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「余白」を意図的に確保する

この見出しを見て、皆さんはどんなものを頭に思い浮かべたでしょうか?
とても抽象的なテーマですが、今日は教材づくりやカリキュラム構築にまつわる2つの「余白」についてお伝えしたいと思います。


1)テキストの「余白」


テキストやワークブックなどの冊子型教材において「余白」はとても大切な要素です。
そのため教材を作るときは、「適切な余白を確保すること」を心がけましょう。
紙面(ページ)いっぱいに文字や図表などのコンテンツを詰めて入れ込むことはせずに、
たとえば…

  • ページの下のほうにスペースが空いた場合は、ページを詰めずにあえてそのまま「余白」として残しておく

  • 情報が盛りだくさんのページが連続する場合は、あえて「メモのページ(白紙)」を挟み込む

といった工夫が有効です。
この余白があることで、受講生は「自分に必要」あるいは「自分に大事」と思うプラスαの情報やアイディアを、メモとして書き込めます(書き出せます)。
当たり前のことと思うかもしれませんが、この「プラスα」は「そこに余白があること」によって生まれ出てくるものでもあるのです。

2)カリキュラムの「余白」


受講生にどのように学んでもらうか?(=カリキュラム)を考えるときにも、「余白」を意図的に設けましょう。
たとえば…

  • 毎回の講義の最後に「何の時間でもない空白の時間」を確保しておく(一般的には「質疑応答」や「チェックアウト」などの時間として確保されるケースが多いかもしれません)

  • カリキュラムの中にあらかじめ「受講生の自習時間」を組み込んでおく

などです。
これらの「余白」は、言い換えれば「受講生が学んだことを自分ごととして消化する時間」になります。
余白があることで、受講生の頭の中にも「自分はどうだろう?」「これってどういうことだろう?」と思考を整理したり展開させる「あそび」が生まれるということです。

これら「余白」が受講生の学びを前進させる


どちらの「余白」も、私たちが日常的に見たりやったりしていることだと思います。

ですが、私たちが思っている以上に大きな役割を果たしているのです。

「教材の余白」と「カリキュラムの余白」、この2つの余白を意図的に確保することで、受講生のプレストが進み、自分への置き換えが進み、結果として受講生の学びは大きく前進することになります。
ぜひ参考にしてみてください!


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