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#65 のんびりしていた国が忙しい国になっていくとき

日本にいたときは、いつも何かに追われているようでした。いくら時間があっても足りない!って思っていました。

なのにマレーシアにきたら、やることはたいして変わらないのになぜか時間の感覚が変わり、自然を見たり、鳥の声を聞いたりする余裕ができたのです。

これはなんでなんでしょうか? 今日は考えてみました。

東京にいたときは、1日に3件も4件も予定を入れて、保育園と職場、家を忙しく移動していましたが、マレーシアではだいたい1日1件です。

なぜかというと、電車は遅れるし、渋滞はあるし、大雨もあるし、銀行のシステムがダウンしてることもあるから。すると、1日1件くらいが安全なのです。

11時集合と言われて、行ってみたら、時間には誰もいなくて、お茶を飲んでいるうちにようやく人々が集まってくるーーそんなことが結構あります。

蕎麦屋の出前じゃないですが、遅刻の言い訳で「今向かってるところ」というのは定番フレーズ。一番初めにマレーシアに来て覚えた言葉が「On the way(今途中)」って人もいます。多少の遅刻で怒る人は滅多にいません。

こんな感じで、マレーシアでは、時間感覚が独特です。

実は沖縄でも「島時間」があり、のんびりしてるそうですから、国というより、南国特有のものなのかもしれません。

「予定」に関する感覚も独特で、約束していても、その日になって『やっぱりやめた』がよくあります。

そんなわけで、あまり先の予定を決めなくなりました。
その日のことはその日の気分でテキトーに決める、って感覚です。

南国も経済発展すると変わっていく

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