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星とビールとMy Journey #03

みなさん、「自転車とビール」という最高のコンビをご存知ですか? 僕のお気に入りの趣味の一つが自転車ツーリング。何せビールを求めて漕いだ分だけ、ビールがおいしいという鉄壁の法則。そんなわけで風の中で自転車を漕ぐのが楽しいこの季節に、これまでのツアーの思い出を気鋭のビール詩人「MG」がお届けします!


まずは琵琶湖、通称「ビワイチ」と呼ばれる全長200kmのサイクリングコース。僕の生まれ故郷だけに特別な思い入れがある。風とマザーレイクの声に耳を澄ませながら湖畔を駆け抜け、地元滋賀のビールで祝杯! 水の青さがグラスに映り込み、琵琶湖が僕に囁く。「よく戻ってきたね」と。

次に、淡路島のアワイチ。島を一周する全長150kmの変化に富んだコースを、海風を感じながら走り、ゴール後は淡路ビールで喉を潤す。海辺でビールと波音のコラボレーション。潮騒が僕に囁く。「もっと冒険を!」と。

ONOMICHI U2にて仲間たちと

そして愛媛の今治から広島の尾道まで瀬戸内の島々を渡りながら走るしまなみ海道では大三島ブリュワリーに寄り道。小豆島を巡るマメイチでは、まめまめビールが待っている。瀬戸内の島全部が醸造基地のように思えてくる。こうして次なる島とビールが僕らを前へと駆り立てる。ペダルを踏む度、島々が僕に囁く。「一緒に踊ろう」と。

さらに今年は能登半島に挑戦だ。このJOURNALが発行される頃、僕らはちょうど能登半島を自転車で走り抜けている。まだ見ぬ美しい海岸線、日本海の風、新鮮な海の幸と地元のビールで乾杯! 仲間たちとの絆を深める時間だ。その時、僕にはどんな声が聴こえているだろうか。

あわぢびーるの醸造所で

みなさんも四季折々の日本を自転車で巡りながら、地元のビールを味わってみてはいかがだろうか。自転車ツーリングは心を解き放ち、ビールを一層おいしく楽しむお得な冒険。漕いだ分だけ旨くなるペダルとホップのシンフォニーをぜひ楽しんでみてほしい。


文/村岸


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