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京都移民日記【7】憧れの花びら餅 ごぼうの入った和菓子

京都の春の和菓子、花びら餅をご存知でしょうか?

私はドラマとよしながふみさんの漫画の大奥で知りました(どちらも最高だから観て&読んで欲しい……!!!)。

ごぼうと、みそあんと、菱形で紅色の餅を、白い餅か求肥を二つ折りにして包んだ和菓子、だそうです。Wikiより。



 ごぼうがお菓子に、入っているの??

と思いますよね? 頭の中が「?」でいっぱいです

下記のサイトによると、平安時代の年始の儀式で出されていたものだといいます。

平安時代、宮中で長寿を願う新年の「歯固め」の儀式に、大根や猪、押鮎(=古来、新年の祝いに用いていた塩漬けにした鮎)などを食べる習わしがあり、江戸時代にそれを模した菓子が広まったのが、のちの「花びら餅」の原形なのだそう。

で、ごぼうはこの「押鮎」に見立てている、とか……。おせち料理みたいに意味の込められた食べ物なんですね。

 

さて、実食です。


花びら餅。葩餅と書くお店もあります


ごぼう、どうかなーーーーー?

と思いながら食べたんですが、私はちょっと、ダメでした。。

甘く煮たごぼうと白味噌の餡は味は美味しかったんですが、頭の中でごぼうがお菓子に入ってることが受け入れられなかった。

酢豚の中のパイナップル
ポテトサラダの中のりんご
マヨネーズ和えのフルーツサラダ


私はこれら全部ダメなんです。

料理の中のフルーツがだめなことと、和菓子の中のごぼうがダメな理由は同じなんでしょう。舌が保守的なんです。甘いとしょっぱい、フルーツと料理、ごぼうと和菓子が混ざるとどう受け取ったらいいかわからなくなってしまう。


でも酢豚の中のパイナップルは食べ続けていくうちになぜそれを混ぜるのか、どう美味しくなるのかを学習しました。花びら餅も春になるたびに食べて学習して行くこととしましょう。

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