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#30 収入も学歴も低い人のほうが「幸せ」を感じていた理由

日本とマレーシアを行き来していると、幸せとはなんだろう?と不思議になることがあります。

マレーシアの人たちの幸せは、シンプルです。先日、マレーシア人の約7割弱の人が「自分が幸せだと言っている」という調査結果を紹介しました。そして、9割が「家族が非常に重要だ」と答えているというのです。私の肌感覚もそんな感じです。

しかし興味深いのは、この「幸福感」が前回調査よりも下がっているということです。

調査では、人々の幸福感が下がった原因として、物価の上昇や政府への不信感などを上げています。しかし、それはこう続きます。

「あなたは、高い収入を持つ地域の回答者たちの方が、そうでない人たちより幸せだと考えるかもしれません。しかし、調査は違っていました。実際には、最も幸せな人たちは、より貧しい地域の人たちでした」
( You may think that the respondents in the higher income bracket were happier in that respect but the study showed otherwise.
In fact, the happiest people were from the poorer states. )

さらに、学歴が高い人より学歴が低い人の方が、幸せを感じているといいます。

これはどういうことでしょうか。

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