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【いつの間にか家事が苦じゃなくなってた】ていねいに書く雑文~その26~20220623

【いつの間にか家事が苦じゃなくなってた】
料理、食器洗い、洗濯、買い出し、掃除など、さまざまな家事がある中で、わたしの担当は料理・洗濯・買い出しだ。これらは基本的にわたし一人が行う。

長い一人暮らしを経験したわたしは、家事慣れしている。しかし、食器洗いも洗濯も全然好きじゃなかった。食器洗いはめんどくさすぎて、シンクにたまってるものから「今使うものだけ」洗っていたし、洗濯物を干すのが面倒で放置し、結局同じものを2回洗うなんてこともよくあった。一度洗ったことで洗濯物のカサが減るので、追加で新しい洗濯物を入れてた気もする。基本的に洗濯物を干すピンチハンガーには、1つの洗濯ばさみにつき2つないし3つの洗濯物が挟まっていた。

そういえば大学の卒業式のとき、前日にわたしのアパートに両親が泊まりに来たけど、あまりの汚さに父親はしばらく玄関から中に入って来なかった。いや、個人的には掃除して迎えたつもりだったんだけど。。

このようなエピソードからも分かる通り、基本的にわたしはズボラだ。面倒くさがりチャンピオン。チャンピオンベルト見せたい。

しかし、今は大したストレスも感じずに料理・洗濯・買い出しをしている。これは「慣れ」とか「結婚したから」よりも、「独立したから」が大きな要因だと思う。

もう少し詳しく言うと「家事という役割があるのが嬉しい」というような感情。独立仕立てのころは大して仕事がなく、正直割とヒマを持て余していた。「ヒマなら仕事探せや」という意見はごもっともだが、仕事がないことにへこみ、自分のことを「ダメなやつ」だと思うことが多かった。

そんななかで、家事はわたしにできる「仕事」なわけで。もちろんなんでもかんでも楽しいわけじゃないけど、今振り返ると「するべきこと」があるというのが心を支えてくれていたような気がする。

多くの人、特に一人暮らしなら家事を「雑用」と思っているだろう。しかし今たとえば妻に「今日はわたしがご飯つくる」と言われても、気持ちはありがたいが困ってしまうし断る。たとえ休日に袋麺を作るなんて程度のことでも譲れなかったりする。ここまでくると少し気持ち悪いかもしれないが、妻を甘やかしているとかそういうことじゃない。自分の仕事をしたいだけなんだ。ついでに言うと、寝ている間とかいない間にされるのは構わない。

久々に実家に帰ると、母親はいつもバタバタとしている。テーブルに座ってゆっくり食事をするということがない。家族は「ゆっくり座りんさいや」と言うけれど、最初から最後まで食卓にいるということがない。というか序盤ぐらいしかいない。

せっかくの時間に何をしているのかしらないが、きっと子どもたちが帰ってきたことで「いつもしていること」が後回しになっており、それを放置するのがイヤなんだろう。母は専業じゃなかったけど、40年以上主婦業をやってるわけで。そう考えると、わたしのように真面目に家事をし始めて(それでも部分的だが)数年のレベルじゃ「譲れない度」は比較にならないはずだ。

ということもあり、なるべく母がバタバタしない来週あたりの平日(父が祖母の介護で家にいない日)にわたしと妻と2人で帰ることにした。普通のコーヒータイムみたいなのを過ごしたい。


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