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【実は重要】印鑑のサイズの選び方

こんにちは。
『ちゃんと作る京都のはんこ屋さん』
京都光林堂です。

ハンコにまつわる粋な情報をあなたに。
この記事を読めば、あなたもハンコ通。
プロから一目置かれるお客様。

今回のテーマは【サイズの選び方】です。

印鑑のサイズ選びは使い心地に直結する

同じ印材の実印や角印でも、サイズはいろいろ選べます。ハンコのサイズによって材料費が変わり、サイズが大きいほどハンコの価格は高くなるものです。サイズが小さいものほど安価になるので、どうしてもサイズより価格を見ながら選ぶお客様が多い印象ですね。

でも、印鑑のサイズ感って意外と重要なんです。価格だけで選んでしまうと、ハンコを使う時になって後悔してしまうことも。

まず考慮すべきは文字数や画数です。サイズが小さい方が安いからといって小さくし過ぎると、文字が入りきらない恐れがあります。
例えば、武者小路実篤様が、フルネームの実印をご注文される場合、できれば少し大きめの印鑑を選んでいただきたいというのが本音です。

実際には、『これは、彫れない……』というご注文はあまりないのですが、あまりに細かい彫刻になると、隙間に朱肉に混ざったホコリなどがつまって印影も美しくなくなります。

また、使う人の手のサイズを考えることも大切です。大きな手の人には少し大きめ。女性などの小さな手の人には少し小さめ。持ちやすさは、使い心地、押し心地に直結します。しっかり持てて、しっかり力が入るサイズを選ぶのがオススメです。

日々、いろいろなハンコをお客様の代わりに捺すことが多い銀行の外交員(男性)の方に聞いたことがあるのですが、小さいハンコ、つまり、あまりに細かったり、特に長さが短いハンコは力が入りにくいことがある。とおっしゃってました。
※当店では、長さの短いハンコ(印材)の取り扱いはありません。

下記のページに、男女別・サイズ別にハンコを手にした時のイメージ画像をまとめています↓

また、印影(印鑑)に貫録を求めて大きめのものを購入されることがあります。ハンコのサイズ選びで、ハンコを押した人のイメージまで左右する場合があるんですね。

なお、作ったハンコを印鑑登録する場合は、自治体や登録先によりサイズ規定がある場合があるので、事前にご確認ください。

まとめ
・彫る文字数や画数の多い字がある場合は、心持ち大きめを選択
手のサイズにくらべて小さすぎると捺しにくいことがある


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