦の木』と名付けられた大きな木の脇の立て看板には『このスダジイの木は、300年以上昔よりこの大地に根ざし、一つの根より大樹が何本も伸びているところから、一つに結ばれた仲睦まじい家族を表し、家族の絆や家内安全を見守って下さいます。そっと手を合わせてお祈り下さい。』と書かれています。樹からも凄い生命エネルギーを感じますね。

睦の木

 渉渓園を出ると「ならの小川」に勢いよく水が滔々と流れています。
もう少し暑くなると近所の子どもたちがたくさん水遊びをしにやってきます。大人たちも足を浸けておしゃべりを楽しんでいますが、暑さが厳しい京都では水の冷たさが心地良いです。
この日は小川の横で幕末頃の時代劇映画の撮影をしていました。

勢いよく流れる「ならの小川」

 鳥居をくぐって境内に入ると、やはり空気が澄んで荘厳な気に包まれます。
暑い夏に京都に来られた時には、ぜひこの小川に足を浸けて涼みに来てください。

芒種の養生法

 6月5日から6月20日までが「芒種」です。暦便覧には「芒(のぎ)ある穀類、稼種する時也 」と書かれ、稲や麦の穂先のように芒(とげ)のある穀物の種まきをする頃です。6月10日が雑節の入梅です。今年は、北から冷たいオホーツク海高気圧が張り出しているため、梅雨前線が北上しにくいそうで、梅雨入りは全国的に平年より遅く、九州から東北南部にかけては6月中旬、東北北部は6月下旬に梅雨入りの予想だそうです。これから各地で大雨が降り続き浸水や土砂崩れなどの被害が起こりやすくなりますので、くれぐれも気をつけてください。梅雨入り前の雨が少ないうちに、家の周りなど危ないところはお手入れして備えることが大切です。
 災いを避ける第一は「兆し」を見逃さないことです。天気予報などに意を配り交通などへの影響を察知して事前に対策をしておくことも帰宅難民にならないために大切ですね。

日本気象協会の梅雨入り予想

 旧暦5月5日(6/10)は台湾や中国などではとても大切な端午節です。端午の節句にはナツメなどの入った粽(ちまき)を食べますが、中国などでは端午節のちまきを食べるまでは、まだまだ急に冷えることがあるので寒さを防ぐ衣服は片づけないようにしなければいけないと言われるそうです。先人の知恵ですね。そして、いよいよこの頃になると気温が高くなってきますが、空気中の湿気も増えてきて、汗を発散させることが出来なくなり、まるでバケツの水の中のスポンジのように身体の外にも内にも水分だらけになります。高温多湿でさらに風邪とも結びつき「だるさ」が襲ってきます。気温も日に日に上がり、ジメジメと湿度も高くなって少し動くと汗が出てベタベタと気持ち悪くなります。蒸し暑く風湿の邪気が盛んで、手足がだるくて眠気を感じさせ、動くのも面倒になります。芒種の養生法は、この季節特有の気候に合わせて、余分な水を溜め込まないことや憂鬱になりやすいので気分的に楽しく過ごし、怒りや憂鬱な気分を避け、気血の巡りも良くなるよう調えましょう。

カビって…有害なだけ!?

 気持ち悪くて嫌われ者のカビですが、実はカビを利用して作られる食品があります。日本の食文化には欠かせない味噌、しょうゆ、日本酒、みりん、酢、塩麴などがあり、世界中でもワイン、チーズ、ハムやソーセージ、インドネシアのテンペ、タイの魚醤、中国の腐乳などもカビを利用して作られます。これらの発酵食品では、カビが特定の工程で利用され特有の風味や香りを向上させ、栄養価を高める役割も果たします。カビは適切な条件下で利用されることで安全に食品の品質向上に貢献します。さらに抗生物質のペニシリンを作るのにも青カビが利用され、黒カビから作られるクエン酸は食品添加物として使用されるほか、洗浄剤や医薬品の製造にも使用されています。

とはいえ、やっぱり怖いカビ!

 とはいっても、やはりカビは人間の健康に悪影響を及ぼすこともあります。軽度の場合は、吐き気、軽い胃痛、下痢、かゆみ、発疹、喉の腫れなどですが、重度になると呼吸困難などがあ固場合もあり、慢性的な中毒症状になると喘息やアレルギー性鼻炎など呼吸器系のアレルギーやカンジダ症などの感染症、頭痛、皮膚炎などを引き起こしたり、さらには免疫力が低下していると肝臓や腎臓の障害、免疫抑制、発がん性、肺アスペルギルス症など重篤な病気を引き起こす原因にもなります。

カビが生える条件は…?

 カビが繁殖するには特定の条件が必要です。カビが繁殖する主な条件は…
湿度:カビは湿度が高くなると繁殖しやすくなります。一般的に、湿度が60%~70%以上の場所ではカビの繁殖が促進され、湿度が高いとカビの胞子が発芽しやすくなります。
温度:カビは一般的に15℃~30℃の温度で最もよく繁殖します。この温度範囲ではカビの成長が活発化し増殖が促進されます。ただし、一部のカビは低温や高温にも適応するものもあります。
通気性:カビは通気性の悪い環境で繁殖が促進されます。特に密閉された空間や換気が不十分な場所では湿気がこもりやすく、カビの繁殖が進みやすくなります。
有機物の供給:カビは有機物を栄養源とします。特に炭水化物や糖分が豊富な物質を好んで分解し生育します。食品、木材、紙、繊維などの有機物がカビの増殖に影響を与えます。
pH:カビは多くの種類が中性から弱酸性の環境を好みます。pHが5から7程度の範囲がカビの生育に適しています。
 その他にも、家の建っている場所(川や池、湖、海の近く)や向き(北向き)、構造(コンクリート、気密性が高い、マンションなら低層階)や壁の素材なども湿度に影響します。
 これらの条件が揃うと、カビの胞子が発芽して菌糸が伸び、カビのコロニーが形成されます。カビはこれらの条件に適した環境が長時間続くと増殖し、見た目や臭いに影響を与えることがあります。

カビが生えやすい物や場所は…?

 カビは高温多湿で、通気性が悪い場所や有機物が豊富な環境で生えやすくなります。
湿気の多い場所:湿気がこもりやすい場所、例えば浴室、キッチン、洗濯室などはカビが生えやすい環境です。特に換気が不十分な場合や排気ファンが作動していない場合は注意が必要です。
壁や天井:壁や天井の表面は湿度が高いとカビが生えやすくなります。特に断熱性が低く冷暖房効果が弱い部屋や、水漏れがある場合はカビの発生リスクが高まります。
カーペットやじゅうたん:カーペットやじゅうたんは湿気を吸収しやすく、通気性が悪いためカビが繁殖しやすいです。特に水浸しになったり乾燥が不十分な場合は注意が必要です。
布団やベッド:布団の内部やマットレスの下などは、寝汗や体の湿気を吸収して湿気がこもりやすく通気性も悪いので、カビの繁殖に適した環境です。布団やベッドの上で物を食べたり飲み物をこぼしたままにしているとカビの繁殖を促進します。
木材や壁紙:木材や壁紙は有機物が豊富なため、湿度が高い状態であればカビが生えやすくなります。また、結露や水濡れなどはカビの繁殖を増加します。
食品や飲料:食品や飲料も湿気や温度管理が悪いとカビが発生しやすくなります。特に保存期間が長い食品や開封後の保存に注意が必要です。
日本の高温多湿な環境下では、どうしてもカビや虫が発生しやすくなります。美味しい物は虫たちも良く知っています。お茶葉や漢方薬、漢方食材などの乾物など、普段は常温で保存できる食材でも、この季節は冷蔵庫などの冷暗所で保存し、出来るだけ早く消費するようにしましょう。

カビは高温多湿が大好き

カビの発生を防ぐには!

 高温多湿で通気性が悪く、炭水化物や糖分、また弱酸性の環境を好むという特徴があるので、出来るだけこういった環境を作らないようにすることが大切です。労働安全衛生法の事務所衛生基準規則(事務所則)において、オフィスの環境基準が定められています。温湿度に関しては「空気調和設備を設けている場合は、室内の気温が17度以上28度以下及び相対湿度が40%以上70%以下になるように努めなければならない」とされています。
温度と湿度を適切に保つ:適切な温度は15℃~30℃ぐらいの間、そして適切な湿度は40%~60%ぐらいの間です。温度が30℃を超え湿度が70%を超えてくるとカビが繁殖しやすく安るので温湿度計で確認し調温調湿することが大切です。
通気性を良くする:梅雨になると雨が降る日が続くので、どうしても扉や窓を閉め切りにすることが多くなり、通気性が悪く湿気がこもりやすくなります。梅雨晴れの日など小まめに窓を開けて空気を入れ換えたり、一日中仕事で外出している人などは、帰宅したらサーキュレーターや換気扇などで空気を循環させたりしましょう。特に入浴後は浴室や脱衣室なども換気し、使用したタオルや床なども濡れたままにしないようにしましょう。
 雨の日などは、履いていた靴は濡れたまま下駄箱に片付けず、新聞を詰めたりしてしっかり乾燥させてから片づけたり、傘も干して乾燥させてからたたむなど小まめな手入れが大切です。下駄箱などは除湿剤や乾燥材などを入れておきたいですね。
 窓の結露なども小まめに拭き掃除をしたり、結露吸収テープや結露防止シートを使うなども効果的です。
 まさかの万年床ではないと思いますが、ベッドなどはどうしても干したりできないのでカビが生えやすくなりますね。暑くなってくるとどうしても寝汗もかきやすい季節です。布団乾燥機などを使って湿気がこもらないようにすることが大切です。
 雨の日が続くので、洗濯物も部屋干しが多くなりますが、そうすると部屋の湿度も上がりやすくなります。部屋干しする場合も除湿機や扇風機、サーキュレーターなどを使って通気を良くしましょう。

通気性を良くして高温多湿を避けよう

香袋で邪気祓い

 旧暦5月5日(新暦6/10)は端午節。台湾など中華圏の国々では昔からとても大切な祝日とされてきました。中国の春秋戦国時代、楚の宰相 屈原の悲話から生まれたちまきを食べたり龍船でボートレースをする習慣は今でも残っています。
 この季節は、蒸し暑くなり、害虫が発生したり、カビや細菌などが繁殖しやすくなるので、昔から漢方薬を入れた香袋を作って首からぶら下げたり枕元に置いて寝たりして邪気祓いをしてきました。香袋に良く入れられる漢方薬は、艾葉(よもぎ)、蒼朮、藿香、丁香などで理気・散寒・健脾・化湿・通竅などの効果があり、自分の体質に合わせてそれらを粉にして布袋や木の実に詰めます。
 艾葉(よもぎ)は、お灸のもぐさにも使われ温経止血・散寒止痛・除湿止痒などの効果があり、婦人科系をはじめ内科や皮膚科などでもよく使われます。よもぎを煮出してお風呂に入れてよもぎ風呂にしたり、韓国ではよもぎ蒸しなども人気がありますね。中国では、手足口病が猛威を振るった時に、よもぎや藿香で毎日30分ほど部屋を燻蒸して予防したそうです。

生薬の香りで邪気を祓う

京都伝統中医学研究所の"小満におすすめの薬膳茶&薬膳食材"

1.梅雨におすすめの薬膳茶&食材

脾を健やかにする薬膳茶&薬膳スープ・薬膳スィーツ
■「湿邪」対策にオススメは
とうもろこしの毛やはと麦など利湿作用のある食材にお腹を温め香ばしい香りでリラックスする「水巡茶」
「四神湯」スープセット 
芡実、蓮の実、はと麦、山薬、茯苓など健脾利湿食材を豊富にブレンドした夏の定番スープ。さらに緑豆や小豆などを加えても利湿効果アップ。1袋で5~6杯分出来るので、小分けして冷凍保存出来、食べる時に1椀分ずつ温め直して食べるのもOKです。
五行周流の5種のお豆をセットにした「お豆のお汁粉セット」でダイエット中も食べれるスィーツを作ったりいろいろお豆のお粥にしたり、どちらもOK!
全部食べる薬膳茶「健脾利湿茶 意棗紅豆茶」 なつめ、小豆、苡仁(はと麦) お湯を注いでそのまま放置(長めに抽出)。脾(お腹)を調え、特に水の巡りを良くし、湿邪を出し肥満やむくみを改善。 
スィーツのような薬膳茶で全部食べられて美味しくてとってもお得。
お腹の冷え対策にオススメは
「からだを温める黒のお茶」、「黒薔薇茶」、「そろそろダイエット茶」
などでお腹を温め脾の働きを高めよう。ほかに「マイカイ花」、「桂花」、「なつめ」、「竜眼」なども
全部食べる薬膳茶「調補気血茶 桂棗黒豆茶」 なつめ、黒豆、竜眼をブレンド、お湯を注いでそのまま放置(長めに抽出)。脾(お腹)を調え、気血を補う。黒豆が香ばしく、なつめや竜眼の自然な甘味があり、とても美味しい薬膳茶。
胃腸の不調にオススメは
「なつめ薬膳茶(なつめ竜眼茶)」、「なつめ」、「竜眼」、「蓮の実」、「はと麦」など
■血を補うオススメは
「増血美肌茶」、「健やか茶」、「金針菜」、「なつめ」、「竜眼」、「蓮の実」など
■血行不良にオススメは
「気血巡茶」、「紅花」、「マイカイ花」など
■ストレス解消にオススメは
「気血巡茶」、「花果茶」、「酸梅湯」、「麗香龍珠茶」、「さんざし」、「マイカイ花」、「桂花」、「ジャスミン」など
余分な熱を取るにオススメは
「五望茶」、「理気明目茶」、「菊花」、「緑豆」、「はと麦」など

2.入浴時におすすめ漢方入浴剤

寒湿タイプにオススメ
 ヨモギがたっぷり入った「ポカポカあたため乃湯」もカラダが温まりココロの緊張もほぐれ気の巡りを促進。
 ヨモギは漢方で艾葉(ガイヨウ)と言い、古来から擦り傷や切り傷など出血時に止血薬などとして使われたり、浄血や造血、デトックス作用(むく みの改善)、冷え性改善、美容効果があり、最近では「よもぎ蒸し」なども流行っていますね。

湿熱タイプにオススメ
 エキゾチックでオリエンタルな香りの 「すっきりさっぱり乃湯」暑気あたりの体調不調やストレス解消、気鬱解消に。
 藿香(かつこう)は、お腹を温め、湿を追い出冷たい物の飲みすぎ食べ過ぎで傷めた脾胃を補ったり夏カゼの予防など。漢方薬の「藿香正気散」でよく使われます。アロマではパチョリと呼ばれオリエンタルでエキゾチックな香りで人気があります。藿香に生姜や陳皮をブレンドして冷房などで冷えたカラダを温め、爽やかな香りでリラックス。
☆どちらも、漢方の香りが浴室全体に広がり、ココロもカラダも癒されリラックス♪

薬膳茶や薬膳食材などの商品は各ショップでお買い求めいただけます。

薬膳茶&薬膳食材専門店 京都 楽楽堂  本店公式サイト

 国際中医師がオリジナルブレンドした季節の薬膳茶や、厳選した安心安全の薬膳食材を専門に扱っています。ぜひご利用ください。

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京都伝統中医学研究所 楽天市場店 https://www.rakuten.co.jp/iktcm/
京都伝統中医学研究所 ヤフー店 https://store.shopping.yahoo.co.jp/iktcm/

 中医学や漢方の知恵を毎日のくらしに活かして、体質改善や病気の予防に役立てて下さい。
次回は、6月21日「夏至」ですね。いよいよ陽が極まり陰に転ず。まだ夏も来ていないのに、陰転してこの日から少しずつ陽気が減り陰気が多くなってきますね。光陰矢の如しで、なんだか日が過ぎるのが早いですね。一日一日を大切に過ごしましょう!

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