蜂が出たら青空教室
こんにちは、kohです。
先日教室に大きな蜂が出たんですが、その時の子どもたちの対応が色々面白かったので、そのことについて書いていきたいと思います。
クマバチ?
先日、小学校2年生に算数を教えている時の話です。
教室にクマバチぐらい大きな蜂が出たんです。
しかも、3匹🐝🐝🐝(笑)
1匹は、すぐに窓から逃したのですが、残り2匹が手強かった。
一匹は、ずっと天井付近にいてブンブンしていました。
残りの1匹はどこに行ったのかわからない。
ミツバチでさえ騒いでしまうこともあるので、「あ、これは授業どころじゃなくなりそうだ。どうしようか。」と内心思っていました。
案の定、最初はざわついていたのですが、なんかいつもと様子が違う。
以下、子どもたちの会話
「ねぇ、大きい声で叫んだそこに蜂が来るんだよ。」
「でも、怖いよ。」
「蜂を刺激しないようにしよう。」
子どもたちなりに考えて、自分を、自分たちを落ち着かせ、冷静に対処しようという感じがしました。
友達に「落ち着け」と言っている子も鉢が近づくと静かに机の下に隠れたり、怖がってる子も廊下に出ようとするも様子を伺ったりと色々(笑)
蜂は何度か出ているので、その際に
「蜂を刺激しないようにね。蜂も人間が怖いかもしれないよ。」
などと私も他の先生も言っているからか、今回はすごく子ども達が落ち着いていました。
これが言い続けた結果なのか、と1人で少し感動していました。
急遽、青空教室開催!
ただ、やっぱり大きい鉢が2匹いる教室では集中ができなさそう。
そこで、授業の内容も掛け算九九の練習問題を解いたり、暗唱したりする時間でしたし、授業時間も残り少しだったので、授業場所を変更。
蜂は近くをちょうど通りかかった校長先生にお願い(笑)し、近くの大きめのベランダ?ですることにしました。
コンクリートの床で、屋根無しのベランダ。いわゆる、青空教室ですね。
まず、みんなでやったことは九九をチョークで床書く。
好きな段の九九を書いていく。
近くの人とは被らないようにという暗黙のルールのようなものができ、隣同士九九の確認をしていました。
その後は、子どもたちに「遊びの中に掛け算九九を入れてみて」と伝えて自由にさせてみました。
ある子は「ケンケンパー」の枠を書き、その中に掛け算の問題を書いていました。
ある子は迷路の途中に掛け算の問題を書いて、それを解いてから進む、という大きい迷路のようなものを作っていました。
それを手伝う子。実際にやってみて、ふらふらしながらも問題を解いてケンケンしてる子。
迷路を突き進み、出会った問題を解いて、行き止まりになり、戻って、また問題を解き、とトライアンドエラーを繰り返す子。
動きも発想も子どもたち1人ひとりの個性が出ていて面白いなーとみていました。
そうしている間にすぐに授業時間が終わり、一旦号令。
その後はこのまま作成するなり戻るなり自由解散にしました。
次の時間に間に合うように考えて行動することもできていたはずです(笑)
終わりに
とまぁ、蜂が出てからの子どもたちの対応から成長?を感じたこと、掛け算を遊びの中に取り入れる発想やその中での子ども一人ひとりの動き等が面白かったという話でした。
いつもとは、少し違った環境っていうのもマンネリ化しないので良いのかなとも思いました。
子どもたち、そして校長先生。臨機応変に対応してくれてありがとうございましたー!
読んでくれた皆さんもありがとうございました。
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