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【手帳の力】ていねいに書く雑文~その177~20221121

【手帳の力】
手帳をお持ちだろうか。わたしは今は持っていないのだが、かつては持っていた。買うときにあれほどワクワクするものは、なかなかないかもしれない。1月始まりのものを買って「今年こそ充実した年に!」なんて風に思っていた。

社会人になりたてのころ、フランクリン手帳を買った。バインダータイプのやつはやたらめったら高いけど、綴じてあるタイプのやつは数千円で買えたので、それを愛用していた。中身いっしょだし。7つの習慣がどうたらこうたらみたいな説明があった。「タスクはを大きいやつから取り組む」なんてことが書いてあったような。大きい石から入れると、あとの小石が入るけど、逆からだとあふれちゃう的な例えがあった。

まぁざっくりいうと自己啓発系の手帳だ。ビジネスマンに好きな人が多そう。これは偏見だが、たぶん自分のことをデキるやつと思ってるタイプ。わたしも使ってるときは「フランクリンだぜ?」的な気分だった。別に使いこなせたわけでもないのに。3年くらい使ったかな。

次に使ったのが「ほぼ日手帳」。フランクリンに比べると手頃な値段。ロフトで売ってる。好きなゲームの手帳カバー買ってテンションを上げてた。きっちりパタっと180度開くのがよい。なんだか心があったかくなるような言葉が枠外に書いてあるのもよい。使いやすい手帳だと思う。これも3年くらいは使った。

手帳はフリーのライターになってからも数年間使っていたけど、今年から使っていない。その日のタスクの管理ならノートに走り書きで十分だし、仕事で人と会う予定がないので手帳に書くことがない。案件の納期とかを書く人は多いと思うけど、わたしの場合は簡易なExcelで十分管理できるので、手帳を買う必要性がない。直接会って打ち合わせなんてするんなら手帳はあった方がいいけど、なくていいならいいかというスタンスだ。

手帳が予定で埋まると「よしよし」となるけど、正直言うとそれほど埋まらないし、面倒くさくなって書かないから「まぁええか」となったタイプ。手帳を後から見返したときに嬉しくなる気持ちも分かるけど、まぁたぶんわたしの場合はパラパラっとめくって終わりだし、このnoteが日記みたいなもんだしと、そんな気持ちが大きいので数千円とはいえ、手帳を買おうって気には今はなっていない。

使っていないくせにこういうこと言うのはアレだけど、手帳には力があると思う。手帳の値段とかカバーでドヤるのも自信につながるなら悪いことじゃないし、なにより仕事なりプライベートなりが手帳があるおかげで充実するなら、スケジュールを管理するツール以上のものなわけで、お金を払う価値が十分あると思う。

手帳使いこなしてる人、かっこいいよね。

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