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上下関係があると学問の質が下がるのはなぜか

こんにちは! 今日は短いコラムです。

先月、21世紀型の教育について書きました。

これを成功させるコツは、家庭や学校で「上下関係」を作らないことかなっと思います。今日はこれを解説しましょう。

上下関係のある会社で優秀な新入社員が活躍できないわけ

少し前ですが、こんな記事がありました。

ホームページの「役員一覧」を開くと、並んでいるのは男性の顔写真ばかり。しかもほとんどが60代、70代の「ザ・日本人」といったおじさんたち。この会社は、役員のなかに女性も、外国人も、30代もいない。
たとえば、ハーバード大やMITで勉強している外国人女性が、就職先探しで日本企業のサイトを開いたら、唖然とするでしょう。「この会社では、いくら頑張っても、数年で高いポジションに就くのは無理だわ」とおそらく瞬時に判断します。
その役員一覧は「わが社は女性、外国人、若者を差別します」と全力でアピールしている。グローバルに通用する優秀な学生たちの目にはそう映ります。


確かに、「役員一覧」がこんな感じの会社、多いですよね。おそらく、この会社では、いくら「超優秀な人」を良い待遇で雇っても長続きしない.。

仮に優秀な人を特別に1000万円で雇っても、周りが年功序列で自分だけ特別扱いされてたら、やっぱり居心地が悪いでしょう。だから多分うまく行かない。

探究型の学問でも上下関係がネックになる

学校も同じです。

以前ある雑誌の「グローバルと多様性」というテーマの特集に集まってた校長先生が、全員年配の男性ばかりでした。これはなんかのギャグなのかな? と思いました。どこがグローバルで多様なのか? と。

年功序列はある意味、(男性だけの社会でなら)究極に平等とも言えます。誰でも同じように歳を取るわけですから。

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