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freee初の染色ウェアをつくってみた話

hiro

freeeはコーポレートウェアを作る文化が盛んな会社ですが、今回freee史上初の染色ウェアを製作しました🎉

この記事では、その背景や製作の裏側についてお話ししてみようと思います。

今回のお話の背景

まず、freeeでは「ミッションを実現するためにはメンバーの一体感が不可欠」という想いから、その象徴として創業時からロゴ入りのTシャツを作り続けています。

ただ、半袖のTシャツだと冬場は寒いので、毎年秋になるとオリジナルウェアをイチから作っています。今年(2021年)は以下の3つを企画しました。
※それぞれ別チームとして独立して企画しています

今年は三種類

1と2は、「オフィシャルで着れるもの」や「社内に新ブランドを浸透させるため」など、ある程度は運営側の狙いがあります。

一方、3の「アソビゴコロ企画」は、運営側の思惑や制約条件は取り払って「王道からは少し離れた、アソビゴコロのあるデザイン」というコンセプトのもと、完全に自由に製作できる枠になります。

今回、nyariさんに誘っていただき、3のアソビゴコロ企画のチームに参加しました。アソビゴコロ企画では、過去には女性メンバーが思わず着たくなるfreeeパーカーfreeeの価値基準を刺繍したフリースジャケット究極のルームウェアなど、とても会社のコーポレートウェアとは思えないクオリティーのものが製作されてきた歴史があります。

そのアソビゴコロ企画で、今年作ったものが「タイダイ染めのロングスリーブTシャツ」でした🎉

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「すごく良いものができたな〜!!(自画自賛)」という気持ちなのですが、アウトプットとしては見ての通りシンプルで、「タイダイ染めしたボディーを仕入れてきて、そこにfreeeのロゴを載せる」というもので、”それだけ”と言ってしまえばそれだけです。

ただ、アウトプットとしてはシンプルだったものの、企画する過程は思っていた以上に大変でした。
その過程をくわしくお話ししようと思います。

議論が行き詰まる

当初、「背景や目的の認識合わせ→要件定義→デザイン」のような企画のお作法をまったく知らなかったので、tottsuさんのこの記事のように、きちんとした流れで進められるはずもなく、「どんなのを作ろう?」というアイデアベースで議論が始まりました。

「スカジャンは?」
「コーチジャケットは?」
「ロンTは?」
「ロゴを袖に入れてみる?」
「バックプリントはどう?」

いろんなアイデアを出す中で、「結局こういう要素が必要だよね」となったものは以下の3つでした。

①値段が高すぎないこと
「一着の服にどれくらいお金を出せるか」という感覚は人によって違うので、社内の多くの人に購入してもらうには、高すぎない値段設定をしなければいけません。インナーだとMAX5000円かなと思います。

②生地がそれなりにしっかりしていること
社内には「仕事の日は毎日のようにfreeeTシャツを着る」という人が結構います。(中には、「freeeのロゴが入っている服しか持っていない」という猛者も....!)このような人のことも考えると、ヘビーユースに耐えられるように、しっかりした生地を使うこともポイントです。

③外で着ていても恥ずかしくないデザインであること
あくまでコーポレートウェアなので、freeeとわかるもの(ロゴなど)をデザインとして組み込む必要があります。ただ、あまりにも大々的にfreeeということが分かる服だと、人によっては「ちょっと外では着にくいな….。」となってしまいます。

この①〜③を満たしつつ遊び心を入れる、という方向性で議論をしていましたが、ふと気付いたら、通年作っているTシャツとあまり変わらないデザイン案になり、「これ、いったい誰が買うんだろう....?」となってしまったので、いったん議論を白紙にもどすことにしました。

なにがまずかったのか?

ここまでの議論でまずかったのは、①〜③を満たすことが価値だと思っていたことでした。冒頭で述べた同時並行で企画しているウェアも、定番のTシャツも①〜③を満たすので、ほとんど差別化できません。

つまり、①〜③を満たすことは、あくまでただの前提であって、価値ではないということです。①〜③を満たしつつ、まったく別のところで突出した価値を作らないと、他にもラインナップがある中で、あえてお金を出して買おうとはならないはずです。

軌道修正して、なんとか形に

じゃあ、この「価値」をアソビゴコロ企画でどう作ろう?という観点でコンセプト自体から考え直しました。

みんなで話し合った結果、「今年のfreeeといえばやはり、ブランドが新しくなったことが最も印象的な出来事だよね」というところから「ブランド刷新のムードを、遊び心をもって感じられること」をコンセプトであり、価値に置くことにしました。(2の新ブランドアレンジとちょっとかぶるので、こじつけ感はありますが....w)

そこで、新しく作られたブランドコアの「自由」「解放」という要素を感じられるデザインってなんだろう...…..となったときに、パッと思いついたのがタイダイ柄でした。

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freeeのブランドコア

ただ、タイダイには「自由」「解放的」というイメージもありますが、どちらかというと一般的には「派手」「ヒッピー」という印象の方が強いです。

でも、落ち着いた柄で大人っぽく着れるタイダイならいけるんじゃないか!と思い、提案してみたところ........

投稿のスクショ
チームのみんなの反応の様子

「染色という今までになかった発想」「ど真ん中じゃない感じ」がアソビゴコロに通じる、という点でチームのみんなに好評で、これでいこう!となりました。
タイダイ染めは、たまたまインスタグラムで見つけた「JAVARA(ジャバラ)」さんというお店に依頼をしました。染色にこだわって、洋服や雑貨を作られているお店です。freeeらしさのある色合いをタイダイで表現したい、という意図をJAVARAさんに伝え、何通りもサンプルを作っていただき、その中で一番freeeにぴったりな色合いを選びました。

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そしてサンプルをみた時、思っていた以上の染色のクオリティーにかなり興奮しました。どれくらい興奮したかというと、もともとnyariさんにお願いしようと思っていた製作発表会*の登壇を、気付いたら自分でやっていたくらいですw
(*毎年どこかのお昼休みの時間をもらって、オリジナルウェアの製作発表会をしています)

最後にfreeeのロゴをプリントし、ついに完成!
freee史上初の、染色ウェアが誕生しました🎉

カラーはグレーとブルーの二色展開にしましたが、両色とも大人っぽく、かつfreeeらしさのあるナイスな色合いに仕上がったと思います。
JAVARAさん、ありがとうございました!!!!

そして素敵な着用モデルも見つかり、なんとか販売までたどりつきました。

本番スナップ棒立ち

製作発表会のあと社内で受注をとってみた結果、なんと受注枚数ピッタリ100枚!内訳もグレー42枚、ブルー58枚と、ほぼ均等の人気でした。

ただ、「スウェットだったら買ったのに、、」という声がちらほらありました。

ロンTにするかスウェットにするか、はたまた両方作って選べるようにするか、もっと議論すればよかった……という後悔もありますが、ひとまず無事形にできてよかったです。

本番スナップ向かい合い

来年はどんなものができるのか、いまから楽しみです〜!

・・・・・

冒頭で「3つの企画がある」とお話ししたうち、2つ目は96さん(本業はUXデザイナー)が中心となり制作していました。
たくさんのデザイン案の中から、商品化するものを"社内オーディション形式"で決めるという、これまたfreeeらしい面白いストーリーなので、こちらもぜひご覧ください!


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hiro
freeeのカスタマーサクセスで企画をしています(新卒2年目)/仕事の振り返りを定期的に書いています。つまづいたところも包み隠さず共有して、ストーリーとして面白い記事を書くことを心がけています🐣