【オフィスツアーPart.4】noteを通して京都企業11社を回る
こんにちは!京都市わかもの就職支援センターです。これまで3回に渡り紹介してきたオフィスツアー。今回が最後になります。皆さん、11社制覇するまで行ってみましょう!
オフィスツアーとは?
京都市わかもの就職支援センターが行っているこの「オフィスツアー」。ここでは、普段就活ナビサイトで企業の情報を収集しているだけでは得られない「リアル」な企業の姿を見ることが出来ます。オフィスツアーに参加することにより、仕事の魅力や働くことへの理解を深められ、今後の就職活動や自身のキャリアデザインについて考え行動につなげることが可能になります。
そして今回は「京都芸術大学」の学生さんとオフィスツアーで回った様子を、オンラインで読者の皆さまにレポート!そして今回は「Part3」をお届けします。早速オフィスツアーに行ってみましょう!
先に読んでおきたい!
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9社目 岩本繊維株式会社(いわもとせんい)
16:00 岩本繊維に到着。ツアーは、製造工程の見学→社内の撮影現場の見学→WEB制作チームのデスク見学→質疑応答という流れで開催されました。
5〜6年で一通り製造ができるようになるようシフト制で仕事をしており、営業チームも繁忙期は製造のお手伝いをすることもあるようです。
毎月たくさんのアイテムを販売しているので、社内の一部を撮影スポットにされていました。
撮影やスタイリングまで内製化していることには驚き!
入社1〜2年目の社員で商品開発を実施するmtgを毎週実施しており、製造チームのデザイン画とWEBチームに届くお客様の声を合わせながら開発を進めています。
領域を横断しながら商品開発を行っている印象でした。
ものづくりというと1人黙々と作業というイメージがありましたが、岩本繊維では毎月読書会(同じ本を読んできて感想を言い合う会)を実施したりと社内コミュニケーションを重視していることがとても印象的でした。
京のまち企業訪問でのご紹介ページ▼
https://www5.city.kyoto.jp/kigyo/kg_102.cgi?CT=30&KID=22819
10社目 シュンビン株式会社(しゅんびん)
16:00 シュンビン株式会社前へ到着。企業説明→ブランディング事例説明(新規案件依頼から開発までの流れ説明)→質疑応答→社内見学の流れでツアーが進行されました。
経営管理課の松本さんからは「シュンビンの歴史」や「社内で働く人の特徴」を、プロデュース課の室さんとデザイン部の笠井さんよりプロデュースの依頼から開発までをお話しいただきました。
デザイン志望の学生が多かったので、デザイン部の笠井さんへ質問が飛んでいました。
学生さん「パッケージデザインの経験はどれくらい積みましたか?」
笠井さん「もともとは広告デザイン会社で勤務していて、パッケージのブランディングはシュンビンに入ってから勉強しました。ただ広告デザイン会社での経験は現在の仕事の一助になっています。デザインに関しては依頼を受けた時点ではお客様自身も正解を持っているわけではなく、お客様の要望を聞きつつもシュンビンならではの提案もできることが仕事の面白さです。」
室さん 「常にお客様の立場になってデザインやプロモーションを考えています。自分でプロデュースした商品がスーパーの棚に並び、手に取っているお客様がいると嬉しいです! スーパーへ行った際、手掛けた商品の売れ行きも気になってつい見に行ってしまいます。また、1度納品した商品を再納品いただくと、商品が売れているということで大変嬉しくやりがいを感じます。」
お二人には「仕事のやりがい」について本当に楽しそうにお話しいただきました。
シュンビンがデザイン・プロデュースを手掛けた、瓶入り高級宇治茶「玉兎(たまうさぎ)※」を例に、新規依頼~開発までをプロデュース課の室さんよりご説明いただきました。
通常依頼を受けてから開発までかかる期間は半年強程であるのに対し、この商品は2年を要したとのことです。事の始まりは、京料理組合から「料亭でお酒が召し上がれないお客様向けに、宇治玉露をご用意したい」との相談を受けたことからでした。
最初の難関は、宇治茶を瓶へ充填してくださるメーカーがなかなか見つからなかったこと。通常市販されているお茶には、品質の劣化を防ぐためビタミンCが添加されていますが、当初はこのビタミンCを添加することでお茶の色味が悪くなり、メーカーとの交渉が暗礁に乗り上げました。
やっとのことで対応いただけるメーカーが見つかり、その後商品デザインも絵柄や瓶の形などいくつもの案を出し、やっと商品化までこぎつけた思い入れの強い商品の1つだとのことでした。
※玉兎の詳細は以下より
社内は本当にきれいで、特にお手洗いは高級ホテルさながらの美しさ!
またシュンビンではフリーアドレス制を導入されているとのことで、その日の気分や状況により仕事をする空間を選ぶことができます。集中部屋もあり、周囲の状況を気にすることなく仕事に打ち込むこともできます。
京のまち企業訪問でのご紹介ページ▼
https://www5.city.kyoto.jp/kigyo/kg_102.cgi?CT=30&KID=23689
11社目 株式会社学芸出版社
最後になりました。
16:10 学芸出版社に到着。京都駅の少し北にあるオシャレなオフィスビルです。
ツアーは、企業説明→企画から製本までの過程を解説→先輩の話→質疑応答→見学という流れで開催されました。
本づくりの話には興味津々!大学の授業で絵本を作ったことがある学生さんは作り方の違いに驚いてました。
こちらは3冊ともオフィスツアーで案内を担当してくださった編集者・岩崎さんが担当した書籍。
中央の「まちづくりの統計学」は重版もされたヒット商品なんですよ!
企画段階の原稿と最終的に出版された紙面を見比べたり、製本される前の印刷物を見せてもらったり、本が出版されるまでの裏側を見せて頂きました。
最後は編集部の中を見せていただき、出版物が保管されている倉庫を回り、ツアーは終了。
京のまち企業訪問でのご紹介ページ▼
https://www5.city.kyoto.jp/kigyo/kg_102.cgi?CT=30&KID=25570
いかがでしたか?
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京都市わかもの就職支援センターでは、京都の様々な大学と一緒にオフィスツアーを開催しています。ご興味のある大学関係者の方は京都市わかもの就職支援センターへお気軽にお問い合わせください。