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子供が親に絶望するとき
こんにちは! 本日は短いコラムです。
子どもが家庭で話をしなくなるのはなぜなのでしょうか。
私が「言語化」について書いたnoteに関して、こんな反応をいただきました。
思えば自分が子供の頃、親にあまり話をしなくなったきっかけの一つはとてもしょうもない質問で、
「なんでラムちゃん*は空を飛べるの?」だった。 *「うる星やつら」
母の答えは「そんなんマンガやからに決まってるやろ。そんなんばっかり読んでるからあかんねん」だった。
別にマンガだってことは私だってわかっている。そうじゃなくて、一緒に話がしたかったのだ。でも真っ向否定(人格否定のおまけつき)されたことで、「ああ母は私の話は聞いてくれないのだなあ」と思い、結局その後思春期に学校で色々あっても何も言わなかった。進路も就職も結婚も勝手に決めて事後報告のみした。今でも用がなければ連絡も取らない。
そんなトラウマはともかく、こういう日々の会話から言語能力というのは育てられるんじゃないかと思うのである。
子供の心の中ではこんな変化が起きているのか、見事に言語化されたnoteです。
それが、決定的に親子の関係を悪くしてしまう。
小学校2年生の時、良かれと思った発言を完全に否定され怒られ、「母に正直に話すことは意味が無いどころか害悪だ」とハッキリと認識した記憶があります。我ながら早かった…
— 理系ワーママまりか🐶音声配信中&転職活動中 (@maripo0190) January 20, 2020
コレも同じですよね……。
恐ろしいですが、まりかさんが親を見限ったのも小学校低学年。
子供が親を見限るのって、親が思ってるよりも早い時期な気がします。
信頼感と信頼関係の問題なのでは?
— チキンM: 「サーバル、マダタベチャダメダヨ」 (@tikinm) January 20, 2020
一度でもやらかしたらまずアウト
こちらはサポートしてる側からの意見です。
私も現場で同じことを感じてますが、直接指摘してるながつかさんは、偉いと思います。
ちょうど昨夜、この話題でnote書きました。
— ながつか かおり🇲🇾ペナン (@kaoremix) January 20, 2020
「親に話したら、どうせ2倍3倍で言い返してくる。だから話さない。」
というお子さんの言葉を重く捉えるべきだ、と親御さんに正直に伝えました。
子どもを言い負かして傷つけている事に気付いていない親は、意外と多い。https://t.co/UyoZu9LzTm
子どもの信頼を取り戻すためには
最初のお母さんに戻ると、「そんなんばっかり読んでるからあかんねん」が余計な一言だったのかなと。しかし親の側からしてみたら、心当たりある方、ムッチャ多いと思います。
私もつい言ってしまいますね。「そんな下らんものばかり」「しょうもないゲームばかり見てないで」「変なもの見るのやめたら」など。評価やジャッジメントをつい入れてしまう。
やっぱり小学校低学年くらいで子どもに「お母さん、名探偵コナンだって結構残酷なシーンがあるでしょ。子どもってグロかったり戦いだったり、気持ち悪かったりが好きなものなんだよ。全部制限されたら信頼されてないと思って悲しくなるよ」と指摘され、それ以来は気をつけています(でもまだやってるけど)。
あと、子どもが親に対してなんでも言える環境を作らないと、自由な言語能力って伸びない気がします。「怒られたらどうしよう」「こんなこと言ったら馬鹿だと思われる」って萎縮しちゃったら、自由な発想も、思考も難しくなるんじゃないかなぁ。つまり親はクリエイターの上司みたいなもんかなぁ。
— のもときょうこ@「日本人は『やめる練習』がたりてない」(集英社)発売中 (@mahisan8181) January 17, 2020
これ、いちばん大事なことだと思う。
— 渡辺朗典 (@nabe_routen) January 20, 2020
親は子どもから「どうせ親に言っても無駄」と思われたら、もうその段階で実は「負け」なんだと思います。
ただ、親も忙しいので、ついつい話をサッと終わらせたくなるのもわかる。でも、いつもいつもじゃなくていいから、たまに我にかえるみたいにでも心がけたい。 https://t.co/s8P1sk58QV
人間、親子とはいえ、他人の大事にしているものをジャッジしちゃいけないのかもしれません。
では、そうやってきてしまった家庭は、どうするか。
素直に子どもに謝ってやり直すのが良い気がします。
元「小学1年生」編集長の渡辺朗典さん(本コラムを読んでくださってる!)が「わが子を福山雅治だと思え」と提案されてます。
こういう会話を親子の間でするわけです。
「福山くんは、女の人を好きになったらどうなるの?」
「大切に思って、してあげたいことが増えていくんですよね」
「うん、それいいと思う。それ、書いて」
そう言われて、とりあえずそれを書き留める福山さん。
「その次はどうなるの?」
「やっぱり、自分のことをわかってほしくなります」
「わかってほしくなって、どうなるの?」
「わかってほしくなったら…。自分の好きな場所とか気に入っているところとかに連れていきます」
「それもいいと思う。それも書いて」
コレを会話にも応用することで、会話が広がっていく。
なかなか意表をつかれましたが、その通りだと思いました。
子供を自由にすると子供は親を批判するようになる
ところで、子供がいろいろ家庭で自由に発言しだすと、ときには平気で親を批判するようになります。
なんと、あの漫画の神様、手塚治虫さんもお子さんから批判されてたようです。ご本人からのツイートが。
まさに"クリエイターの上司"という親でしたが、なんでも言え過ぎたので父からマンガの感想を聞かれて「面白くない」と一刀両断した娘がここに…(^-^;)イマモソノセイカクナオセズ https://t.co/4haLFOdeVl
— 手塚るみ子 (@musicrobita) January 20, 2020
Twitterってすごい。我が家は家族でファンなので、感激しました(私中学の頃ファンクラブに入ってましたし、家族で宝塚の記念館にも行った)。
すいません嬉しすぎて話がずれた。
私? もちろん、たくさん批判されてます。「ママは考えが浅い」と。
まだまだです。たまに怒っちゃいますしね。
「ママはたまに怒ってしまうけど、寝たらいい生物」だそうです。
精進します。それではまた。良い1日を。
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