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節分祭で京都の屋台の本気を見た@吉田神社【京都移民日記】


節分だ。どこかにでかけましたか?



節分って、私にとってはそんなにどこかに行くような行事ではなかった。子どもの頃は親に連れられて神社のまめまきに参加したりはしていたけれど。

成田山で芸能人やお相撲さんが豆まきしてるのを見たことはあるが、東京から成田は遠いし、節分にどこかに行くという習慣そのものがない。

だからこのツイートみたいに「どこかに行く?」という質問自体が不思議な感じがした。


じゃあ、どこか行っとくか。


なんか節分に車が当たるらしい。なんだそれは。

というわけで吉田神社

この鬼顔が四角くて可愛いね


なんかポスターとかあって大掛かりだね?
福引券付福豆っていうのが車が当たるやつ?

福豆のために並ぶ人々


なんか人多いね?



目玉は車です!


やっぱりお車当たるんですねー???


そのほかにも日本酒とか掃除機とか
ミキ(芸人)のトークライブも当たります


厄除け福当たりの福豆に抽選券がついていて、番号が振られている。抽選会は後日、WEBと新聞で結果発表……とやっぱり規模が大きい。

3枚買った

これを御金神社(みかねじんじゃ)で買った特別な袋に入れて、と……

ここに宝くじを入れると当たるし、通帳を入れると貯蓄が増えるという魔法の袋



車が当たったら、車運転できないのに困っちゃうな……なんて皮算用しながら辺りをふらふら歩く。

屋台がずらっと並んでいて、見ているだけでも楽しい。かなり東京とは違う。

八ツ橋の屋台ってとても京都っぽい①
読みにくいけど、五色豆などの屋台
千枚漬の屋台、結構買ってる人がいた

そのほかも、「すぐき漬け」が大きなたるに入っていて、それをがばっと袋に入れる屋台?も見た。

屋台って結構地域色が出るのかも。

ここからは屋台を眺める様な気持ちで見ていってください。

ここの日本酒すっごい美味しかった!
カップ酒500円、たっぷり入ってお買い得。枡酒もあるよ
焼きだんご
こちらも八ツ橋の屋台②
小学館みのあるたこ焼き屋。たこ焼きの屋台は少なかった。
屋台の合間から京大の時計塔

吉田神社は京大のすぐ近く。屋台がずらっと並んでいるところを気持ちだけ通れる道が作られている。

いまどきはメロンパンの屋台もあるんだね
奈良でも食べたはしまきの屋台は結構多かった
渋いセレクトだけど、こういう和菓子系は割と見る
ベビーカステーラ、屋台であると食べちゃうよね
珍しすぎて買ってみたわかさぎ天ぷら
揚げたてアツアツで美味しかったです

そのほかは、

  • こんぺいとう(たくさんある種類から袋に好きなものを入れていく)

  • 大判焼き 200円は安くない?あんこの中に栗入り

  • どて焼き(どて焼きの屋台で飲んでる人たちを撮る勇気はありませんでした)

  • 蒸しカキ

  • べっこう飴

  • こぼれ梅(こちらのサイトが詳しかったです)

こんな感じ。あとはねり飴とかリンゴ飴とか、焼きそば、ポテトなど。この辺は東京と同じ。


人が多いので流れにのって周りを見ながら歩いていたら

「去年見てもらった占い、今年もやってるかな」


という声が後ろから聞こえて、なにそれ気になりすぎる。


占い好きとして行かないわけには行かない。

怪しい緑の屋台、これか!
Dr.シンの!開運手相診断 このコピー最高だな

占い師のおじさんと話す前に、女性にあざなわれてスキャナーで手相を取る。ここで取ったデータで「コンピューター手相診断」が紙に出力されて、それを見ながら一緒にDr.シンがてそうをみてくれる。

やっと順番が来て開口一番、


「結婚はしてる?!」


なんか男性との出会いがどう、みたいな話ばかりで悲しくなってしまった。私の前に並んだ男性とはガッツリ仕事の話してたのに。

「仕事の話も聞きたいんですけど……」と言えばよかった、けど、瞬発力がなくて聞けなかった。無念。


なんとなく伏せ字


コンピューター占いによると

•一番信頼していた部下や親友の上手い話にのせられてコロリとだまされ、足元をすくわれます
•大きな金運には恵まれませんが、生活は安泰です
•近いうちに理想的な巡り合いが生まれます
•神経を使いすぎて、ノイローゼになりそうです。

というのが今の私らしい。「心と身体をゆっくり休めることが必要です」とも。

占いをやると必ず心配されるのが私の健康である。心配しないで、もう諦めて欲しい。



この占いに並んでいる間に京都らしい出来事が起きた。

後ろに高校生の男の子2人が並んでて、ずっと何やら話している。近くにいるから話の内容はなんとなく耳に入るけど、興味がないので頭に入ってはこない。

すると、途中で私の前に並んでいた男性(50代くらい)がいきなり高校生に話しかけた。

「それって社会心理学のやつやろ!」

けおされて高校生の子達は「え、あ、そうです」みたいなことを答えてその場は終了。酔っ払っててふわふわしてるおじさんはそのまま連れの女性に心理学について話して続けてた(お連れの女性は占いに夢中で聞いてない)。


いきなり声をかけるのはまあ、酔っ払ったおじさんならするかもしれないけど、酔っ払ったおじさんから「社会心理学」というワードが出てきて驚いた。


京都は街の人々に教養があって、喫茶店でお茶してたら隣のテーブルで哲学のはなしで盛り上がってた……みたいな話を聞く。
これはまたそういう場面に出会ったら書いてみよう。まだまだ京都は計り知れないな。


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