はるまき家での青春のレポート〜青春は後付けである〜
こんにちは!初めまして!金沢大学融合学域先導学類1年の小林京胡と申します。
12月2日・16日の2日間、むつぼしマーケットさんにて『はるまき家』のキッチンカーでインターンをさせてもらいました。記念すべき9人目です。ラスト一桁!
1日目はカオスになって、2日目で成長できる、はるまき家のインターン。
噂ではそんな感じで「本当か?!」と思っていましたが、私もめでたく同じ状態になったので、今回はその一部始終をみなさまにお届けできたらと思います。
最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
さとおさんとの出会い
私がさとおさんと出会ったのは今年の6月16日。金沢に来て2ヶ月が経ったとき。少し手持ち無沙汰になっていた私は、先輩に「誰か金沢で面白い人はいませんかね」と聞いたところ、『はるまき家のさとおさんだな』と教えてもらったことがきっかけでした。
先輩に聞いた2日後、すぐに私ははるまき家を訪問しました。
「すいません。ここに面白い人がいらっしゃるって聞いてきたんですけど・・」
と、本店にて、お母様とお兄様に言ったのを覚えています。
そんなことを急に言われ、最初は2人とも少し困惑した様子。(当たり前ですね)しかしながらお兄様が、
「多分それ、弟ですね。」
と一言。さらには「これから駅の方の店に行こうと思うので乗せていきますよ」と言ってくださり、そのままさとおさんに会いに行きました。
さとおさんの第一印象はたくさん質問をくれる人。
初対面なのに、”夏休みに海外に行きたい”・”刺激が欲しい”など、私の心の中にあるもやもやに対し、”それはどうして?”や、”何で迷ってるん?”など、たくさんのクリティカルな質問をたくさんしてくださいました。質問をもらう度に自分と向き合うことができ、おかげさまで私は今年の9月にベトナムとマレーシアにいく決断をしました。
そして時が経って11月下旬。
駅の方に歩いていたところ、商店街でやっているイベントをたまたま見つけ、気になってその通りの方向に足を進めました。すると、赤いキッチンカーの中にいるさとおさんを発見。
海外に行った報告をまだしておらず、会いに行こうと思っていた矢先のことだったので、
〈たまたま入った道に、はるまき家のキッチンカー?なんだこれ、運命か?〉
と思い、思わず話しかけていました。
話していく中で、夏休み前と同じように質問攻めにあい、⦅やべえ、何も考えてなかった⦆と痛感しつつ、いつの間にか「インターンさせてください!」と言っており、インターンをすることになりました。
「よく言った!」と言ってくださったこと、嬉しかったです。
インターン初日
12月2日、インターン1日目が始まりました。
集合して準備をしているときにさとおさんに「今日の目標は?」と聞かれ3つ、
・口角と眉毛をあげていく
・コミュニケーションが得意な方ではないので、落ち着いてとりくみたい
・たくさん感情をメモっていきたい
◯背筋を伸ばす
さらに「1日目が終わった後にどうなっていたい?」とも聞かれ、
・ほわほわしてたい。プラスの感情を感じられたら最高!
◯「良い週末を」を躊躇なくできるようになりたい
と答えました。※◯は後付けの目標
そして営業スタート!
私は今回、お会計を担当していました。
お客さんの注文を聞いてお金を受け取り、お釣りを渡します。作業は比較的簡単なのもあってか、ぽんぽんと作業をしていました。
〈え、意外といけるのでは?〉と思っていた中、大きな壁が2つ立ちはだかります。
それは「良い週末を問題」と「今日の学びを問題」です。
『良い週末を』が言えない
あれ、意外といけるのか?とお会計の作業をしていたときにさとおさんから突然、「きょん(呼び名)をこれから”良い週末を”係に任命する!」と言われました。
帰り際のお客さんに「良い週末を」を届けること。
一見簡単なリクエストに見えますが、これが私にとって結構難しいことでして。
今まで19年間生きてきて、
〈私って周りの人に対して「いい週末を」って言ったことあったっけ?〉
と振り返って考えました。うん、ないな。ないですね。
さとおさんをチラッと見てみると、スムーズに、かつ流れるように「良い週末を〜!」と言っています。
しかし比べて私は想像以上に酷い。(笑)
タイミングが悪かったり。
恥ずかしさからか声がとても小さく、相手に聞こえなかったり。
自分でも笑ってしまうほどにとってもぎこちなかったり。
(「よ、よ、良い週末、を、。」こんな感じ。笑)
さとおさんにも「今のめっちゃぎこちなかったね!」と言われる始末。
軽いトラウマで頭が真っ白になって言い逃したこともありました。
しかし一方で言い逃した時に〈ああ!何やってんだ自分!〉と後悔もありました。
言っても恥ずかしさと緊張を感じ、言わなくても苦い味の後悔を感じる。
なんと背水の陣。トホホ、。
こんな感じで齷齪している中、さとおさんが
「これからの人生を生きていく中で一番怖いことってなんだと思う?」
と言う質問を私に投げかけました。
なんだろう、と考え、いくつか回答してみるもなかなか当たらない。
「なんですか?」と聞くと、
「”チャレンジすることをやめてしまうこと”だよ」
と一言。 グサ。 私の心に刺さりました。さらに、
「あとあと振り返ってチャレンジしなかったことを後悔する状態って嫌じゃない?」
ともう一言。グサグサ。心当たりがありすぎる。心が痛い。
そんな私は、「嫌です。その状態!」と返答しつつも、
「よい週末を」という、とてもいい言葉を言うことをこんなにも躊躇していたり、言う前から失敗することに臆病になっていました。
チャレンジ開始2・3回目で、
どうしよう。怖い。どうしよう。いやだ。どうしよう。
・・と頭の中がいっぱいになり、逃げたいと思っていました。
しかしながら逃げられない環境。
次第に⦅やらねば・・!⦆と思い始めてきました。
無理矢理でも逃げられない環境に身を置くと自然と覚悟が決まってくるんですね。
そして、回数を重ねていくことに、少しずつ、本当に少しずつ、言葉がスムーズに出てきたり、口角が上がったり、そしてさとおさんに
「今のいいタイミングだったんじゃない」
と言われることがあったりと変化も感じることもできるようになってきました。
また味変として、さとおさんが「商品を渡してみて」と、私に商品をお客さん渡す仕事も与えてくれました。
この、”商品と一緒に届ける”という行為は、格段に言いやすくなる1つの手法。
さとおさんが、『お客さんの正面に立つことができるから、言いやすくなったんだ』と教えてくれました。
確かに、斜めからいうよりは、”私はあなたに『良い週末を』という言葉を届けたいんだ”という思いが伝わりやすくなったのかもしれないと感じました。
人に何か伝えたいことがある時は、正面が一番いいのかもしれません。
また、別なテクニックとしては、
*とりあえず言ってみる→言われて嫌な気持ちになる人はいない。
*「あの」と引き止めてから良い週末をと言う!
というものもあると、学びました。
疲れた身体に沁みる味
そんなこんなで14時に。お昼休憩の時間になりました。
なんと、さとおさんのお母様手作りのキーマカレーとサンドイッチをいただきました!
午前中の激務の中、疲れていた心にとても沁みる味。心が少し回復したような気がしました。さらには自分のお母さんの作るキーマカレーに味がとても似ていたので、お母さんや実家のことを思い出して、とっても懐かしさを感じました。
食べ物は人を元気にしますね。ごちそうさまです!!
『今日の学び』も言えない
「良い週末を」に苦戦する中、いらっしゃったお客さんにさとおさんが「うちのはるまき、食べられたことありますー?」と質問をし、お客さんが「はい、あります!」と答えると
「はい、では自己紹介をして」
と、さとおさんがこちらを向き一言。
「えっ」
思わず言葉が漏れてしまうくらいにびっくりしました。
どう言うこと?!初対面の方に対して自己紹介?と思いましたが、
「はるまき家さんでインターンさせてもらってます、金沢大学1年の小林です。」
とお客さんに伝えました。そうしたら次に、
「それじゃあ、今日の学びを言ってみて」
と言われ、
「えっ」
と、固まる私。
⦅今日の学び?まじか⦆
と心の中で呟き、一気に記憶に意識を集中。
しかしながら混乱で頭の中がぐちゃぐちゃになり、お客さんどころか私自身も分からないような言葉を発していました。
そんなお話を聞いてお客さんも私も苦笑い。
ああ、この場から逃げ出したいわ!と思いました。
誤解を避けたいのですが学んだことがないのではありません。学んだことが多すぎて、自分の中で咀嚼できずに消化不良を起こしているのです。
どうしてこんなにうまく言うことができないのだろうか。
私の頭の中にグルグルと、ネガティブな感情が溜まっていく感覚がありました。
”顔を知っている”という安心感
そんなこんなで心と頭が疲れてきた夕方。
大学の先輩たちがきてくださいました!そのうちの1人は過去にはるまき家のインターンも行ったことのある方で、2人ともさとおさんと面識のある方々。
4人で話す中で、先輩の顔を久しぶりに見れたこともあってか、そして、今日の慣れない接客もあってか、ものすごくホッとした時間になりました。
知っている人の顔を見るだけでどうしてこんなに安心できるのでしょうか。
きていただいて本当に嬉しかったです!ありがとうございました!☺️
働いているとみえてくること
大変な接客作業であたふたしていましたが、ふと、自分のことから少し離れて周りを見ていると面白いことが見えてきました。
1つ例を挙げるとすると、”試食の力”です。
はるまきを2本頼んだお客さんがいました。
その人が次の人に順番を譲るために隣に移った際、さとおさんがその人に試食を渡しました。次の方ははるまき家の常連さんであったらしく、試食を食べながらはるまきの美味しさをさとおさんと話していました。すると1人目の方が、「あの〜、3本にしてもらえませんか」と言ったのです。
この流れをみていて私はとても不思議でした。なんというか、ワクワクした感覚。面白い。試食のはるまきのすごさを知りました。さとおさん、すげえ。
こんな感じでだんだんと”働くこと”の構造が分かるにつれて、接客について面白く感じてきました。
お客さんと話す言葉って、自然と出てくるものだけじゃないんだ!
展示や話し方も、さとおさんはとても深く考えて行動に移しているんだ!
と本当に驚きました。
さとおさんは接客に関して、簡単に言うと
どのようにしたら付加価値をあげることができるか
を考えて販売をしているそうです。
何も考えていないようで考えている。流石元営業マン。かっこいい。
隣で見ていて、そつなくこなしている姿に憧れを感じました。
さとおさんとお客さんの間に特別な会話を生み出すことによって、さとおさんもお客さんも嬉しくなる、キッチンカーはそんな空間でした。
1日目を終えて
実はその日、夜の2時就寝だったので、閉店後にはもう何も考えられなくなるくらいに、脳みそと心を中心に疲れた感覚が身体全体に広がっていました。
こんなに考えるインターンだったとは。恐ろしい。
1日でたくさんのことを感じることができ、だいぶお腹いっぱいになっていましたが、これで終わりではありません。
今回の私のインターンは少し特殊で、1日目と2日目が連続ではなく2週間期間が空き考える時間の余裕があるスタイルで行いました。さとおさんには、
「1日目はインターン生みんなカオスになって、2日目で成長するよ」
と言われていましたが、2日目はどのようになっているのだろうかと、ワクワクと言うよりか、怖さがやはり私の心に付き纏っていました。
2日目が近づくにつれて、どんどんと身体がこわばっていく感覚。
また失敗したらどうしよう。いやでも案外大丈夫なのではないか。
この2つの気持ちを行ったり来たり、なんとも言えないような感覚で2週間を過ごしていました。
2日目前日、夜寝る前のメモにて。(マイナスな気持ちをなんとか切り替えているところが個人的にポイント)
部活の大会の前日の夜の緊張感みたいなのに襲われてて面白い。
不安だけど、ドキドキだけど、楽しみのようなあの感覚。
最終日だから、どうなってもいいから、楽しかったな〜って思えるような感じになれればいいな。おやすみなさい。
インターン2日目
前日の21:30に布団に入り、朝7:00に起きました。
「よし、頑張るぞ」と、片道1時間歩いてむつぼしマーケットへ。
そんな準備万端な私の今回の目標は、
◯「良い週末をチャレンジ」
目標:ホームラン5回!ヒット10回!(具体的な数字を立てると良いらしい)(実はこの目標を立てるとき、とってもハラハラしてる)
◯知り合い8人にきてもらう!
◯自分の意見を少しでも考えてから質問することを心がける
「私はこう思ったんですけど、〜〜ってどういうことですか?」とか
◯ネガティブにならないように余計なことを考えすぎないこと!
◯最終日、楽しむ!
であり、また集客に関して、
個別集客 15人 + Instagram・Facebookでの宣伝 を行いました。
初日よりはいいのではないか
ちょっと怖い!と思いながら始まった2日目。
なんと1日目が終わってあんなに心配だったのに、意外にも大丈夫な自分がそこにはいました。
これは想定外でした。
昨日まで強張っていた心は何処へ。
キッチンカー内に流れているクリスマスソングに思わず肩を揺らし、さとおさんにも、
「やっと慣れてきたんじゃない。音楽に身体がのってるよ。そして顔も緩んでるね」
と笑いながら言われました。
頬が緩み、自然と笑いも出てくるようもなりました。
『良い週末を』再チャレンジ
頬も緩む中、やってきました「良い週末を」チャレンジ。
開店直後すぐにいらっしゃったのは、注文の紙を事前に書いてきてくれて、ご友人にも毎回お渡し分を購入してくれる常連さん。
〈よし、、今日の1発目、成功させるぞ。。〉
と意気込んでいた私。
商品を渡しておかえりになるであろうと見計らっての
「良い週末を!」
・・・・急ぎ過ぎました。
1回目、絶対に成功させてやるぞ!と意気込んだその気持ちが前のめりになり、タイミングを完全にミスりました。
ありがたいことに反応はしてくださったのですが(とっても優しいお客さんなんです泣)納得がいくような結果にはなりませんでした。
ああ、やっぱり難しい!
そんなことを思いつつ、2人目も自分が納得が行かないまま終了。
しかし、前回とは違って、「良い週末を!」を確実に言えるようになった変化を感じました。
2回目だから?慣れたから?どうしてだろう?
そうして、チャレンジをしていくうちに言うことに対して躊躇することも少なくなり、振り返ってお辞儀をしてくれたり、お客さんとの会話で、さとおさんから「ヒットじゃない?今の」と言われることも度々出てくるようになり〈えっ本当?!とっても嬉しい!〉と感じることも多くなっていきました。
やっぱり美味しい手作りのお弁当
そんなこんなであっという間にお昼の時間になりました。
今回のお昼は牛丼でした。
この牛丼も絶品で。そしてさとおさんからアツアツのはるまきもいただき、至福の時間を過ごすことができました。
体力回復!気持ちも回復!
今回もごちそうさまでした!!感謝!!
知っている人が来てくれることの嬉しさ
気持ちが軌道に乗り始め、ほわほわした気持ちになっていると見慣れた顔が。
「京胡じゃん〜!」とワイワイ5人。
今回、私が直接「きてほしいな」と宣伝した同級生と先輩がいらしてくれました。
実は。
私は宣伝することに対して少し抵抗がありました。
理由は簡単。恥ずかしかったからです。
しかし実際に来てくれたときに私が感じたのは、恥ずかしさではなく嬉しさ。ありがたさでした。
”知り合いがきてくれることってこんなに嬉しいことだったんだ”
と身をもって実感できました。
そしてそこにまた見覚えのある顔が!またまた、私が直接宣伝した方が来てくださいました。本当に嬉しかったです。
”嬉しい”は1つではないと言うこと
たくさんの知り合いが来てくださる中で、さとおさんから
「友達がきてくれてどう?」
と、質問をされました。
もちろん私は〈とっても嬉しいです!〉と答えたのですが、続けてさとおさんが、
「その嬉しいをもっと詳しく教えて」
と言いました。
〈う、うーん・・⦅難しいな・・⦆〉
嬉しいをもっと詳しくとは、どう言うことだ!?と私は少し混乱。
そんな様子を感じたのか、さとおさんはさらに続けました。
「じゃあ誕生日とか、試合に勝った時の”嬉しい”と一緒の”嬉しい”?」
この質問は私にとって盲点で、隙を突かれた感覚になりました。
「・・・全然違いますね、。」
そう、全然違うんです。言われてみれば全然違うんです。
『嬉しい』って言葉にするとただ一言で、色々な場面に使うことができるけれど、
誕生日を祝わってもらって感じるあのワクワクした感覚。
試合に勝った時のあのじんわりくる仲間と分かち合う感覚。
どれも違った『嬉しさ』があって。
今回の、”知り合いにきてもらった”という、私にとっての『嬉しさ』は他の人からパワーをもらったような感じ。驚きというスパイスをちょびっと加えて。
この体験は今までの私の、
”『嬉しい』という万能な表現に甘えて、ものによって異なる感覚を深くまで考えないで言葉を使ってきたんだなという発見”と、
”言葉という形にするのはとても難しいから、何回も練習してできるように頑張って行くことが大切と気づくきっかけ”
になりました。
そんなこんなでお友達が帰っていき、ほかほかと温かい気持ちでまた、接客を頑張ろうと思いました。
『自己紹介』チャレンジ
「良い週末を」チャレンジがいい感じになっていく中、私に新たな壁が立ちはだかります。それは「自己紹介」チャレンジです。
あれ、1日目もやったんじゃないの?とお思いになられている方もいらっしゃるかと思います。しかしながら、それと今回は少し変わっているのです。
それは”はるまき家に2回以上きた人に対して自己紹介を行う”と言うことです。
今まではさとおさんに「自己紹介して」と振られて自己紹介していましたが、
「じゃあ次は、自分から自己紹介してみよう」
と言われ、
〈え、初対面の人にいきなり自己紹介するなんて恥ずかしいわ!〉と内心とても焦っていました。
「良い週末を」チャレンジの次は「自己紹介」。次から次へと課題を出してくる。
このドキドキは終わらないのか。終わらせない感じなのか。
そして始まった「自己紹介」チャレンジ。
これは、常連さんが抱いている『さとおさんの隣にいるこの子誰だろう・・』と言う不信感を消すために行います。
「こんにちは。はるまき家さんでインターンをさせてもらってます、金沢大学1年の小林京胡と申します。」
・・・ここまではよかった。そう、よかった。
ここからが問題で、何を言っていいのか分からず、変な間ができました。
〈あ、えっと・・・〉
相手に、私がどのようなことを伝えたいのか、伝わっていないのが丸見えであり、
⦅・・で?⦆
と相手の声が聞こえてくるようでした・・。(お客さんは悪くないのです。私の技量が足りなさすぎるのです)
何人にやってもその魔(間)は消えず、恥ずかしながら最終的にはさとおさんに対して
「ヘルプ!!!!!!」
と言う始末でした。笑
しかしながら何回か行いボロボロになる中で、ヒットが出ました。
それは試行錯誤し、前置きに
「常連さんだと思ったので、お伝えさせてください。」
という言葉を入れたら、比較的すんなりとお客さんが
「はい・・!」と相槌を打ってくれたのです。
正直心の中でほっとしました。
ボロボロだったけど自分の中では頑張ったのではないかなと思います。
それと同時に、ワンクッション挟むと人に応えてもらいやすくなるのかなという発見もできました。
偉大なる先輩の登場
そんなこんなで苦闘している中、はるまき家インターンの先輩、西川さんがいらっしゃいました。先日、個人的に宣伝をさせていただいたのですが、なんと、わざわざレンタカーを借りてきてくださいました。神か。
私と西川さんの繋がりは、私がベトナムに行く際にさとおさんから紹介されたことがきっかけで始まり、今回初のご対面でした。
〈うおお。リアル西川さんだ。〉
やっと会えました!とても嬉しかったです。
さらにはカットしてあるバウムクーヘンも差し入れとしていただきました。
この差し入れも感動ポイントの1つなのですが、カットしてあることによって、仕事の合間に食べられるかなと考えてくださったそう。すごく考えてくださって本当に感謝しかないです。
また、私の拙い話も聞いてくださって、たくさんアドバイスを頂いて(例えば、”自分に正直なレポートを書く”、”拡散してみんなからフィードバックをもらうことが大切である”など)本当に感謝。
さとおさんととても仲が良いそうで2人の掛け合いも素敵な空気が流れていました。
諦めなければ試合は終了しない
さて、時間は18:00。目標の8人まであと1人。
その1人がなかなか達成できずに、閉店まで1時間を切っていました。
ぶっちゃけて言うと、個人的にはもう満足していて(知り合いがきてくれるなんて思わなかった)、しかしながらあわよくば達成したいなと思っていました。
そんな中。18:30頃、閉店30分前、先輩たちがきてくださったのです!
なんだ、目標を達成するってこんなに嬉しいことなのか。心が昂りました。
先ほど、部活のみんながきてくれた時とはまた違う嬉しさが湧いてきました。
あえて言うならば、待ち望んでいた数字が読み上げられ、ビンゴカードに穴を開け、ビンゴになった、あの清々しい、胸が弾む感覚。
8人目、諦めかけていましたが心の中で嬉しさを噛み締め、最後にさとおさんとハイタッチをしました。
寒い中、きてくださって本当にありがとうございました!
今回のお客様とのハイライト
◯部活のみんなが来てくれた時に、
他のお客さん対して「良い週末を!」と言ったらみんなが笑っていた。
さとおさんが先輩の1人に「どうして今笑ったの?」と聞くと、
「そんなことを言える女性は素敵だと思いました。」と言っていた。おもしろ。
◯ネイルが素敵なお客さまがいらっしゃった。
私は最初気づかなかったけれど、さとおさんはそれを見逃さなかった。
「あのお客さん、とてもネイル素敵やね。商品を引き取りにきたときに触れてみるといいかもしれないよ」と教えてくださり、商品を渡すときに「ネイル素敵ですね!」と緊張しながら言ってみた。身体中に心臓があるんじゃないかってくらいドキドキした。お客さまはとても喜んでくれたみたい。
細かいところまで見逃さない、さとおさん、流石。
◯さとおさんのお友達がいらっしゃった。
「どうすれば接客がうまくなるんですかね」という質問をしてみたら
「全員友達と思って接すればいいんじゃない」
と一言。なるほど、それは盲点でした。
隣でさとおさんも「うおおお、それや、それ。」と。
''まず自分の頭をどっかで壊してみたらいいのではないか''ともおっしゃっていた。
なんか、かっけえ。
◯「良い週末を」チャレンジをしていることをあるお客様に話した。
そして帰り際に「良い週末を!」と言うと
「良い人生をお送りください!」との返答。なんて素敵なのだろうか。
これまでよりももっと良い人生を送れる気がしてきた。
みなさま、本当にありがとうございました。
2日目振り返り
今回立てた具体的な数字の目標をピックアップすると、
◯「良い週末をチャレンジ」
目標:ホームラン5回!ヒット10回!(具体的な数字を立てると良いらしい) (実はこの目標を立てるとき、とってもハラハラしてる)
◯知り合い8人にきてもらう!
でした。良い週末をチャレンジは、「良い週末を!」と言うだけをカウントすると、目標に達成したのかは謎ですが、他のところ(会話など)でさとおさんに「今のホームランだね!」や、「今のヒットじゃん」と言われることが結構あって、ストレートではないのですがクリアのような感じになったのではないかと思っています。(自分に甘くいきますね)
また、知り合い8人にきてもらうという目標はありがたいことに達成することができました。寒い中きてくださった皆さん本当にありがとうございました。
2日目の感想
1日目を終えて、本当は2日目を迎えることはかなり怖かったです。
しかしながら実際に働いてみて、慣れたのもあってか楽しいと思えることが増えてきました。
また、前回は無茶振りを振られた時はまじかと焦って言葉も出ませんでしたが、今回は前の自分よりも落ち着いて話すことが出来たのかなと感じます。
これも成長なのかもしれない。慣れるってとても大切ですね。
お客さんの行動をよく見ることができるようになるし、それで対応もより丁寧にすることができる。そうすることで、会話することも楽になるし、自分の自信にも繋がる。
いいことばかりじゃないか!
また宣伝に関して、やったほうがいい!というのを実感することができました。
最初は呼びかけに関してとても躊躇しましたが、実際に人が来てくれた時は
〈こんなにも嬉しいんだ!〉
と、とても驚き、そして同時に安心感を感じることもできました。
また、『頑張ってね』と言われることはとても貴重なことだということも改めて実感しました。
自己紹介をし、インターンをしていて経験を積んでいる''私''の所属を知ることでお客さんに安心を与える。
それによって応援される立場にあげてもらっていたんだということにも気づくことができました。
さらには、応援されると、ここにいていいんだ、と自己肯定感に繋がり、自身にも繋がっていきます。
今回、誰か知らない、はるまき家でインターンしている大学生の”私”に、対して「頑張ってね」とたくさんgiveしてくださったみなさま。感謝しかありません。
また、2日目、閉店して片付けをしていたときに、むつぼしマーケットの方からおにぎりと大福をいただきました。急にキッチンカーの窓から登場し、心臓がはち切れそうなくらいびっくりしましたが、サプライズのようにグッときました。
最後まで心が暖かくなるインターンでした。。。
終わりに
「たくさん人を呼ぶとたくさん学びがあるよ」
最初にさとおさんに言われた言葉。
いまその言葉の意味が少し分かった気がします。
学びって、学んでいる時は学びってなかなか気づかないけど、振り返って考えてみると『あの感覚、学びだったんだな』と気づくことができる。
学びも青春も同じではないか。振り返ることに価値がある。後付けなのである。
一瞬たりとも、時間は無駄ではありませんね。
みなさんここまで読んでくださって本当にありがとうございます。(長かったですね!)
本当に『嬉しい』です。
この嬉しさは、表現するならば、五郎島金時のあまーいはるまきを食べているときの、幸せな気持ちに近い『嬉しい』ですね。
私にとって、おかげさまではるまき家でのインターンは、とても印象に残る2023年のハイライトの1つになりました。
インターンを終えて正直、具体的に”ここが変わりました”と言えるわけではありません。しかしながら、形として見えないもの・行動・思考が多かれ少なかれ変化したのだなという自信はあります。これは確実に言えると思います。
今、その変化を感じなくても、将来の自分に対して何かしらのいい影響が見込まれる。そんなインターンであったなと私は思います。
1年後か2年後、何か悩んでいたり、波が欲しくなったときのアクションの1つとして、''はるまき家インターン''を私の手札として大切にしていきたいと思います!またインターンしますね!
その時はさとおさん、面倒をみてください!笑
みなさんぜひ一度、大学生でも大学生じゃなくてもはるまき家のインターンに参加してみてはいかがでしょうか!
身構える必要はありません。
さとおさんのサポートを交えながら、前の自分から一皮向けた自分に変身できると思います!パリッ!(一皮むける音)と鳴らすことができると思います!
はるまき家 HP
おまけ
〈厳選!!!さとおさんからのgiveハイライト3選!〉
ぜひ
♪『明日も』 ししゃも
♪『それが大事』 大事MANブラザーズバンド
を聴きながら、お時間がある時に目を通してみてください✨
◯価値観を変える活動をすることが大切
→辛い思い、悲しい事、嬉しいこと、楽しい事→琴線にふれること
人間が幸せだなと思う瞬間はものを買うことではない!
→体験に対してお金を費やす
(個人的な見解だと、人生が豊かになるのではないかと思います。)
◯インプット:アウトプット=3:7
覚えてないことはインプットできていない
自分のものにしないとアウトプットできないから、アウトプット前提のインプット
マイノリティのアウトプットがめちゃいい!
そしてアウトプットは圧倒的に質より量
speak,action,explain,write ,,,,,,
◯やるかやらないかで考えるのではなくて、全部やってから続けるかやめるかを決める
やるかやらないかをかんがえているときはなにもやっていない
株式会社白山 の 金原竜生さん(神)のお言葉
◯寒いところのはるまきはうまい!
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