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【私小説54】奇天烈

人生の七不思議について思い返していたら、もう一つ思い出した事がある。
小学生の頃の事。高学年になってからの事だと思うのだけど、私はその日クラスで誰だったか女の子とお喋りしていた。するとやはり同クラスの波田という男子がわざと何かを投げてきたんだかぶつかってきたんだか、忘れたけどとにかくふざけて私たちにちょっかいを出してきた。
3人ケラケラ笑いながら波田氏もさらにおちゃらけて「すまんすまん」と謝ってくれたので、私達もふざけて「まったくもう、土下座もんだよねw」と笑った。
すると波田氏が激昂、というか号泣(っえ)
「なんで俺が土下座しなけりゃなんねーんだよ!!!」
と先生に言いつけに行ったw
私たちは
「冗談ですすみませんでした」
と言わされたw
いや、先に吹っかけてきたの貴様じゃん。
だいたいお前の頭に何の価値もねーよ。
なんかもう思った事言うの怖くなっちゃっていた。

今思い返せば、会話をしている相手が、自分が想像したのとは全く違う反応を返してくることがちょくちょくあった気がする。
(まったく。マジで土下座しろや)

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