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同感と共感の違い

こんにちは
共に心に火を燈す経営パートナー、共燈コーチルタントです。

「同感と共感の違い」は
ビジネスコーチング講座の感想を見ると
「気づきTOP3」によく入ります。
今日はそれを整理してみます。

共感とは

共感とは、相手の感情と事実を受け止めて
寄り添うこと
です。
自分の話したことを評価されずに
そのまま寄り添ってもらえると
安心して話すことができます。
自分の意見や感情はいったん横に置いて
相手の立場や感情を感じます

心理学では
「自分の靴を脱いで、相手の靴を履く」
という表現をされることもあります。

よく似た言葉に同感があり
その違いが論点になります。

同感とは

相手の気持ちを理解しているように見えて
実は自分本位で聞いている状態
です。
自分本位になっている状態とは、
「自分にあてはめて」
「自分が同意できるかできないか選択的に」
「次に言うことを考えながら」
聞くといった状態です。

「私もあなたの意見、気持ちと同じです」
を伝えるのが同感です。
普段の会話の中では自然なので
それほど違和感はないですが、
コーチングやカウンセリングのように
相手に寄り添うことが必要な場面では
あまり適しません。

本音のコミュニケーションでは
あなたの同意が必要なのではなく
相手がどういう気持ちなのか
に寄り添うのが必要なのです。

同感と共感の違い

たとえば、ある課長が嘆いているとします。

「何度言ってもやらない部下がいる。
気づいたら注意したり励ましたりもしてるけど、
「はい」しか言わなくて、やらないんだ。
何考えているのか分からないよ。」

どんな言葉をかけますか?

①「わかるわかる、そういう部下には困るね」
②「君の注意の仕方がきついのかもよ」
③「言ってもやらない部下がいるんだね。
何を考えているのか分からないのは辛いね」


①同感です
自分の経験にあてはめて、
「自分もそういうのは困ったんだ、
わかるよ~」と伝えています

②アドバイスです
たとえ注意の仕方きついと感じても
それは自分の感じ方なので
いったん横に置いておきます

③共感です
課長の置かれた状況を受け止め
モヤモヤした感情を代弁しています
(代弁しなくても共感になります)

微妙な違いと感じるかもしれませんが
共感上手なコーチやカウンセラーと話すと
安心して本音を話せるのが
実感できると思います。

まとめ

同感は自分本位に聞くこと
共感は相手の立場や感情に寄り添うこと

本音のコミュニケーションでは
共感することで安心して話すことができます

最後まで読んでいただき
ありがとうございました。



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