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音声入力での原稿執筆が楽すぎる話

いきなりの前言撤回です

先日、文章を早く書くための記事を書きました。
が、いきなり前言撤回です。すみません。

調子に乗って1日大量の文字を書いてたら、右腕が腱鞘炎のようになってしまいました。手首のあたりが重く、指もなんだか疲労を感じます。プールに行っても、ジムに行っても、なかなか疲労が取れないのです。

そこで、5月末からiPhoneの音声入力を試してみたら、これが素晴らしく、執筆スタイルがガラッと変わってしまいました。実は6月以降の原稿は、ほぼ音声入力で書いています。

マレーシアのメディアには、スマートフォンに向かってぶつぶつとつぶやいてメモを取っている人が少なくありません。私も以前から気になっていたのですが、使う必然性もないし、横目で見ていたのです。

なんでもっと早く使わなかったのか。
音声入力を使うと、腕や肩の痛みなどから解放されます。
歩きながらや外出先でも原稿執筆ができます。

今日は、文字を入力する機会が多い人に向けて、
・音声入力がなぜいいのか
・注意すべき点は何か

などについて、ご紹介します。

原稿入力だけではなく、長文を書く場合には、かなり使えるテクニックです。

入力速度的には一番早いiPhoneの入力

音声入力にはOS付属のものやgoogleのもの、いろいろあります。私に取って一番しっくりきたのが、iPhone標準の音声入力でした。とにかく入力がスムーズで、ほぼ話すスピードでこぼさずに入力してくれますし、漢字の誤変換も非常に少ないです。ちゃんと文脈から漢字を選んでリアルタイムで修正かけててすごいです。

なお、句読点の「、」「。」「!」なども、「てん」「まる」「ビックリマーク」などと言うだけで、しっかり変換してくれます。改行も「かいぎょう」と言えばオッケーです。かっこは「かっこ」「かっことじ」で入力できます。ほぼ話しっぱなしで入力が可能です。

原稿だけじゃなく、チャットやメールなどでも使えますね。英語でも日本語でも、割とちゃんと拾ってくれます。

思いついたときにメモが取れる

だいたい執筆のアイデアを思いつくのって突然です。
それも移動中や、外出しているときが多いです。

そんなとき、ささっとiPhoneを出して、メモ帳アプリで音声入力してしまいます。そのままiPhoneのnoteアプリにコピー&ペーストしたら、原稿の下書きがアップできてしまうのです。

最終調整はパソコンで行ってます。最初にドラフトをわーっと書いて、後から眺めるスタイルです。細かいミスを直し、おかしな口語を整えて、レイアウトしておしまい。公開してから「あれ? 読みにくいな」となって直すことも多々です。

なお、メモ書きをGoogleのメモにしておくと、パソコン側にも自動で同期されます。Gmailの「Note」欄にも自動保存されているため、バックアップにもなるわけです。

おかげでキー入力の回数が減り、だいぶ体が楽になりました。

場所に縛られないで執筆ができる素晴らしさ

それからこの音声入力、素晴らしいのは仕事の環境がよくなることです。

プールサイドに座って、泳ぐ子供たちやその辺にいるリスか何かを見ながら、原稿が書けてしまうんです。これって最高です。

以前も、パソコンをプールサイドに持って行って作業してたりしたのですが、せっかく良い景色のところにいるのに、結局画面ばかりみてることになり、いまいち意味がない。音声入力だと目は他のところを見ていられます。

これはフィリピンのルマーホテルです。↑

iPhoneに向かってぶつぶつ言っているわけですから変な人だと思われるかもしれませんが、割とありふれた姿なので誰も気にしません。

なんでもっと早く気がつかなかったのだろう。

お気に入りの場所がある人は、そこで原稿を書けちゃいますね。私東京にいたら、お気に入りの下町の公園でやってたかも知れません(怪しい人として通報されたかも知れませんが)。

取材も格段に楽になりました。取材したら、その場で音声でメモをとります。展示会などの取材では1日に何件も立ったまま取材するので、音声メモは便利すぎです。

マレーシア人は本当によく音声入力を使っていますので、変な目でみられることも皆無です。

音声入力する場合と原稿では文章が変わる

音声入力での問題は、口述すると、文章のリズムが違うことです。
おしゃべりって回りくどいんです。無駄が多い。

だから、音声入力を文字起こししたものには、リズム感が不足しています。我ながら、だらだらと無駄な喋り方をしているのでびっくりです。

もちろん、後から編集すればいい。訓練によって喋り方を変えていくこともできますね。

余談ですが、学校で先生の授業を聞いているよりも、書籍で自学したほうが効率的なのもこれですね。

音声入力で原稿を書く癖をつけていると、普段の喋り方も変わっていくような気がしています。

私が音声入力で記事を書いていると言ったら、夫にドストエフスキーみたいだねと言われました。ちょっと格好良くないですか。そう、実は口述筆記、昔から定番なんですね。ドストエフスキー、自分の原稿を奥さんに口述筆記で書いてもらっていたそうです。

パソコンの音声入力は意外にうまくいかなかった

ちなみに、パソコンに直接音声入力する方法も試してみましたが、こちらはうまくいきませんでした。

Macの標準の音声入力をダウンロードしてやってみましたが、入力が遅く、誤認識が多いです。Googleドキュメント付属の音声入力も、やはり誤認識が多い。もしかしたら私の使い方が悪いだけで、相性っていうのがあるのかもしれませんね。

iPhoneの方は快適です。普段Siriに話しかけているので、慣れもあるのでしょうね。

技術の進歩って仕事のスタイルを根こそぎ変えてしまう力があるんですね。

そんなわけで、今、この500円の月額マガジンでは、ほぼ毎日2000-3000文字程度のエッセイやコラムを書いていますが、ほぼ音声入力を使っています。この原稿も音声入力で書いてみました。しばらくは実験してみます。

ではまた。

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音声入力での原稿執筆が楽すぎる話

野本響子@マレーシア編集者&ライター

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編集者&ライター。雑誌編集20年。マレーシアマガジン編集長。40代で外国に来て、驚きの日々を過ごしてます。東南アジアの人に習ったグローバル時代の新しい生き方・教育・考え方を発信。3冊目の書籍「日本人は『やめる練習』がたりてない」が集英社より発売。cakesでも連載中。
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