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タイムリーな授業進行で2時間連続の授業もダレずにメリハリをつける

2時間連続の授業って、どんな教科であるでしょうか。

小学校とかだと、やっぱり家庭科の調理実習だったり、図工の2時間連続の授業が多いのかもしれません。

これらは実技教科なので、身体も動かしつつ、頭も使いつつ、で楽しさと集中力ともつのかもしれません。

しかし、中学や高校になると、座学の授業で2時間連続になることも増えてきます。

中学ではまだ少ないかもしれませんが、高校だと演習とかもありますよね。

1時間目で解答して2時間目で解説の授業というような。

こういう授業展開は高校生だからこそ、なのかもしれません。

しかし、演習解説型の授業は、受験直前こそ増えてくるものの、まだ学習内容がすべて終わっていない状況だと、普通に2時間連続で対面の授業を行うことも出てくると思います。

大学にいくと、1時間が90分なので、当たり前になってくるのかもしれませんが、高校生で50分×2はなかなか苦しい生徒も少なくなさそうです。

私も例にもれず、このような授業があるのですが、貴重な授業時間を、いくら2時間連続だからといって、なるべく集中力を落とさずに効率的に聞いて欲しいと思っています。

やってるこちらも辛くなってしまいますし、生徒も辛いでしょうし。

そうならないように、やっぱりタイムリーに授業を運ぶように工夫していますよというお話です。

文字にすると「なんだそんな当たり前のことか」と思ってしまうかもしれませんが、これが実際にやろうとするとなかなかハードルが高いと思うのです。

先日、具体的にどのようにやったかというと、基本事項を抑えつつ、周辺の知識も確認しつつ、40分程度かけて学習内容を進める授業を行いました。

他の先生は2時間連続の授業ではないため(時間割の都合上、私だけが2時間連続授業)、とにかく先に進めるという選択を行ったそうです。

しかし、私は次の時間も連続しているこがわかっており、授業の内容も(一部関連性があるとはいえ)少し新しい内容を含むこともわかっていたので、まずここまでの学習内容でできそうな大学入試問題が入った演習プリントを配ってやらせました。

プリントには4問(次の授業で使う分も含めて)載せておきました。

1問は授業中に取り扱うもの、もう1問は終わった生徒が挑戦できるもの。

この組み合わせで2時間分の合計4問です。

難しいのは、この大学入試問題の難易度設定。

事前に生徒の状況と、授業内での理解スピードを把握しておかないと、全く意味をなさないものになってしまいます。

10分の休憩時間を挟んで、1問目の解説を行い、2時間目の授業もやはり30分ほどで新しい内容を勧めていく。

最後の10分で演習を行い、細かく区切りながらも、できる実感を積み重ねていくタイプの授業進行ができました。

結局、教員である我々に求められているのは、目の前の生徒に合った授業進行を行う授業デザイン力なのかもしれません。

そんなことを再確認した1日でした。

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