京津畑日記 第60週 8月23日〜8月29日
改めまして2023年7月に岩手県一関市大東町に移住しました。一関地域おこし協力隊の丸谷誠司(マルターニ)です。
自伐型(小規模)林業を通して、里山と経済の循環を起こす山守、自伐林家を目指しています。山が元気になる森の散策路や木材の面白い使い道を考えています。
作業道を作ることは、山を壊すこと。だからこそ、しっかり壊れないように長期間使用できる小さな道をつけることが、環境保全、水源確保につながるのです。しかし、大型台風や線状降水帯など発生していることを考えると、結構心配になります。
それではどうぞ。
8月23日(金曜日) 研修モデル林の作業道作り 岡橋清隆先生
22日から始まった岡橋先生による、連続5日間の作業道作り。
2024年2月に以来の道作りになります。その時のnoteはこちら。チームプレイの岡橋先生、中村さんが8割。そして補佐的に協力隊、研修生が交代で2割という感じ。
岡橋清隆先生 奈良県 アルベロクオーレ株式会社 会長
中村春樹さん 島根県津和野町地域おこし協力隊
第1ヘアピンの幅を広げたため、上方の木の根が落ちないように伐倒。
第2ヘアピンでは、今回から投入されたブレイカーを使って、ドドドドドと硬い岩盤を崩しながら
午前中、集中してひたすら打ち込み。
ブレイカー内部からの写真
午後からは、第1ヘアピンに交代。
削りとった砂岩を上方へ乗り越えて、向きを変えバックホウでキャリアダンプに積み込む。積み込んだら、また砂岩を乗り越えて下方へ移動。砂岩を集めて、上方へ乗り越える。その繰り返し。
作業は単純なのですが、砂岩を積む位置。乗り越えられる高さに引き寄せ。ダンプに積み込みやすい地形を作る。ダンプが砂岩を所定位置に降ろして、戻ってくるまでにこれらを整えておかないとスムーズに作業が進みません。
有限の時間を考えると3回くらいで、中村さんに代わってもらいました。
ダンプする場所が悪くて、脱輪。。。
クワもスコップもないので、バックホウで引き寄せてもらい難を逃れました。
8月24日(土曜日) 研修モデル林の作業道作り 岡橋清隆先生
入り口から作業道までの道が、水の流れがありぬかるんで車が通れないため補修。
林内作業車は、なんとか通していました。
木組みと土を入れることで
8月25日(日曜日) 研修モデル林の作業道作り 岡橋清隆先生
第1ヘアピンの切り取りと地面の角度を90度にブレーカーで整える。
第2ヘアピンの先を開設する。バックホウで荒道に。
8月26日(月曜日) 研修モデル林の作業道作り 岡橋清隆先生
第1ヘアピン手前の砂岩を削り、コーナーを緩やかにするためコナラを斬る加藤隊員。
作業道を入ってすぐの木組みを施した谷がぬかるむため、盛り土して嵩をあげる。
今回の収穫は、ブレーカーで慣らすという普段しない動きから、慣らしの技術のヒントが得られたこと。バックホウでの慣らしが、平面な地面作りに役立ちそうです。
8月27日(火曜日) ミーティング、作業道作り、note
午前中、月例ミーティング。
研修の日程の確認や今後の取り組み、来月から着任する自伐型林業の地域おこし協力隊の話など。
昼からバックホウの練習兼ねて、横断排水の道を作る。
夜、報告書とnote。
8月28日(水曜日) note、換気扇
午前中、note。
夕方から風呂場の換気扇の取り付け。
15分もあれば終わると予測しましたが、コンセントが硬くて刺さらない。ネジが舐めて回らない。
ブレーカーを上げたり下げたり、家の中と外を行ったり来たり。
雷はゴロゴロ近づいてくるし。。
仕上げに防風カバーを細工してビス留。
1時間半もかかってしまいました。雨降りまでに間に合ってよかったホ。
8月29日(木曜日) 車の相談、事務
ご縁をいただいた車の整備士さんに紹介していただき、車屋さんへ行ってきました。車屋さんのお母さんと驚きのご縁が繋がって、びっくらぽん!!!でした。
夜、事務作業。
おまけ ひまわり
千厩町の荒木僧侶からいただいた向日葵。2輪だけ芽を出し、ようやく開きました。
今週も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
妻も同じく一関市地域おこし協力隊員です。小さな女が小さな林業をするまでの経過観察ができます。ご興味があればこちらのnoteもぜひご覧ください。