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清水寺はテーマパーク1(八坂の塔から三年坂)

京都に来たら、必ず一度は行くであろう観光地は、清水寺だと思います。

という訳で、修学旅行生も、殆どの場合、行きたい場所に入っています。

清水寺の歴史は古くて、開創は778年、京都に都が置かれる平安時代よりも前になります。

そして、その昔から、今も変わらず、沢山の方が参拝に訪れる場所となります。なんでも、江戸時代には既に、清水寺のガイドマップがあったそうなのです。

そんな、清水寺は、行ってみると、やっぱり、むちゃくちゃ楽しい場所なのです。

大昔から、今でいうところの、テーマパークのようなところだったと思っております。


バス停から八坂の塔

清水寺は、電車の駅からはどこも少し外れているので、バスで向かいます。

そのバスも、道も、観光シーズンや夕方はかなり混むので、清水寺に行く際には、時間の余裕を持つことが大切です。

時々、1時間のスケジュールを組んでいる子たちがいるのですが、それだと、バス停からお寺についてでんして帰るくらいの感じになってしまいます。

少なくとも1時間半、お土産を買いたいのなら2時間は欲しいところです。

(何なら一日でも遊べるところですが。。。)


さて、京都のバスはとても親切で、どこの観光地に行くときは、どこそこで降りてくださいと、アナウンスが流れます。

なので、安心ではあるのですが。。。

清水寺に関してだけは、アナウンス通りに降りない方がおススメです。

(恐らく、混雑緩和のためもあってのアナウンスというのもあるだろうから、あんまり大きな声では言えないですが。。。)

個人的に好きな行き方は、清水道のバス停で降りて、清水道よりもさらに1本北の道から上がって行く道なのです。

そこは、かの有名なスポット。

八坂の塔が目の前に見えるところなのです。

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もう、これだけで、京都に来た感満載で、テンションマックスとなります。


八坂の塔は、正式には法観寺という名前のお寺で、実は、清水寺よりも古く、聖徳太子の時代の592年に太子が建てたお寺になります。

一応こちらも拝観は出来るようになっているのですが、拝観できる日は不定期となっていて(シーズン中の週末はだいたい出来るようなのですが)、私も中には入ったことがないのです。

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が、八坂の塔は中に入らなくても、かなり間近で見ることが出来、歴史の風格を感じられます。


さらに、八坂の塔の前には、最近、インスタ映えで有名になった、八坂庚申堂があります。

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この、カラフルな丸い形のものが人気のきっかけなのですが、こちらは「くくり猿」というお守りで、「くくり猿」に願いをかけて、欲を一つ我慢すると、願いが叶うとか。この丸い形は、猿が手足を縛られて身動きできない姿を心がコントロール出来ている姿とされているのです。

「くくり猿」に願い事と名前日付を書いて、空いているところに願いを込めて結びつけます。

どうも、この「くくり猿」の影響で、お参りをせずに写真だけを撮る人も多くて、お寺の方が困られている感じでしたので、先ず、1番にお参りを忘れずにして下さいね。


二年坂(二寧坂)・三年坂(産寧坂)

八坂の塔の横をそのまま坂を上っていくと、二年坂と三年坂に分かれる道に出ます。
(その間も両サイドにお土産屋さんやらカフェやらギャラリーやら、誘惑の多い道となっています)

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二年坂の方は下りとなり、高台寺や霊山へ行くことが出来ます。

霊山は、坂本龍馬のお墓があることで有名です。

幕末が好きな子がいたら、ここでグッとくるはずなのですが、霊山に行くと時間が足りないので、ここでは行かずに通り過ぎます。

因みに、竜馬のお墓だけでなく、木戸孝允(桂小五郎)のお墓もあるんですよ。

霊山ミュージアムには、幕末の貴重な資料も沢山展示されているので、好きな方にはおススメです。


清水寺に行く場合は、このまま三年坂を登っていきます。

因みに、「二年坂・三年坂で転ぶと、二年以内、三年以内に死ぬ」という言い伝えがあるとか。

坂が急なので、気を付けるようにということで言われるようになったと言われています。

この話をすると、必ず躓いてこけそうになる子がいるのですが。。。

万が一こけた場合は、道沿いにある、魔除けの瓢箪を買うと、難を避けることが出来るそうなのです。

(至れり尽くせりとなっております)

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写真で見ても、かなりの坂なのが分かりますね。。。


三年坂の途中には、明保野亭という料亭があるのですが、こちらも、幕末に志士たちが会合をしたり、宿泊をしたりした場所となっており、今でもこちらで食事を頂くことが出来ます。

(いつも並んでて、私も食べたことがないのですが)

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この明保野亭を過ぎると、三年坂も終わり、清水坂となります。


まだまだ清水寺は先なのですが、ここに来るまでに、軽く30分、1時間なんて過ぎてしまうのでありますwww


ということで、長くなりますので、「清水寺はテーマパーク2」に続きます。



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