ナマケモノ日記ロゴ第10回

ナマケモノ日記 第10回~お一人様でランチを~

私たちは、NPO法人京都自死・自殺相談センター Sottoです。
京都で「死にたいくらいつらい気持ちを持つ方の心の居場所づくり」をミッションとして掲げ活動しています。
HP: http://www.kyoto-jsc.jp/

noteではシンポジウムの内容や活動について、関係者のインタビューなどを更新しているのですが、今回は打って変わり、Sottoの事務局勤務経験者で、Sotto随一の怠け者と定評のあるナマ子さんの月刊連載「ナマケモノ日記」をお届けします。

Sottoの内実のことや、ナマ子さん目線での生きづらさなどをテーマに、ゆるすぎる文体と独自の感性で綴ってもらいます。
Sottoの活動に興味を持っていただいている方もそうでない方も、物珍しいものを見る気持ちで、どうぞ覗いていってくださいませ。

前回はコチラ→ ナマケモノ日記 第9回~ナマ子、ゲームを通して世界を見る~
第1回はコチラ→ ナマケモノ日記 第1回~はじめまして、ナマ子です~

ナマケモノ日記 第10回~お一人様でランチを~

 皆さ~ん、ごはんは三食しっかり食べていますか~??
なぁぁぁ、何でしょう、この健康番組っぽい始まり方。。。。(こんな健康番組あったっけ?)
ナマ子はこの一年ほど、ほぼ一日二食か一食生活ですねぇ。
まぁ理由は。。。お察しの通り。。。起床時間が遅いからです(ふふふ。。うふふ。。)!

早寝早起きして、しっかり三食べるって、いわゆる健康的なモデルですが~。
毎日続けるって意外と大変ですよね。。(ナマ子には絶対無理ーーーーーーーーー!)
まぁ、、何が健康的かなんて、人によって異なるのでねっねっ。ねっ。
そもそも~、、健康的であることだけが良いこと、なんて単純なことでもないし。。。
人それぞれ、色々だよね~。

(ナマケモノ日記第10回 終)

って、違う違ーーーーーうまだ終わらないよ!

ごはんにまつわる生きづらさ

 今回で10回目となるナマケモノ日記、「ごはん」をテーマにして書いてみようかと思います~。
あっ、間違っても、ナマ子の料理レシピ大公開!みたいなことしはないので、期待しないでください~(誰も期待してないか。。。)。
ちょっと今回は、ごはんにまつわる生きづらさについて書いてみたいと思うのです。。

食事って、人によっては何よりの楽しみだったりしますよね~。
動物にとっては絶対欠かせない営みだし、三大欲求の一つだし。。。
ちなみに、ナマ子は食欲よりも睡眠欲の方がはるか~~~に強い生き物なので、早起きして朝ごはんを食べることよりも、昼過ぎまで寝ることを完全に優先します。。(ZZZ・・・)

ナマ子は小食なこともあり、空腹を感じても何か少し胃に入れるだけで満腹中枢が刺激されるタイプで、昔からあまり「ごはん!ごはん!」とか「今日の給食楽しみ~↑」みたいにごはんタイムを心待ちにするようなタイプではありませんでした。
むしろ給食は、決まった時間内に(ナマ子にとって)必要以上の量を食べないといけないワケで、ちょっと苦痛でしたねーん。
あっ、班ごとに机を合わせて食べるのも、あまり好きじゃなかったな~(一人ずつそれぞれで食べればいいやーんって、よく思ってましたん)。

こんなことを書くと、ナマ子って食事に対してちょっと冷めた生き物に思えるかもしれませんが~、、決してそうではなく。。。
好きな食べ物はたくさんあります!
特に「たまご」が大好きで~。
オムレツ、目玉焼き、生卵、ゆで卵、おでんの玉子、イクラ。。などなど。。
考えるだけでよだれが。。

ナマ子はお一人様でランチ

 あと、食事って基本、リラックスして取りたいものなので~。 
よく、「ごはんは一人で食べるより皆と食べる方がおいしいね」なんて言葉を耳にしますが、ナマ子は必ずしも人と食べることだけがいいことだとは思ってないのです。。
一人の方が、自分のペースで食べられて変に人に気を使って会話しなくて済むじゃーーーんって思っちゃうわけですよ~。
食べながら人と話すのって結構大変だし、何だかんだ気を使っちゃうのでね。。

だからね。。学校や職場では基本的にずっと一人ランチ派でした。
でもね~。なかなかこれが難しいところなんですよね。。
何か。。こう。。一人で食べていると「寂しいヤツ」みたいな風にレッテル貼られたりして。。
気を使って一緒に食べようと言ってくれる人もいて、その気持ちはとてもありがたいんだけど、ナマ子は好んで一人で過ごしているのでね。。。

仲良しグループは苦手

 学校や職場って一度グループに入ってしまうと、いつの間にかそれが固定されて毎日同じ面子で食べましょ!みたいなことになるのが、とても苦手なのです。。。。
多分誰も悪気はないし、その方が心地いいのかもしれないんだけどね。。

ナマ子はそんな雰囲気に縛られるのが嫌で。。。
でっ、そうなると、はじめから特定のグループには属さない選択をするわけです。。
あぁぁぁ人間の暮らしって難しい!!落ち着いてごはん食べたいだけなのに!!

一人ランチ派のナマ子からすると、ランチは一人で食べて、あとはボーッと公園で人間観察をしたり、マイワールドに没頭して過ごしたりする方が幸福度が高いのです。(サクッ、パクッ)←一人快適にランチする音を再現(?)。

ランチの話ばかりになってしまいましたが。。。
まぁ、ディナータイムも同じことが言えてね。。
基本的には家で、まったり一人自分のペースで食べるのがお気に入りです~。
お店に入って一人で食べるのも悪くないのですが。。。食べ終わった後は、さっさと帰らないといけないような気が何だかしてしまって、いまいち落ち着けず。。(こんなところは小心者のナマ子。。。)

たまにはわいわいしてごはんを食べたい

 と、散々一人ごはんが好きだと書いてきましたが。。たま~には人とわいわいしながら食べたくなる気持ちがあるのも、また事実で。。。(めんどくさい性格だね。。。)
リラックスして過ごせるごはんタイムは、ナマ子にとってもすごく楽しい時間です。
楽しすぎて、気付いたら必要以上に食べていてお腹破裂しそーーーう。ってなることもあり。。。

例えば。。たまに帰省する実家では、ごはんタイムになると会話も弾み、ナマ子ママ&ナマ子パパにつられて食べ過ぎてしまうことが多くて。。(ナマ子からすると二人とも、ちょっと食いしんぼうなのね。。)
結果。。。お腹が苦しくなって胃薬を飲むハメになることも何度かあり。。。(どれだけ食べたーーーーん。。。。パクパクパクパクパクパク)

別に家族や親しい友達相手じゃなくても、自分らしくいられそ~うな場だったら、ちょっと緊張しつつもリラックスして過ごせることもあるし。。
やっぱり、「~~しないといけない」っていうプレッシャーがあるシチュエーションがナマ子はだめみたいです(;´∀`)

第10回ナマケモノ日記

うっかり食べ過ぎて横になるナマ子&その様子を見守るナマステ親子
※久しぶりに絵を描いたら全然うまく描けませんでした。。(ナマ子)

お寺でごはんを食べるおでんの会

 そうそう、Sottoで開催しているおでんの会食事の場研究の場からだ・こころ リラックスの場と、3種類の内容を月替わりで開催しています。
食事の場は、スタッフが作ったごはんをお寺でまったり食べる回で、まさしく食事を介して人と関わる場です。
スタッフと参加者がテーブルを囲んでごはんを食べる会ですが、参加される方にとって、うまく喋らなきゃ、綺麗に食べなきゃ、というように気負わずに過ごせる場にしようと務めています。
それでもやっぱり人と一緒に、または人の目のあるところでごはんを食べるのは苦手で。。という方も当然いると思います。

そんな方はおでんの会の他の回や、ごろごろシネマなどの場なら、もう少し気軽に来て過ごしてもらえるのではないかな~と思います。
無理せずに~、自分にあったペースや手段で、ゆる~くそこにいられる、結局これが大事なことかな。。
皆がそうしてるから、それに合わせた関わり方をしないと。。って思いながらいても、ストレスどんどん溜まっちゃうのでね。
一人でごはんを食べていたって全然浮かない世の中だと生きやすいな~、なんてナマ子は思うわけです。。。

 ふぅ。。。。おすすめレシピの紹介!などなく、ごはんにまつわる生きづらさをテーマに書いたナマケモノ日記、いかがでしたか~?(えっ 結構良かった?あっ嬉しい~)
って、一人部屋で自画自賛するナマ子です。。。
さーーーーてと、今日も一人で気ままにごはんを食べよ~と(昨日買って食べかけの唐揚げ弁当を冷蔵庫から取り出す)。
パクッパクパクッ!パパパクッ!

別腹こぼれ話 ~泣きながら食べたごはん~

 そうそう、一人ごはんを楽しめるナマ子ですが。。一人ごはんどころか。。ごはんそのものを楽しめない時期がありました。。。
そしてその頃には、トイレの個室でちゃんとごはんとも言えないような食事を取ったり、一人で泣きながらごはんを食べたりしていたことがあります。。

第4回のナマケモノ日記でも書いた通り、数年前にナマ子はちょっと外に出ることも苦痛に感じるほどの、顔の湿疹に襲われたことがあります。
仕事による膨大なストレスが原因だったんだけどね。。。
その頃は、大きめのマスクで顔を隠して無理に仕事に行っていました。。
ランチの時間になると、短時間といえど顔を誰にも見られたくなかったので、トイレの個室で携帯用の流動食をサッと食べて済ませていたのです。。

 その頃。。いつ症状が治まるのかも分からない不安の中で食べるごはんは、決して楽しいものではなくて。。。
でもね。。。そんな状態でもお腹はそれなりに空くんですよ。。。
元気になれないクセにお腹は空くので。。。とりあえず必要に迫られて適当なものを食べていました。

これを食べたところで健康に、元気になるのかな。。そんな事を考えていたら涙が溢れて止まらなくなったことを覚えています。
その結果、一人泣きながらごはんを食べていました。。
今はこうやって当時のことを振り返って文章にするくらいには余裕があるし、そんな経験をしたから分かることもあるんだけど、当時はもう。。余裕なんてナッシングでした。。

「ごはん」がテーマなので、おまけ話として昔のつらかった頃のことを書いてみました。。
今気づきましたが特にオチはないです。。
また次回のナマケモノ日記をお楽しみに~~。。ニャアオッ‼(猫っぽく鳴いて無理やり締める)

ナマ子

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