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今の教育に不安を抱える方へ


こんにちは! 新年がスタートしました。今日から学校や仕事、と言う方もいるかも知れません。
さて、先月の記事に対し、こんな感想を拝読しました。

切実ですよね。小学校1年で学校に入ってビックリ! 私立学校に入ったのに、「なんだこれは」と驚愕した方もいます。

私もマレーシアで教育分野の取材をしていて、「日本の教育は社会の変化に対応してない」って思います。今やこのままでいいと思ってる人はほぼいないのです。

気持ち、大変、よくわかるのです。
私自身、日本の小学校を体験し「考える力が失われる方向で教育してるんだな」と衝撃を受けました。

それで、子供が不登校だったりすれば話は早い。しかし、子供は学校大好きだし、仕事も家のローンもあって、っておっしゃる方も多数です。

今日はそう言う方がどうしたらいいか、考えてみます。
ちょっと長いのでお時間ある時にどうぞ。

日本の学校のままで親にできること

子供にオプションを持たせたい。英語やプログラミングを教えたり、異文化のわかるところで教育したい。

しかし結論から言えば、心配しなくても大丈夫かなと。
なぜかと言えば、教育って学校だけで完結しません。学校は一つの要素にすぎないからです。うちなんて、もう学校自体に行ってません。

ホントこの通りです。今日本にいる多くの人も、この「画一的な教育」を受けて育ってきたわけですが、実際に日本にはそれなりに「ぶっとんだ方」もいる。

親にできることは以下です。

・子供の様子を観察してみる
・今ある学校が世界の全てじゃないと教える
・家庭で教育してみる
・今の学校の悪口は言わない

今日は「子供に考える力を付けたい」と思う方に向けての一つのヒントです。

子どもの様子を観察してみる

子供は親とは違う人格です。
すでに小学校で親と違う考えを持っていたりします。
もし、お子さんにやりたいことがあるのなら、とことんやらせてあげるのも手です。

また小学校低学年ですでに、日本の友達関係に大きな価値を見出してるお子さんがいます。

日本の公立学校が楽しい友達のお子さん。ルールを素直に受け入れ、喜びを感じている様子。多分、学校から、秩序やら人間関係やら、いろんなことを学んでる。

こういうタイプのお子さんが、親の意向でインターナショナル・スクールに入っても、うまくいかないことがあります。「日本に帰りたい。(日本の)お友達と会いたい」と揉めてしまう。

海外に来ると、誰もが最初はものすごく孤独です。友達から赤ちゃんのように扱われて悔しい思いもします。英語ができない日本人はほぼ例外なく、この道を通ります。小さい子も同じです。

この時、「日本に帰りたい」という気持ちが強すぎると、「英語を覚えたら日本に帰れなくなる」とブレーキがかかります。すると、むしろ英語嫌いのになってしまって逆効果なのです。

それに、日本だろうがマレーシアだろうが米国だろうが、全ての人にとって完璧な教育って多分、存在しないのです。

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