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あなたの依頼が外国人に無視される5つの理由


こんにちは。野本です。
海外でのコミュニケーション術は日本とまったく違った方法が必要になります。
今日はそんなお話です。

最近あるお客さんが、学校に出したメールの返事が毎回全くこない、というのです。

多分、理由があります。
そして無視される人に話を聞くと、日本と全く同じようにコミュニケーションしてる。

今日は外国人とのコミュニケーションでやってはいけないことと、ではどうしたらいいのかを解説します。ではスタート。

1 メールが長すぎる

一般的に、日本人の書くメールは長すぎます。

以前、マレーシアのマスコミ向けに英語でニュースリリースを出したんです。クライアントの意向で、日本語をそのまま翻訳しました。

そしたら、あるテレビ局から「リリースが長すぎてポイントがわからない」とクレームが来たんです。

知り合いのマレー人も「これはない。相手の時間を奪いすぎ」と。

2 ポイントが分かりにくい

一つのメールに何でもかんでも詰め込んでリクエストするのはNGです。大抵ポイントがズレて相手に伝わらないのです。

異文化コミュニケーションでは、「いかに削ぎ落として相手に伝えるか」が重要。要するに「何をして欲しいのか」だけを書くんです。

これはフィリピンの英語学校ブライチャーのブログですが、ホントその通りです。

後回しにされにくいメールというのは、次の5つの条件を満たしています。

1. わかりやすい
2. 1メールにつき要件は1件のみ
3. 短くて簡潔
4. プロらしい文体
5. 相手が「反応しやすい」メールを書く


米国でも同様なんですね。

3 コミュニケーション手段が間違っている

会社や学校にメールを送っても、全てに返事が来るわけではありません。
アメリカ人はよく「メールを無視する」と言われますが、マレーシアも同様です。

まず第一の誤解は、受け取った側が相談者のメールに気づいていないということです。返信がないと相手に無視されていると思いがちですが、たいていは気づいていない、あるいは見たけれどすぐに忘れてしまったというケースであると思われます。これは、
1)日本語的な書き方はネイティブスピーカーの注意を喚起しにくいこと
2)英語脳にピンとくる表現や構成書かれていないこと
が大きな原因です。

また、マレーシアにはWhatsAppなどのチャットベースで仕事する人も多く、そもそもメール自体を使わない、という会社も結構あるんです。

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