ハイブリッド型授業を日本語上級クラスでやってみたら?

今日、私は日本語学校の上級クラスで、初めてハイブリッド型授業をやった。

この授業のことは先週、文章にしている。

授業の感想を一言でどうぞ!と言われたら、まずは「楽しかった!」

その理由は?と聞かれたら、「目の前に学生たちがいるからだ」と即答できる。

今日、教室で授業を受けた学生は7名。この中の2人は去年も教えた顔見知り。後の5名はZoomでは何回も会っているが、実物とは本日が「初めまして」。何とも不思議な初対面だ。

Zoom百見は実物一見に如かず。(「百聞は一見に如かず」ではなくて)

画面で見ている姿と、実物は同一人物でありながら全く違う。きっと背が高いだろうなと思っていた彼は、意外にも小柄だったり。Zoomの時は声がやや高めだと思っていたら、実際はすごいハスキーボイスの彼女だったり。

何よりも生身の学生たちを相手にしていると、当然ながら反応があり、アイコンタクトもしっかりすることができる。お互いの血が通っている感覚だ。

こうなると、学生達のエネルギーを余すことなく感じられるので、「楽しい」のである。もちろん、Zoomの学生たちもほっとけないので、PC画面見て、目の前の7人見てと忙しい。声や、聴解の音声はきちんと聞こえているか、板書の位置はこれで全員が見えるかと、気を配る点は多い。

しかし、無人の教室でパソコン相手に授業していたのとは、疲労度が全く違う点が自分でも面白いと思った。教師と学生がお互い同じ空間を共有するだけで、こうも疲労度、モチベーション、感覚が違うのか・・・これは、私だけが感じていることなのかもしれないが。

とにもかくにも。ハイブリッド型授業は、まだまだ続く。しっかり目の前の学生たちを見ながら、パソコンの中の学生達と共に、「今日も受けられて良かった授業」と思ってもらえるような授業を提供していきたい。


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