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マレーシアの人はなんであんなに家族が好きなのか


日本から帰ってきて、毎回驚くのは社会のあり方の違いです。
「なんでこんなに違うんだろ」ってなるんです。

最近、その謎をとく鍵は、「家族大好き」な人の多さにある気がしてます。

1月5日のマレーシアの英字紙スターに「幸せの秘訣は何か、愛と意味のある関係性」という記事がありました。これによると、モナッシュ大学の調査ではマレーシア人の67%が自分を「幸福だ」と答えていて、回答者の90%が「家族が非常に大事だ」と答えているそうです。

「回答者の約90%が、家族は家族にとって非常に重要だと答えました。しかし、回答者が家族と持つ関係の質については深く掘り下げませんでした。しかし、私たちの研究は、地域社会の仕事に関与している人々がより大きな生活満足度を持っていることを示しました。これはハーバード大学の研究の結果と一致しています。

先日も、日本社会とマレーシア社会の違いについて仮説をご紹介したのです。

そしたらいただいたコメントに

マレーシアの方の「家族が大事」という感覚が、いまいちピンときません。私も家族は大事ですが、おそらく違うのだろうなと…。常に本音でいても受け入れてもらえるということでしょうか?

とありました。
今日はこれを考えてみます。

東南アジア独特かも知れません

前の記事にも紹介しましたがこのツイートをしたら、いろんな反響をいただきました。

ムーチョさんからはこんなコメントいただきました。

確かに、謙遜の文化で、「家族を大事にするのは恥ずかしい」って意識、あるかもしれません。

ローカルの方と結婚した方と話した方の意見は、こんな感じ。
主に、女性側の不満が、日本に比べて少ない気がします。

マレーシアも少子化・非婚化は進んでて、独身の友人たちでもたくさんいるのですが、彼ら彼女らも、クリスマスや中華正月には、家族のもとに帰っていて、独身である限りお年玉を堂々ともらうのです。30歳だろうが40歳だろうが、家族と一緒に住んでる人もいます。この「家族」が精神的にも経済的にもセーフティーネットになっている。

これはおそらく、東南アジアの特徴かもしれません。

仲の良すぎる家族たち


私がマレーシアに1990年代に来て1番驚いたこと、それは中高生のおだやかさと家族の仲の良さでした。
成人しても親と手を繋いでて、「え、こんなの、ありなのか?? 正気か?」と驚愕でした。

一緒に家族旅行していると、宿泊先にDVDを持ち込んで、家族で映画大会。海岸では、延々といろんなポーズで家族写真をたくさん撮るんです。全員でジャンプしたり、みんなで変な顔したり。

私は思いました。なんだこれ。た、楽しそう……、と。家族ってこんなに楽しくていいんだ、と。

ちなみに、この家族の仲の良さは、子供達が大人になった今も、まだずっと続いていて、最近全員で中国を旅行されてます。

先日、一緒に北海道旅行した華人家族も同様でした。
子供たちは3人全員ティーンエイジャー。なのに、親がああしなさい! こうしなさい! と言うとちゃんと付き合ってあげるのです。
よく聞いていると、親の方が無茶苦茶なこと言ってるのに。

映画も家族、旅行も家族、何をするにも家族それも大人数でぞろぞろ出かけていく人たちがいっぱいます。

家族の結束がしんどいって人もいる

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