見出し画像

授業スライドはたしかに便利だけど‥

使い方次第ではやはりデメリットもあるなと感じました(当たり前なんですけれども)。

授業スライドを使うことのメリットと、逆にデメリットは何かということを、改めて自分の中で整理してみようと思ってnoteの画面を開いています。

具体的にはどういうことかと以下に列挙してみたいと思います。

メリット①スピード感

これは主に中高生向けになるかもしれませんが、板書を全て書く必要がないので素早く情報を提示することができます。

そのため、提示できる情報量も必然的に多くなり、様々な話を1時間の中に盛り込むこともできるようになると思います。

ただし、これは下記のデメリット①にもつながっていきます。

メリット②画像資料の提示

数学で言えばグラフだったり、社会や理科は写真資料だったりを提示しやすくなるのではないでしょうか。

もちろん著作権の問題はあると思いますので、事前に出版社等に確認することは必要だと思います。

今までであれば、教科書とノートと資料集を行ったり来たりしていた場面もあったかもしれません。

ただ、授業のスライドの中にこのような資料を盛り込んでしまえば、時間短縮ができたり、タイムリーに提示できたり、スライド1つに集中することによって理解度が上がるのかもしれません。

(もちろんコインの裏表ではないですが、複数の資料を見比べて参照する能力が落ちるという話も出てくるとは思います。)

メリット③切り替え表示

時系列表示が可能になる、とでも言えばいいでしょうか。

もちろん、今まででもやりようはあったと思います。

例えば、数学で言えば動点の問題。

社会でも時代の流れに応じた勢力図の変化とか。

理科なら1フレームごとの物体の動きとか。

様々な事象をイメージしやすく作り込むことができるように感じます。

デメリット①授業を受ける側の不慣れ

メリット①で述べましたが、瞬時に情報を提示することができるようになるため、授業の展開が早くなる可能性があります。

この場合、受ける側が授業のスピードについてこられなくなる危険性もあります。

今までは聞きながら書き写すという作業をして授業を受けていたわけですが、瞬時に画面を切り替えられると、ノートテイクしきれない可能性が高くなるのではないでしょうか。

対策としては、穴埋め形式のプリントを事前に配布するとか、レジュメ形式の資料を配布するという形でしょうか。

大筋は既に資料に書かれているから、自分が気になった補足情報を書き加える。

いずれにしても、授業を受ける側の意識の変化が必要になりそうです。

デメリット②流れの固定化

これが一番気になっています。

授業は生き物という表現をされる方もいらっしゃると思うのですが、やはり突発的な生徒の質問やその場の流れというのはありますよね。

これに柔軟に対応することが難しくなるように感じます。

事前に授業のスライドを準備してしまうわけですから。

あとは、教室の環境次第、ということになってしまうのかもしれませんが、脇に少し別の板書を書き込むことができるのか、とかそういう要因が出てくるような気もします。

また、ハイブリッド型のオンライン授業(半数登校・半数自宅待機)の場合、授業スライドをそのまま画面で共有すると、脇に書いた板書はどうするのか(カメラの切り替え程度で済むのか)という話にも発展しそうな気もします。

まとめ

昨今の情勢により、様々な対応が現場で求められています。

考えられることはたくさんありそうです。

ただ、小学生と中学生・高校生だと機器の操作にそこそこ差もありそうな気もします。

また、できることできないことへの対応など、いきなり上手くは回らないこともあるかもしれません。

オンライン授業を想定して、授業スライドなどを準備する先生方は多いと思います。

どうにか効率を上げていきたいものですね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?