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【素の力】ていねいに書く雑文~その120~20220925

【素の力】

素(もと)はすごい。我が家の料理担当としては、素がないと作れないものの方が多い。レシピを調べてオイスターソースやらなんとか醤を揃えて悪戦苦闘するよりは、素を使った方が楽だし、そこそこ旨い。自分で作るよりも旨い。

炒めものなんかだと、塩コショウ振っておけばなんとかなるけど、わたしのレベルでは味のイメージから麻婆豆腐は作れないし、カレーも作れない。

ちょっと見ただけでも、我が家には以下のような「素」がある。

・回鍋肉の素
・麻婆豆腐の素
・出汁の素
・鍋の素
・ちらし寿司の素
・鶏ガラスープの素
・コンソメスープの素
・おでんの素
・カレールゥ(素みたいなもんでしょ)

自分流に作れる炒飯だって、ウェイパーなり創味シャンタンなりがないとおいしくできないし、あったかいうどんを作るのにも出汁の素がないとできない。これ以外にも、味付きのから揚げ粉とかそんなのもある。

自分ではそこそこ料理できる方なんて思っていたけど、よく考えれば素を使わずに作れるものはほとんどない。言い換えれば「素さえあれば料理はできる」ってことになるだろう。ちょっと言い方は雑だけど。ある程度ならそれで。

では、料理の腕前って話になると、自分の場合、包丁でトントンと切るのが速く・千切りが得意になったとか、煮くずれしすぎないように具材の入れる順番と火加減を気を付けるとか、カレーは焦がさないようにとか、なんかパンチが足りないときはアレをいれようとか、そんなところでしか変わっていないと思う。たぶん5年前のわたしと今のわたしでも正直大差ないだろう。

どちらかといえば料理そのものの腕前というよりは知識とか手際、そのへんのレベルアップの方が大きいと思う。家事はマルチタスク。特に料理はその要素が大きい。限られた調理スペースをどう活用するか。

一人暮らしのときは、まな板なんて置くところないから洗濯機の上で野菜切ってたな、なんて思い出す。今は割と広くなったけど、それでもちょっと狭いって思う。スペースなんてのは、あればあるだけ使っちゃいますな。お金といっしょ?

話を「素」の話に戻すと「素はあくまでベース」ってことに気づいた。たぶんカレールゥを箱の裏の調理法そのままで作ってる人は意外と少ないと思う。なんらかの隠し味を入れてる人は多いはず。食べるときにソースかけるとかもあるし。

つまり、素は素として、多少なりアレンジをして食べてるわけで。それが家庭の味になるんだなと。カレーは分かりやすいところかと。ちなみにカレーは国民全体の平均でも週に1回以上食べてるらしい。そういやカレーって2,3日は連続で食べるもんね。

生活はたくさんの素に支えられている。ありがたや。素の力はすごいってお話でした。元気の素とやる気の素もほしいです。

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