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アジアに進出する企業が、ダイソーを見習うべき理由

アジアに進出する企業、続々と来ています。うまくいくところもあれば、撤退するところもあります。

最近は日本のものを、アジアで売りたい、と言う目的で進出しているようです。すると品揃えをどうするかが大きな問題です。

私がお勧めしたいのは、ダイソーのとっている方法です。

マレーシアにはあちこちにダイソーがあります。私が住むクアラルンプールの郊外でも、大抵大きなショッピングモールにはダイソーが入っています。

面白いのが、この品揃えなんです。というのも、こんなのマレーシアで絶対に売れないよね、ってものもある。

例えば、おむすびを作る道具、お寿司を巻くための道具、自転車のベルや部品、算盤、手袋やマフラーなどの冬の用品、果たして、売れるのかなあ、というようなものが堂々と置いてあったりします。

これが私は以前から不思議でした。

あえて「死に筋商品」をおき続ける

そこで以前、ダイソーに取材する機会があったので、直接聞いてみたんです。「一体どういう基準でものを置いているのか」と。

そしたら、特に選んでいない、という仰天な回答が返ってきました。

とりあえず売れそうなもの全部置いてみる。使い方は、お客様が決める。と言うのです。しかも、使い方すら、お客様に勝手に考えてもらえばいいんじゃないんですか、と言うのを聞いて本当にびっくりしました。

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