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【読書感想文② 冷静と情熱のあいだ】 ていねいに書く雑文~その137~20221012

【読書感想文② 冷静と情熱のあいだ】

『冷静と情熱のあいだ』の感想文。実はこの本は2冊セット。上下巻とかじゃなく、男性側視点と女性側視点の2冊に分かれている。男性側は辻仁成、女性側は江國香織が書いている。あらすじは片方だけでも分かるけど、両方読むとより深く楽しめる感じ。

このへんのことは、他の記事でも書いたのでよかったら。

https://note.com/kyotowriter/n/n0046679d13c9

男性側の方は先に読んでたので、女性側の方を買い、読んだ。

男性側の方の感想、要は男性への印象は「ネチネチと女々しいやつ」だったが、女性への印象は「好感のもてる人」。男性側のような「寝ても覚めてもネチネチ」がない。少なくとも後半に差し掛かるあたりまでは、過去の恋愛は過去のものとして、今の人生を幸せに生きている。

感想としてはこんなものなんだけど、読むにあたっては女性側の方が面白かった。男性側は男性が、女性側は女性が書いているだけあって、おそらく一般的な男性の恋愛観、女性の恋愛観に近しいものがあるんじゃなかろうかと思う。

歌なんかに顕著だけど、男性が歌う恋愛の歌は「あいつのことが忘れられない系」の失恋の歌が多い。そんで女性は現在進行中の恋愛の歌が多い。そういうもんなんだろう。たぶん。

恋と愛の違いなんかも、この先考えることないだろうからついでに考えてみよう。恋は周りが見えなくなるもので、愛は育むもの?よし、それっぽい上手いこと言えた気がする。

結婚生活を愛だとすると、恋だとやっとれんわなということがいろいろと起きる。男女のもつれとか、そういう話じゃなく。たぶんだけど「してあげてる感覚」だとこじれやすい。見返りがなくてもしたいってのが、愛なんだったりして。お、愛は与えるものってか?しらんけど。

まぁ、とかいって、何もしてくれんといやなんだけど。支え合っていきたいですね。

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