【企画】私の心に残る旅～万里の長城を改めて知った驚き
私が北京で日本語を教えていたときに行った場所なので、厳密にいうと「旅」ではないかもしれません。でも、滞在中に行ったこの場所を私の人生の中での「旅」とさせていただきたいと思います。
さて、あまりに有名すぎる「万里の長城」。もちろん知ってました。写真やネットを見て。
ただ、これは知っていたことにはならなかったのです。実物を見ていなかったから。
初めて万里の長城を見たとき、うねうねと続く城壁の長さ、スケールの大きさに圧倒され、思わず倒れそうになりました。
この、オーラは何？どこまで続いていくのだろう？ひょっとして天国？いや地の果てまで？
多くの？？？？が私に襲い掛かってきたのです。でも、何もわからない。
ただ一つわかったことは、写真を見ただけでは、何も知っていることにはならないということでした。名前を知っているだけだったのです。
実際に息を切らせながら、アップダウンの激しい城壁を歩き、そこに吹く風を受け、悠久の歴史の息吹に触れ、ここにしか感じられない、においを嗅ぐ。これで初めて万里の長城の中に、自分が入り込んだのだとわかりました。
万里の長城との一体感。何か、ながい歴史の中に自分もさりげなく“出演”している気分。あ～、いいなあ・・・（ちょっと自己満足）
城壁にもたれながら、延々と続く城壁を見ていると、何て自分はちっぽけな存在なんだろうとの思いが渦巻き、日々の悩みなんてぶっ飛んでいくのがわかりました。
日々、生きているだけで素晴らしい！
そんな思いにさせてくれた万里の長城。北京滞在中には、懲りずに3回も行きました。
生きるエネルギーと、思わず下を向きそうなときでも、前を向くことの大切さを教えてくれた万里の長城。また行きたいなあ・・・
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