たくさん恋をしてきて学んだこと3
やっと、独身だけど、モラハラのある男性とのお付き合いに終止符を打てた。やっと、やっと、やっと、お別れするって決めることも言うこともできた。
でも、泣いた彼を見て、涙が止まりませんでした。
私がそばにいて幸せにしてあげたかったのに、どうして彼を泣かせてるんだろう。ダメだ、こんな苦しい気持ちにさせたくない。泣いてほしくない…。
お別れすることを伝えたあと、私はそんなことを考えていました。そして、無責任にも彼を追いかけて・・・。
でもいまこのお別れしたことを振り返って出てくる感情は、「別れてよかった」あのとき、よく別れるっていうのを伝えて別れることができたなと、その時の自分を褒め称えてあげたいくらいよく頑張った、という感情なのですが、、、
このあとがまたなんとも言えない感じになっていくんですよね。。。
この日の夜、私は泣きながらすがりました。
少し前から、パソコンで困ってたことを解決してくれたり、私が他に困っていたことを手助けしてくださる方が1ヶ月前から出入りするようになっていて。
恋愛感情も最初はなく、この独身の彼へ対する執着心を手放そうと思って、むしろお別れしようと思って、ちょうど誘ってくださってたお客様だった方と遊んだのですが、この方は、私が彼とずっとしたかったこと、困ってたこと、そんなものを次々と叶えていってくれていました。
彼とお別れした日、はじめて彼氏が居たこと、その恋愛がとてもしんどかったこと、やっと心を決めてお別れしてきたことを泣きながら話し、朝まで車の中に一緒に居てもらいました。
そして、少し気持ちが落ち着いて涙が出なくなったとき、なぜ私のところにこうやって来てくれるのか、結婚しているのかどうか、そんなことを聞いてみました。
そしたら、、、
「占いで、言われたんです。この11月に会う方を助けてあげて、と。その方はいま助けを必要としているから、その方を助けてあげてって。その助けたことは、全て自分に返ってきます、と言われたんです。」
と、言われました。
そして、結婚もしている、と。
ただその方48歳、子供は18歳、結婚してすぐその子供ができ、それからずっと夜の性生活もないし、別れてほしいとも言われていて、僕のことを邪魔に思ってる、というような感じのことを言っていました。それと、5年ほどお付き合いしていた方も居たけど、その方とは1年前にお別れした、とも。
この時点で気づくべきだったんですよね。
5年お付き合いした女性が居たのに、この方はこんだけうまくいってない奥様と離婚することはなかったんですもんね。だから、なんだかこの方にお別れすると伝えた相手の女性の気持ちが今はわかるなぁと思います。
でもそれに気づかなかった私は、その方への気持ちはこのときはなかったけれど、それから毎週土日、クリスマスや私のお誕生日、平日に時間が空いたらチラチラと私のところへ来てくれることが嬉しくて、どんどんこの方を好きになっていってしまいました。それに、私は傷心してるから、最初は他の人を好きと思う気持ちにもなれなかったりしてたけど、少しずつ彼が私のところへ来るのが当たり前のように感じるようになってからは、抱きしめてくれることが嬉しくなってきたり、もっともっとと求める気持ちがでてきたり、一緒に居られないと寂しいというような、また、依存的な気持ちが少しずつ出てきてしまいました。
でも、こうやって次々予定を空いてるか聞いてくれて、空いてたら約束をして、その日に遊んで、最初の頃は1ヶ月先の予定まで入って、安心できて、楽しくて、、って、なんだか理想だなとか、この人と普通にお付き合い出来たらいいのにな、とか思うようになり始めてる間は、本当に楽しかったんです。でも、そんな状況も、私の弱さが原因で、少しずつ変わっていくんですよね。
初めて身体の関係を持った日、私はちゃんと断ることができませんでした。これが本当に間違いだった。。。
不倫はしたくないから、身体の関係は持ちたくない、そう言えなかったんです。お付き合いしようという言葉もないまま、身体の関係を持つことになって・・・。
もうその時点でも誠実ではないのに、私にしてくれてるいろんなことがとても嬉しかったり楽しかったりしてたので、私はその人を ”前の彼と比べたら” 誠実だ、と勘違いしてしまっていたのです。
そして、それにやっと気づいたのは、このブログを書き始めた日。
彼と仲良くなりはじめてから、不倫と呼ばれてしまうこの関係ですが、最初は本当に楽しい日々を送ってきました。弱々しくなっていた私は、この方のおかげで少しずつ少しずつ元気になることができ、ご飯も普通に食べれるようになり、なんなら体重も4〜5キロほど増えたりもしました。いろんなことが進みました。たくさんの楽しいこともし、行きたいところへも連れてってもらいました。
この彼は、いろんなことをたくさんしてくれました。
土日、大抵はいつも会える、そして一緒にしたいこと、困っていたことなどが解決し、いろんなことが進む。そんな関係が嬉しく、お泊りもして、一緒に寝られることもとても嬉しかったのです。
でも、本当の意味で私が満たされることはありませんでした。
平日会えない、会いたい時に会えない、なんなら、いつでも電話をかけていいわけではないし、普段は奥様の居る家へ帰ってるんだから、嬉しい気持ちになるわけはなく、いつからか何かが引っかかり始め、プラスの流れからマイナスの流れに変わってしまうようになりました。
今、私はこの方を好きだという気持ちがまだあります。でも、このブログを始める直前までの気持ちとは、全然違うかな。
いまは、理解して諦めました。この理解して諦める前に、この彼とちゃんとお話をして、ちゃんと気持ちを聞いてみました。私が前を向くためには、それが絶対に必要だと思ったから。
「お付き合いしようっていう言葉とかなかったけど、お付き合いしてると思ってくれてるの?」
「・・・うーん、、難しいところですね。。。」
「セフレなの?」
「そんなふうになんて思ってないですよ!(汗)」
「じゃぁ、占いで助けてあげてって言われたから助けただけの相手って感じなの?」
「・・・もちろん言われた通りのことをしたのは事実だけど、、、難しいですね、、、いまは、き〜さんが望んでることをしてあげたくてもしてあげられるわけじゃないから・・・もどかしいです」
そんなことを言われたような気がします。
そして、聞いてみました。
「前の彼女とはお付き合いしてたって言ってたけど、でも私とはお付き合いしてくれないのは、私は前の彼女以下ってことなの?」
「そんなことないです!前の彼女以上ですよ!」
そっか。。と思いながらも、なんだかため息でした。求めても手に入らないものを追いかける苦しさ。求めてもほしい言葉はちゃんと返ってこない苦しさ。でもこの日は、自分の心の落ち着くところをさぐりながら、この方とお話をしていった自分がいました。なんとか貰える嬉しいと感じる言葉を言って貰えるような話し方で。
もう私は嫌!ってきちんと伝えることなんてできない。嫌われそうで、この関係が終わりそうで、傷つけそうで、まだ、この方が求めてくれるならそれに答えてあげたくて…。
私は全力で答え続け、まっすぐに好きになり、この方に対して誠実であろうとしてきました。この半年間。
でもそれで得られたものは、虚無感と、未来のない恋愛への絶望感と、相手への嫌悪感、疑心暗鬼な心、落ち込む心、止まらない涙、もうどうしていいかわからなくなるような喪失感…。
誰かを不幸にしている恋愛で自分だけ幸せになることなんてできないんだと。こうやってブログを書きながら、落ち着いて自分に向き合いながら、ひとつひとつ気持ちを整理していく。
そして私は絶対に戻りたくない、このブログを始める前の自分に。
あんなに悲しい気持ちになりたくない。この方を好きと思って、この方に求めても返ってこないものを求めて、寂しくてたまらなくて、不安でたまらなくて、苦しくて涙が止まらなくなって、自分の自信も失って。
元気にしてもらったはずなのに、根本をなんにもしっかりと作ることが出来ていなかったから、すぐに折れてしまいました。
このときの私なんて、全然根を張ってない見せかけの木のようなもので、少しの大雨ですぐに倒れて流されてしまうような、そんな情けない状態でした。
でも今は違う。
私は今回の恋愛からは、自分の力で自分と向き合い、自分の力で立ち上がり、前を向いて進んでいます。だから、一人の時間も寂しくないし、自分の意見もいまならしっかり言える。
この方に依存していた気持ちも、だいぶ手放すことができました。
この方との未来を夢見てた気持ちは、もう諦めて手放しました。
私は違う人ともっと良い恋愛をするんだ。だからその方に出会うまでに、自分の根をしっかり張って、なにかあってもどっしりと構えることができるように成長するんだ。
いまはそう思っています。
こんな恋愛しかしてくることが出来ない私、と言ってしまったらそれまでなのですが、でも私にはいままでお付き合いしてきた彼たちとの時間によって、学ぶべきことを学ばせてもらい、今回の方とこういう関係になれたことによって、私は私をしっかり取り戻し始めることができるきっかけをいただいたので、
起こるすべてのことには意味があり、それはすべて必要なことだったんだといまは思うのです。
もうすぐ40歳。
やっと恋愛とはなにか、結婚とはなにか、そんなことがこの歳になってようやく分かるようになってきました。子供はもう20歳を越えてる子もいるのに…笑
私はこの20年、恋愛に関して学ぶというより、子育てに関して学ぶことがたくさんあり、そちらにばかり向き合ってきて、自分の恋愛というものはただそばにいてくれて寂しいという気持ちにさせないでいてくれればそれだけでいい、みたいな感じだったように思います。向き合うなんて、余裕もなくてできなかったなぁ。
でも、もし生まれ変わるなら、今の私に生まれ変わり、またこの子たちに会いたい。
小さい頃にしてあげたくてもしてあげられなかったことを、来世ではいっぱいしてあげたい。
今の私になってから、みんなを産んで、育ててあげたい。
未熟すぎる私から生まれた子供たちは本当にたくさん寂しい思いもして、苦労もさせてしまったと思う。それを、子供たちはどう思っているのだろうか。
あ。
恋愛を振り返っていたつもりなのに、子育てをいつの間にか振り返りながら涙がでてきてしまいました・・・。苦笑
私にとっての恋愛は、人生において必要不可欠のようなものでした。それがないと生きていけない気持ちになる。誰かに愛されてないと、強く立っていられない。
でも、頼れる人が居るからこそ、自分が弱くなるのを感じました。
自分が弱くなったとき、頼れる人が居たことは嬉しいことでした。でも、これがきっと本当に出会うべく相手だったのなら、頼ったときにきっとすんなりと未来に向かって進んでいったことでしょう。でも、すんなり進むことができなかった、頼り切ることができなかったからこそ、そこから先に学びがあり、自分自身も成長し、今のような気持ちになれたのだと思います。
もし頼った時にすんなりと頼り切ることができていたとしたなら、私は成長することなく、その状況に甘え、きっといつかそこから先のどこかでなにかの問題が起こっていたような気がします。
たくさん恋をしてきて学びました。
自分を幸せにしてあげることができるのは、自分なんだと。
自分の選択のひとつひとつで、自分の行動のひとつひとつで、いくらでも自分自身を幸せにしてあげられるのです。
時に気持ちが弱くなることもありますが、でも大丈夫。
こんな弱い気持ちの日は、ずっとは続かないから大丈夫。
きっと、この弱い気持ちの自分から抜け出すことはできるから大丈夫。
自分にそう言い聞かせてあげながら進んでいきます^^
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