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【アート×ビジネス共創拠点「器」×小学館文芸WEBマガジン「STORY BOX」】赤神諒「七分咲き」バナー作品公募・入選者インタビュー

【アート×ビジネス共創拠点「器」×小学館文芸WEBマガジン「STORY BOX」】赤神諒による沖田総司の恋を描いた短編小説「七分咲き」小説の世界を伝えるバナー作品募集(前編・後編)入選者のみなさまにメールでインタビューを行いました。


●【前編】大賞・【後編】erumina賞:蘭香津美さん

前編:大賞作品
後編:erumina賞

〈プロフィール〉
長野県飯田市出身、名古屋市在住。細密画家、イラストレーター。子供造形教室「黒猫工作室」代表、放課後等デイサービスアートディレクター。https://www.instagram.com/meaw2500/

Q.今回応募された動機があれば教えてください。

HACKK TAG様から募集の案内があり、面白そうだと思って応募してみました。

Q.今回応募された作品について、コンセプトなどがあれば教えてください。

小説のためのバナーだということで、あらすじからイメージされることを大切にして作品にしました。

Q.応募作品はどのように制作されましたか?ツールや技法などを教えてください。

デジタルペイントの特性を活かして、ポイントになる部分を個別に作っておいてから、後でコラージュ的に画面構成する技法を使っています。後編は前編のモチーフを部分的に取り入れて統一感を出してみました。

Q.現在の活動内容について教えてください。

台湾の布袋戯人形グループとのコラボや自分が主催するグループ展での展示、各種公募展への応募出品などです。

Q.制作にあたって大切にしていることや意識していることを教えてください。

純粋アートとかイラストレーションとかの区別なく、自分の好きなように制作することを心がけています。

Q.今後の目標や展望、活動予定を教えてください。

自分の作品を多くの人に見てもらえるような活動拠点を見つけて行きたいです。


●【後編】大賞・【前編】審査員特別賞:ぽさん

後編:大賞
前編:審査員特別賞

〈プロフィール〉
東京都立工芸高等学校アートクラフト科卒
武蔵野美術大学油絵学科版画専攻卒
https://www.instagram.com/popppppo30/

Q.今回応募された作品について、コンセプトなどがあれば教えてください。

空気感を大切にしました。

Q.制作にあたって大切にしていることや意識していることを教えてください。

世界観です。

Q.今後の目標や展望、活動予定を教えてください。

ずっと物語や音楽が好きで、装丁のイラストや挿絵、アーティスト様のジャケットやグッズのイラストを描かせて頂く事が目標なので、これからもSNS等を通して作品を発表していきたいと思います。最近はあまりできてないのですが、タイミングがあれば展示や即売会なども参加できたらな...と...


●【前編】erumina賞:田中みゆ紀さん

〈プロフィール〉
宙(そら)を奏でる点描曼荼羅画講師&点描曼荼羅画アーティスト
コンパスと定規、シャープペンシルを使って下図を描き、そこに生まれた形に導かれながら、黒い紙の宇宙に光を降ろすように、直感に従ってカラーペンでひと粒ひと粒点を打って描いています。一心に点描する時、「自分の中にこそ自分を癒す源泉がある」ことに氣づき、作品を通じて愛と希望と癒しをお届けしている。
https://milkyway-mandala-nagoya.amebaownd.com/
https://www.instagram.com/milkywayangel/

Q.今回応募された動機があれば教えてください。 

私の描く点描曼荼羅画の制作には時間が掛かりますので、作品の制作が先で、応募が後からとなりました。新作が描きあがった時、ふとネット上に表示された『七分咲き』のバナーイラスト募集が目に留まり、作品の雰囲気と、募集内容が合っているところから応募させて頂きました。
 
Q.今回応募された作品について、コンセプトなどがあれば教えてください。

私の描く点描曼荼羅画は、完成のイメージが全くないところから直感を信じてすべてを描き上げてゆくもので、結果的に『和』の雰囲気になったというコンセプトは後付けです。
 
Q.応募作品はどのように制作されましたか?ツールや技法などを教えてください。
 
コンパスと定規、シャープペンシルを使って下図を描き、そこに生まれた形に導かれながら、黒い紙の宇宙に光を降ろしていくように直感に従ってカラーペンでひと粒ひと粒点を打って描いています。点描ですので、すべてを点で描くのがセオリーで、線や塗りつぶしは一切ありません。

Q.現在の活動内容について教えてください。

宙を奏でる点描曼荼羅画の認定講師として活動するかたわら、点描曼荼羅画アーティストとして数多くの展示会に出展しています。

Q.制作にあたって大切にしていることや意識していることを教えてください。

点のひと粒ひと粒を、まん丸な美しい点に表現できるように心がけています。そして、直感としてつかんだ色をできるだけそのまま再現するために、ペンの色を何種類も重ねたりしています。

Q.今後の目標や展望、活動予定を教えてください。

一心に点を打つ点描作業には瞑想のような効果があって心地良く、自身の内面が整っていく感覚があります。
描き続けていると、目の前の感情にとらわれることが少なくなり、「自分の中にこそ、自分を癒す源泉がある」ことに氣がつきます。
点描曼荼羅画の講師活動と作品を通して、自分軸が通った両足でしっかり立てる人を応援してゆきたいです。
 ’24.6.12~6.17 愛知県日進市・森の響ギャラリー 『Happiness∞』
’24.7.9~7.15  愛知県名古屋市・愛知県美術館 『現展 名古屋展』
’24.10.16~10.20 愛知県名古屋市・愛知県美術館 『美研展』 等。

●【前編】HACKK TAG賞:仙-sen-さん

〈プロフィール〉
2018年4月よりInstagramにて作品発表を開始。 仏教の美しくてユーモラスな世界観を、ペン画で表現しています。 正統な仏画ではありませんが、仏様の世界観に誰でもが知識無くしても入りやすい入り口となれたらと思っています。 主な作品展に「第一回絵と言葉のチカラ展」(入選)、「 世界絵画大賞展」(入選)、「 第10回美の起源展」(入選)、 「名鉄瀬戸線アートコンテスト」(入賞)、「第三回絵と言葉のチカラ展」(入選)
https://www.instagram.com/sen.1217/

Q.今回応募された動機があれば教えてください。

ちょっと面白そうなテーマだと思いました。
剣と恋、新撰組1番のイケメンと桜。
描いてみたいなと、純粋に思いました。

Q.今回応募された作品について、コンセプトなどがあれば教えてください。

若き獅子の揺れ動く心情…かな。

Q.応募作品はどのように制作されましたか?ツールや技法などを教えてください。

ミリペンと水彩色鉛筆です。

Q.現在の活動内容について教えてください。

主にInstagramで作品を発表しています。

Q.制作にあたって大切にしていることや意識していることを教えてください。

世界観が伝わることです。

Q.今後の目標や展望、活動予定を教えてください。

シンプルにもっと絵が上手になりたいです。
sns等で拝見するハイレベルな作品に近づきたいです。
また『FANME』での活動を予定していますので、
もっと多くの方たちに作品を見ていただければと思います。

●【後編】HACKK TAG賞:渡邉帆南美さん

〈プロフィール〉
異なる技法を用い、多角的な視点を提供する作品を制作。鑑賞者に新たな発見と気づきを促し、日常における視点の重要性を表現している。
自身で描いたアナログ画を元に、デジタルで別の角度からコラージュした作品《デジタルカメレオンシリーズ》や、ライトを当てる事でキャンバスに隠された絵柄が浮かびあがる《マジックトラベルシリーズ》など。2020年〜23年京都国際映画祭採択・入選、2019年大阪府知事賞受賞、他。
http://honami.theshop.jp/
https://x.com/Honami_Watanabe
https://www.instagram.com/watanabe_honami/
https://www.facebook.com/honami.watanabe1

Q.今回応募された動機があれば教えてください。

私は、これまでにバンドのTシャツを制作するなどもしてきましたが、それは、楽曲を鑑賞して、インスパイアされたものを活かし、自分のフィルターを通して、改めて表現として描くというもので、その活動は、完全なデザインというものというよりは、主に表現としての活動でした。
今回は、イラストとアート作品の募集がありましたので、表現のようなデザインの様なその合間の中で、自分の創作物を活かせる場になるのではないかと考え、アート作品の方に応募させていただきました。
自身のアート作品も、異なる視点の可能性を探究する様な活動をしているので、今回、あらすじを読んで、イメージがありありと湧き上がってきた事もあり、自身の表現とマッチさせながら、赤神さんのあらすじの視点を取り入れてコラボレーションするような形で、新しいアプローチができるのではないかと思った事がきっかけです。

Q.今回応募された作品について、コンセプトなどがあれば教えてください。

《七分咲き》というタイトルをまず聞いた時に、これからどう花が変化するのかがまだ、わからない可能性をはらんでいるような、そして満開ではない儚さなどをイメージしました。
あらすじを読んでまさに沖田の恋の行方や、桂小五郎との遭遇の先にどのような運命が広がっていくのかという様なところに引き込まれるものを感じました。
そこで以前、宇宙の始まりをイメージして描いたアクリル画の《始まり》と、桜の画像を用いて制作しました。
一度作り上げた画像を更に境目のない万華鏡の様にパターン配置する事で、
作者の私ですら意図ができない絵柄を生み出し、これからどの様な運命が始まるのかわからない小説のストーリーをイメージする作品を描きました。

Q.応募作品はどのように制作されましたか?ツールや技法などを教えてください。

絵の具の流動性を利用して描いたアクリル画の《始まり》という作品画像と、桜の写真をPCでコラージュして制作しています。
人物を描く際にどのように背景の色彩を活かしながら制作をするのかという点に非常に苦戦しました。
咳き込む沖田と願う様な姿の沙羅を配置し、微妙な運命のいたずらにより、すれ違う二人ですが、しかし、意識をし合っているという様子を描きました。
今回は、描き方も新しい挑戦だったので、なかなかうまくいかず、提出もギリギリになってしまいました。
しかし、結果的に、思うような描き方ができたので、その点において挑戦が実った作品でもありました。

Q.現在の活動内容について教えてください。

私にとって芸術とは、何か未知のものに出会う、また新しい自分にアップデートする、 自分とは違った視点を取り入れたり、自分の世界と可能性を広げたるための取り組みです。 
そこで、一度完成させたアナログ画を解体し、デジタルで別の角度からコラージュした作品《デジタルカメレオンシリーズ》や、ライトを当てる事でキャンバスに隠された絵柄が浮かび上がる《マジックトラベルシリーズ》など、多様な視点を探究する事で、その可能性を表現してきました。
また、心理学的にもオールオアナッシングな思考にならない事が健康に必要な力であるという事から、アート作品によって、異なる視点から物事を見ることの重要性を体験し、新たな気づきを得る様な作品を発表しています。

Q.制作にあたって大切にしていることや意識していることを教えてください。

私が作品を制作するにおいて、大切にしていることは次の三つです。
・目の前の事象を多角的に見る様な作品であること。
・目に見えないけれど、そこに存在するものも作ること
・偶然から発生する化学反応から生み出されるものを大事にすること

Q.今後の目標や展望、活動予定を教えてください。

より多くの人に見てもらえる様に、しっかりとした場所で一つでも多く活動をしたいという気持ちがあります。
アートフェスなどに展示ができるように頑張りたいと思います。
また、今回のように、何か私の作品を活かせる場があれば、書籍や、何かとコラボレーションなどをしたり、グッズ制作などをしたりして、生活に身近なところにある表現を続けて行きたいです。
個人、企業問わず、もしも何かご機会をいただける事がありましたら、よろしくお願い申しあげます。



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